ごみ収集作業員として活動しているお笑いコンビ「マシンガンズ」の滝沢秀一(46)が31日、「X」(旧ツ...
08/31 12:49 東スポWEB
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ごみ収集作業員として活動しているお笑いコンビ「マシンガンズ」の滝沢秀一(46)が31日、「X」(旧ツ...
08/31 12:49 東スポWEB
ごみ収集作業員として活動しているお笑いコンビ「マシンガンズ」の滝沢秀一(46)が31日、「X」(旧ツイッター)を更新。スケートボードがごみとして出されたことに苦言を呈した。
滝沢はごみとして出された、下の部分が折れたスケボーの画像を貼付し「スケボーは粗大ごみです」と指摘。
続けて「30センチ(地域によって50センチ)以上のものは粗大ごみとして申し込まなければなりません。大事だったものだと思うので、最後はポイ捨てせずにちゃんと処理をしましょう!(粗大ごみがない地域もありますので、その場合、指示に従って出してください)」と責任を持って処理するよう訴えた。
兵庫県芦屋市の高島崚輔市長は28日、市の将来のごみ処理のあり方について神戸市との協働を模索すると明らかにした。芦屋市は以前、西宮市と共同で新施設の建設を検討したが、費用負担などをめぐり頓挫。今後、単独での建て替え計画と並行しながら、神戸市との連携についても探る。
田原市は九月一日、自力で家庭ごみを集積所に運べないお年寄りや障害のある人を対象に「高齢者等ごみ出し支援事業」を始める。ピンク色のごみ袋「ささえあい専用袋」を導入し、ホームヘルパーなどの支援者が収集日前日にごみを出せるようにする。市によると、こうした専用袋の導入は東三河で前例がない。
自力でごみ出しをできない高齢者や障害者はヘルパーなどの支援者が集積所に運ぶ。しかし、ごみを出す時間は当日午前六~八時と決まっており、ヘルパーらの負担になっていた。ヘルパーが自治会の許可を取って前日に出す場合でも「見知らぬ人が前日に捨てに来ている」と苦情が入ることがあったという。...
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函館市は、家庭から排出されたごみのうちプラスチック容器包装が適正に分別されているか、本年度の調査結果をまとめた。適正に分別された割合は重量比で91・29%となり、前年度より4・76ポイント改善した。90%を超えたのは2020年度以来、3年ぶり。...
共同通信, Kyodo
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日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震で深刻な津波被害が想定され、国が対策の「特別強化地域」に指定した108市町村のうち、地震や水害に伴う災害ごみの処理計画を策定したのは38%にとどまることが30日分かった。全国では72%が策定済み。9月1日で発生から100年となる関東大震災もがれき処理が被災地の重荷となった。海溝沿いで巨大地震が発生すれば、復興への影響が懸念される。早期の計画策定に向け、政府は沿岸部の自治体を重点支援する。
環境省公表の2022年3月末時点の策定状況を集計した。処理計画には収集方法や仮置き場の選定基準、リサイクルの手順などを盛り込む。
【共同通信】
プラスチックごみが適切に処分されず、道路などに散乱すると、雨水で流されて川や海の汚染につながる。環境汚染の解決に向け、AI(人工知能)を活用して市街地などのごみの分布を把握し、対策に生かそうという研究が国内で加速している。
●事業者が路上を撮影
「ここが特に(路上の)ごみが多いエリアです」。環境ベンチャー「ピリカ」(東京都)の小嶌不二夫社長がパソコン画面を指さした。映し出されていたのは、東京都内を500メートル四方ごとに区切り、それぞれのマス目を色分けした地図。ごみが多い地点は濃い赤やオレンジ色に表示されているのだという。
地域の清掃活動などを後押ししようと、小嶌さんらは2011年からごみを拾った場所や量を記録、発信できるSNS(ネット交流サービス)を公開してきた。世界100カ国以上で使用され、これまで累計2億個以上が拾われたことが分かっているが、それでも小嶌さんは「本当にごみが減っているのか」と疑問を抱いてきた。環境中のごみ増減を把握する「ものさし」になる仕組みがなかったからだ。
水害時に出る家屋の残骸や家財道具などの廃棄物について、発生量を事前に推計している自治体は、政令市など全国の主要109市区のうち、半数にとどまることが読売新聞の調査でわかった。地球温暖化に伴い豪雨などの気象災害は各地で頻発・激甚化しており、対策が急務となっている。
続きを読む海に排出されるごみの削減につなげようと、街なかで拾い集めたごみの量や種類で得点を競う珍しいスポーツ大会が、前橋市で開かれました。
この大会は、海洋ごみの問題に取り組む日本財団などが開いたもので、27日は、主に県内に住む家族連れなど50チーム、およそ150人が参加しました。
海を漂うごみの中でも、プラスチックごみは世界全体で年間におよそ800万トンも排出されていると推計され、その8割は街なかから水路や河川を通じて海に流れ出ているといわれています。
大会では、ごみの種類や重さごとにポイントが決められていて、参加した人たちは3人1組となって、1時間の制限時間内に拾ったごみの合計点で順位を競います。
参加した20代の男性は「ごみ拾いの活動に参加するのは初めてでしたが、みんなで和気あいあいとして楽しいです」と話していました。
27日の大会では、前橋市の家族が優勝し、ことし10月に開かれる全国大会に出場することになりました。
この大会は、11月には東京で世界21か国の代表が参加してワールドカップも開催されることになっています。
プラスチックごみが適切に処分されず、道路などに散乱すると、雨水で流されて川や海の汚染につながる。環境汚染の解決に向け、AI(人工知能)を活用して市街地などのごみの分布を把握し、対策に生かそうという研究が国内で加速している。
「ここが特に(路上の)ごみが多いエリアです」。環境ベンチャー「ピリカ」(東京都)の小嶌不二夫社長がパソコン画面を指さした。映し出されていたのは、東京都内を500メートル四方ごとに区切り、それぞれのマス目を色分けした地図。ごみが多い地点は濃い赤やオレンジ色に表示されているのだという。
地域の清掃活動などを後押ししようと、小嶌さんらは2011年からごみを拾った場所や量を記録、発信できるSNS(ネット交流サービス)を公開してきた。世界100カ国以上で使用され、これまで累計2億個以上が拾われたことが分かっているが、それでも小嶌さんは「本当にごみが減っているのか」と疑問を抱いてきた。環境中のごみ増減を把握する「ものさし」になる仕組みがなかったからだ。
…
東京・豊島区できょう未明、路上に停めてあった自転車やマンションのごみ置き場などが燃える不審火が相次ぎました。きょう午前4時10分ごろ、豊島区長崎の路上に停めてあった自転車のかごに入っていたレインコート…
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宇和島・祝森 旧ごみ処理施設解体 安心求め住民が対策委 愛媛新聞自治体指定のごみ袋の値上げを巡り、各地で論争が起きている。自治体側は値上げによるごみ減量を期待する一方、生活に密着する費用の負担増へ強い反発がある。選挙の争点となる例もあり、専門家は「自治体は値上げ…
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「スクランブル」ごみ袋値上げ各地で論争 処理費節約目指すも… 生活直撃、選挙争点に|信濃毎日新聞デジタル 信州 ... 信濃毎日新聞デジタル
イベント概要
・日程 2023年8月19日(土)10時00分~12時00分
・開催場所 沖縄県中頭群中城村久場 中城モール裏ビーチ
・参加人数 1チーム3名×8チーム=24人
台風で2週後に延期になってしまったにも関わらず8チームが参加してくれた沖縄県大会。開会式のチーム点呼の時から気合が入っていたチーム「Sunny」が総量の3分の1を集める大活躍。それもそのはず、昨年のスポGOMI甲子園にも出場し、優勝チームに重量は上回るもののポイント差で2位と悔しい思いをしたチームこそがチームSunnyだったのです。しっかり作戦もたて、大量のペットボトルを拾う事にも成功。今回初出場のチームも必死に食らいつきましたが、最後までその差は縮まりませんでした。結果、チームSunnyは、ごみ総量10.936kg/1374.5ポイントを獲得し、準優勝チームに641ポイントもの差をつけて優勝。重量でも1位、ポイントでも1位という昨年成し遂げられなかった完全優勝を勝ち取りました。11月に東京で行われる全国大会でも好成績が期待されます。オリジナルアイテム賞は可愛らしくデザインされ、クリップを付けて各種ごみ袋を固定できるなど実用性も兼ねたアイテムを作ってくれたチーム「Smile」が受賞しました。当日の天候は快晴!あまりの暑さに熱中症対策として競技時間を40分に設定して行われました。沖縄らしい青空と青い海に見守られた沖縄県大会は総量32kgものごみを集め、大盛況で終了いたしました。
青い海と広い砂浜が特徴の中城モール裏ビーチ。マーメイドの石像がシンボルとして有名なビーチですが、沖縄県の東海岸にも関わらず漂着ごみ等も多い地域です。8月5日に行われるはずだった大会が台風6号直撃で延期となり、その爪痕残る状況でのごみ拾い。砂浜はもちろん、海岸に面する木々の間にもごみは散乱していました。そんな様子を見た参加者の1人から「沖縄は海に囲まれているからごみは沖縄県全体で考えたらこんなものじゃないんですよね?」と質問がありました。沖縄本島北部や離島はボランティアも少なく、高齢者も多いので拾い切れていない現実を伝えると思い悩んでいる様子でした。実際ごみを拾ってみて総量の多さ、種類の多さ、範囲の広さを実感したようで、その場での答えは出ませんでしたが、この質問をしてくれた高校生のように自分たちの身近にある海で現実に起きていることを認識してもらうこと、それを周りにも広めることで海洋ごみ問題に対して貢献していきたいと強く思いました。
「昨年2位で今年は1位。とても悔しい思いをしたので1位を取るために普段からの意識を変えていました。」
「事前の準備をしっかりしないと全国ではもっと厳しい闘いが待っていると思うので3人のパワーで乗り切りたいと思います。」
「沖縄から世界へ羽ばたく気持ちで頑張ります!応援宜しくお願いします。」
<団体概要>
団体名称:一般社団法人ソーシャルスポーツファウンデーション
URL:https://www.spogomi.or.jp/
活動内容:スポGOMI甲子園に関するイベントの開催、及び運営に必要な業務。
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
本協定は、当社グループが操業する柳泉園クリーンポートにおいて、ごみ焼却の熱エネルギーを利用して発電されたCO2フリーの電力(ごみ発電)を当社が買い取り、同市の本庁舎、小中学校を含む24の公共施設に供給するものです。同市は、本年3月「2050年ゼロカーボン社会の実現」を目指す「東久留米市ゼロカーボンシティ宣言」を表明しており、当社は、地域のごみを電気として再生し地元で有効活用する「電力の地産地消」事業を通じて、同宣言の実現に大きく貢献いたします。
ごみ発電は、地域から日々発生するごみを燃料資源として活用するため電気価格が乱高下せず、かつ太陽光発電や風力発電等のように天候や時間帯に影響されずに発電が可能という「安定性」と「CO2排出削減メリット」(同市での削減効果は年間約2,400㌧の見込み※1)を併せ持つクリーンエネルギーとして、大いに期待されております。
今回の取り組みは、当社として自治体向け7事例目となります。当社は、全国各地で当社グループが建設・運営するごみ発電を活用した地産地消電力による「地域循環共生圏」の創造、また再生可能エネルギーを活用したCO2フリー電力※2、RE100電力※3等、環境に配慮した電力供給サービスを通じて、カーボンニュートラル社会の実現とSDGsの達成に貢献してまいります。
※1 「電気事業者別排出係数(特定排出者の温室効果ガス排出量算定用)」(2023年7月18日更新)における東京電力エナジーパートナーの標準料金での排出係数(0.000456t-CO2/kWh)を基準に算出。
※2 発電する際にCO2を排出しない電力。
※3 RE100(アールイー100)とは、国際環境NGOのThe Climate Groupが2014年に開始した国際的な企業連合体で、企業が自らの事業に使用する電力を再エネで100%賄うことを目指す国際的なイニシアティブ。「RE100電力」は、このイニシアティブで求められる要件(発電所の種類等)を満たす電力。
【案件概要】
電力小売事業者 |
日鉄エンジニアリング株式会社 |
施設概要 |
ごみ発電施設 (発電所名:柳泉園クリーンポート) ・発電能力 6,000kW ・焼却能力 315㌧/日(105㌧/日×3炉) |
電気供給期間 |
2023年10月1日~2027年3月31日 |
【参考1】日鉄エンジニアリングの電力事業について
当社は、電力自由化当初から電力事業に取り組んできた老舗の小売電気事業者です。製鉄業により培われた発電所の操業ノウハウ※4と、エンジニアリング業によるエネルギープラント※5建設ノウハウや環境ソリューション技術を活かし、エネルギーに関する安定的かつ先進的なソリューションを提供しています。
また、ごみ処理施設の設計・施工・操業を担うプラントメーカーとして、ごみ処理と一体となった地産地消電力事業を各地で実施しています。
※4 日鉄グループが保有する発電設備は、大手電力及び電源開発株式会社を除く民間事業者として日本最大規模。
※5 ごみ発電/バイオマス発電/風力発電/工場等のオンサイトエネルギー発電/地熱発電など。
【参考2】日鉄エンジニアリングの地産地消電力の事業実績
No. |
自治体名 |
施設名 |
事業開始期間 |
1 |
千葉県君津市 |
かずさクリーンシステム |
2021年2月~ |
2 |
千葉県袖ヶ浦市 |
かずさクリーンシステム |
2021年4月~ |
3 |
千葉県富津市 |
かずさクリーンシステム |
2021年6月~ |
4 |
広島県東広島市 |
広島中央エコパーク |
2021年12月~ |
5 |
千葉県木更津市 |
かずさクリーンシステム |
2022年2月~ |
6 |
埼玉県さいたま市 |
さいたま市桜環境センター |
2023年6月~ |
塩尻市を中心にしたアマチュアスキー選手でつくる「スキーチーム大門」は9月3日、松本市安曇の乗鞍岳の雪渓周辺で、ごみ拾いの奉仕活動を計画している。地元の山の愛好者として、入山するスキーヤーが放置するごみ問題を見過ごさず、自然環境を保全する。「志ある人は一緒に活動してほしい」と、奉仕活動への参加を呼び掛けている。
ベトナムの環境活動団体がゴミにあふれた川をキレイにする動画が、TikTokで270万件の“いいね”を獲得するほど注目を集めています。驚きの変貌ぶりに世界中から反響が寄せられました。
川をキレイに(ビフォー)
動画を投稿したのは、ベトナムから世界に向けて環境保護の波を広げる活動をする非営利団体「Sai Gon Xanh(TikTok/公式サイト/関連記事)」。ホーチミンの河川からゴミを収集し、廃棄物のリサイクルに取り組むほか、環境保護の重要性に対する人々の認識を変えようと活動しています。
動画には、ゴミだらけの川がキレイに片付くまでの様子が映し出されています。清掃前の川はビニール袋、発泡スチロール、ホース、ダンボールなど、雑多なゴミで覆われ、水面が見えないほどです。そこに10人程度の作業員が入り、手作業で片付けをします。
作業は本当に地道です。たらいなどを使ってひたすらゴミを地上にあげています。マスクはしていますが、決して良い臭いはしないはず。努力のかいあって、川はゴミひとつない状態になり、気持ちいい場所へと生まれ変わりました。
この動画には、「こんな綺麗なるんや」「ほんとにこういう活動してくれる人ありがとう」「感謝しかでない」といった反応が寄せられました。団体は投稿に「全世界がこの瞬間に注目することを願います(I hope the whole world looks at this moment)」とのコメントを添えています。
画像は「Sai Gon Xanh」公式TikTokアカウントより
(高橋ホイコ)
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伊勢市民らでつくる団体「新ごみ処理施設を考える会」は二十三日、地球温暖化対策として温室効果ガスの排出削減やごみ減量への注力を求める要望書を市に提出した。
要望書では、二〇三〇年度の温室効果ガスの排出量について、一三年度比で46%削減するとした国の目標を達成できるよう、ごみ減量計画の見直しを要求。プラスチックごみの焼却を減らすため、市民の分別徹底を促すことなども求めている。...
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海洋に流入するプラスチックを素材にストラップを作る催しが、鳥羽市内三カ所の宿泊施設で開かれている。海洋プラスチックを加工して再資源化している市内の「REMARE(リマーレ)」が、宿泊施設や鳥羽高校の生徒と協力して取り組んでいる。
鳥羽には伊勢湾内の海流の影響で漂流ごみが集まりやすいとされ、市によると湾内の年間約一万二千トンのうち市内に約五千トンが漂着しているという。催しはリマーレの羽根涼子さん(37)と同市安楽島町の「鳥羽ビューホテル花真珠」の女将(おかみ)迫間優子さん(42)が中心となって企画。市内の鳥羽高校の一年生も有志で指導役に加わっている。...
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産業廃棄物は、富山県内で男性が所有するビルに入居者が置いていったもので、男性は市が指定するごみ袋、276袋に入れて捨てていたということです。
スポGOMI(SPOGOMI)は「スポーツ×ごみ拾い」の略で、3人1組のチームを結成し、制限時間60分の中で規定エリア内のごみを拾い、その量や種類に応じて与えられるポイントを競う日本発祥のスポーツです。
2023年度に初開催となるスポGOMIの世界大会「スポGOMI ワールドカップ 2023」は、スポGOMIの国際的な普及を促進するとともに、国や世代を問わず海洋ごみの削減活動に参加いただく機会を日本から創出し、海洋ごみ削減の世界的ムーブメントにつなげていくことを目的として、日本財団「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として実施するものです。
<参考>
■スポGOMIとは https://www.spogomi.or.jp/
■「スポGOMI ワールドカップ」全体概要
イベント概要
・日程:2023年8月19日(土)
・開催場所:蓮政寺公園
・参加人数:1チーム3名×26チーム=78人
・協力団体
企画・支援・総括:日本財団
大会運営:(一社)くまもと海のミライ、(一社)ソーシャルスポーツイニシアチブ
協力:(株)ファーストリテイリング
全26チームが参加した熊本 STAGE。熊本ではスポGOMIが初開催ということで、初代王者を狙ってたくさんの応募がありました。応募者の中には、事前にごみ拾いや分別の練習をして臨んだチームも!
それぞれがやる気にあふれる中、「CHANGE FOR THE BLUE」の掛け声でごみ拾いがスタート!
結果、掛け声の時に誰よりも大きな声を出し、誰よりも高く跳んだ「タンクトッパーズ☆」が、ごみ総量13.93kg/1637.9ポイントを獲得し、準優勝チームに78.9ポイント差をつけて優勝しました。2023年10月に東京で行われる予定のスポGOMI ワールドカップ 2023 日本 STAGEでも持ち前のマッスルパワーで好成績が期待されます。
熊本 STAGEは、熊本市の中心市街地の蓮政寺公園で開催しました。人通りや店が多く、普段から清掃活動が行われているため一見ごみはないように見えますが、いざごみ拾いを始めてみると、植え込みの中やビルとビルの隙間に隠すように捨てられたごみが次々と見つかりました。
ほとんどのチームが拾ってきたのは壊れた傘。中には砂をかぶったゴルフクラブまでありました。
最年少で出場した男の子に話を聞くと、「子どもは重たいごみはを持ち帰ることができない!」と、悔しそうな表情をみせ、それだけ真剣に取り組んでくれているんだなと感じました。
街中にある「熊本屋台村」からは店同士で声を掛けあって8チームが出場。自分たちが店を出すエリアをきれいにして、より良いおもてなしをしたいと、隅々までごみを拾いました。その結果、2位と3位は熊本屋台村チームが好成績を収めました。
優勝できて最高に嬉しいです。感激しています。楽しそうだと思って初めて参加しました。今日参加して、普段から海洋ごみについて考えている人がこんなにも多いことを知りました。僕も全国大会に出場することを通して、海洋ごみへの意識を多くの人に伝えていきたいと思います。熊本代表として全国優勝するぞ!頑張りマッスル!!
<団体概要>
団体名称:一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ
URL:https://www.spogomi.or.jp/
活動内容:ゴミ拾いをスポーツと捉え、競い合い汗を流しながらゴミを拾うことで、健康な体づくりと子どもから大人までゴミを捨てないリサイクル習慣を意識させ、きれいで暮らしやすい街づくりに貢献し、スポーツと環境の融合を実現させ、スポーツの新たな魅力を提案することで、日本スポーツ界の発展に付与することを目的としております。
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
■日本財団について
痛みも、希望も、未来も、共に。
日本財団は1962年、日本最大規模の財団として創立以来、
人種・国境を越えて、子ども・障害者・災害・海洋・人道支援など、
幅広い分野の活動をボートレースの売上金からの交付金を財源として推進しています。
https://www.nippon-foundation.or.jp/
新潟県小千谷市は8月22日、市内時水にある可燃ごみ焼却処理施設「時水清掃工場」の老朽化に伴い、新たな処理施設を市内に建設する方針を発表した。建設候補地を2024年度末までに選定し、34年の稼働開始を目指す計画だ。
時水清掃工場は、1990年に稼働。二つの焼却炉があり、1日120トンの処理量に対応できる。小千谷市内のほか、長岡市川口地域から出る可燃ごみを処理する。ただ、ここ数年、運搬されてきたごみ...
残り294文字(全文:495文字)
粘り強い反対運動で原発建設を防ぎ続けたのに、今度は遠く離れた関西からの「核のごみ」受け入れ―。山口県
「また来たか、という気持ちじゃ」
21日、瀬戸内海に浮かぶ上関町祝島。漁港近くで旅館を営む田尾久子さん(82)は静かに語った。
島民の7割超が高齢者で、新型コロナ禍以降は中止しているが、中国電力による原発計画が浮上した1982年から島内で1300回以上続いた「月曜デモ」の列に加わってきた。「だから(原発は)できていないっていうことですよ」と胸を張る。現時点で再開するかどうかは未定だが、「右足が痛いけど、また始まれば行きますよ」と続けた。
原発予定地は島のちょうど対岸。漁港近くには、原子力関連施設を活用した町づくりは「イメージダウンにつながる」と警鐘を鳴らすポスターが貼られ、「ふるさとを守りましょう!」と殴り書きされた画用紙が添えられていた。
東京電力福島第1原発事故後、上関原発の計画が停滞する中、代替の地域振興策を望んでいた町に対し、中国電は今月初旬、使用済み核燃料を数十年間貯蔵する「中間貯蔵施設」を、関西電力と共同建設するための調査を申し入れてきた。福島原発事故後も続々と再稼働をさせてきた関電は、立地県の福井県から使用済み核燃料の県外搬出を求められ、窮地に立っている。
18日、臨時議会の場で、西哲夫町長が建設に向けた調査容認を表明した。中間貯蔵施設の建設に向けた調査に議決は必要ないが、10人の町議が意見を表明する機会があり、3人が反対を表明。当日は庁舎入りする西町長の車を反対派が取り囲み、30分ほど動けなくなる事態に発展した。
「上関原発を建てさせない祝島島民の会」代表の清水敏保さん(67)は「なんで、そんなに急ぐんか」と語気を強める。「なぜ、他の地域の核のごみをこの島に運んでしまうのか。関電の原発の再稼働を念頭に置いた出来レースじゃないか」。26日に急きょ、中間貯蔵施設に関する学習会を開くという。
22日朝、町中心部で学習会のチラシのポスティングをしていた大谷利夫さん(72)は「動揺している人が多いためか、頑張れよと励ましてくれる人も多い。原発ほど金が入らんから、というのもあるかもしれない」と語った。
祝島は、上関町中心部と1日3往復の定期便で結ばれている。だが、町民同士の行き来は少ない。観光地としての知名度もそれほど高くないため、分断や風評被害を懸念する声は多い。
祝島で育った町議の山戸孝さん(46)は「原子力施設に依存した経済振興は継続性がない。自然を生かした町づくりが必要だ」と表明しているものの、「過激な抗議活動がテレビで報じられると、『政治的な島』だとレッテルを貼られてしまうかも」と揺れる胸の内を明かす。反対運動の中核を担ったかつての青年層は60〜70代になった。
もともと、中間貯蔵施設の話が持ち上がったのは、前任の柏原重海町長時代の2019年だった。複数の町政関係者によると、前町長は施設による分断を懸念し、「議員の全員一致でなければ公にしない」と非公式に約束していたという。
前出の清水さんは「話はそこで終わっていたと思っていた」と顔をしかめる。町議会では、昨年から非公開の全員協議会が5回開催されていたが、水面下での動きが町民に伝わることはなかった。だが、昨年10月に前任町長は病気を理由に辞職し、現在の西町長が初当選した。
原発の代わりに核のごみ。今月になって急転直下した話に、多くの町民が戸惑いを感じている。原発計画自体には賛成してきた漁師歴45年の小浜鉄也さん(64)は「いきなり中間貯蔵施設と言われても、何じゃそれはという話だ」とし、「知り合いの町議でさえそんなことは口にしなかった。視察や意見交換を続けてきたなら、中国電ではなく、町として主体性を持って発表するのが筋だった」と語る。
22日、「こちら特報部」の取材に応じた西町長は、受け入れの検討を表明した理由を「過疎化などで、今のままではこの町が5年、10年先には存続できない。拙速だという気持ちは分かるが、長引かせるほど、分断は深まっていく」と説明した。
「10のうち10が賛成することはない。決めるのが首長の仕事だ」と強調。「あくまで検討で建設ではない。上関のことは上関の町民で決める。建設を決める際には議会で採決することになる」と話した。今後、予定される町主催の説明会では出席者を町民に限定する意向も示した。
◇
「中間貯蔵施設」は、原発から発生する使用済み核燃料を再処理工場に運び込むまでに一時的に置いておく施設で、既に青森県むつ市で建設が進み、原子力規制委員会による認可審査が最終段階を迎えている。計画では、貯蔵期間は最長50年で、事業開始後、40年目までに使用済み燃料の発生元の東京電力や日本原子力発電(原電)と搬出について協議することになっている。(山田祐一郎)
「これまで下北半島は国の原子力政策に翻弄され続けてきた。核燃料サイクルの先が見通せないことが住民の一番の不安だ。中間貯蔵と言いながら、実質的には永久貯蔵の場になるのでは」。こう懸念を口にするのは、市民団体「核の中間貯蔵施設はいらない!下北の会」の栗橋伸夫事務局長(72)。2000年8月、財政難に苦しむむつ市は中間貯蔵施設調査の受け入れを発表した。下北の会は、住民投票条例の制定を目指して必要数を超える署名を集めたが、市議会で否決された。「施設受け入れを巡っては住民同士の対立を生んだ。上関でも同じことを繰り返すことになる」
中間貯蔵は、東電福島第1原発事故で汚染された土壌でも実施されており、福島県双葉町、大熊町の施設には15年から汚染土の搬入が始まった。大熊町出身で「30年中間貯蔵施設地権者会」の門馬好春会長(66)は「広い意味では、汚染土も使用済み燃料も原発によって生まれたごみ。国は、経済的に困る自治体に押し付けてきた」と国の原子力政策を批判する。その上で「受け入れによって一時的に地元が潤っても、リスクは子孫の代まで続く。上関町の住民はよく考えてほしい」と訴える。
福井県内の原発の使用済み核燃料について関西電力は、中間貯蔵の県外候補地を23年末までに示すと約束しており、上関町での受け入れによって実現することになる。だが、市民団体「サヨナラ原発福井ネットワーク」の若泉政人さん(56)は「核燃料サイクルが破綻する中で中間貯蔵施設をつくれば問題を複雑化するだけだ。福井で出たごみを上関に押しつける形で、関係がこじれてしまう」と危ぶむ。「一番の解決策は、使用済み燃料を生み出さないことだ」と原発に頼らないエネルギー政策の必要性を強調した。
タンクがもう満杯でどうしようもない、だから薄めて海に捨てさせてくれという話。使用済み核燃料プールがもう満杯で燃料入れ替えができないと原発が停止、だからちょっと置かせてくれという話。どちらも同じ、ごみ捨て場がないのに開き直って、弱い地方に押しつけている話だ。(歩)
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大垣市廃棄物減量等推進審議会が二十一日、市役所であった。市は家庭ごみのごみ袋有料化が完全実施された四月以降、毎月の家庭ごみの排出量が速報値で前年同月比5・9~13・9%減少して推移していると報告した。 (今井智文)
市は燃えるごみと燃えないごみの袋を一月から有料化。一~三月は以前の「無料可燃ごみ処理券」を使って燃えるごみを出すことも可能だったが、四月以降は有料のごみ袋でしか出せなくなった。家庭から出た燃えるごみ、燃えないごみ、大型ごみなどの総量は、四月が前年同月比13・3%減、五月が13・9%減、六月が5・9%減、七月が8・3%減だった。...
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8月21日(月)11時40分現在、横須賀市の不燃ごみ等選別施設で火災が発生した。
安全を確保するのが困難と判断し、本日のゴミの持ち込みは中止となっている。
明日以降のゴミの持ち込みの再開については、公式X(Twitter)にてお知らせするとしている。
8月21日(月)11時40分現在、不燃ごみ等選別施設で火災が発生しており、お客様の安全を確保するのが困難と判断し、本日のごみの持ち込みを中止いたします。大変申し訳ございません。
明日以降の再開については、こちらのアカウントでお知らせします。ご協力お願いいたします。— 横須賀ごみ処理施設“エコミル”【公式】 (@ecomillyokosuka) August 21, 2023
Q 九州北部の離島、対馬(つしま)で、高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の処分地を選ぶ調査に応募する動きがあるそうですね。
A 対馬市議会の特別委員会が16日、地元の建設業団体などが出した文献調査の受け入れを促進する請願を賛成多数で採択しました。9月に開かれる本会議でも採択される見通しです。...
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ロイター編集
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[ジャカルタ 17日 トムソン・ロイター財団] - インドネシアの女性起業家オビー・サブリナさん(37)は毎日、プラスチックごみと格闘している。彼女が行っているのは、麺のパックやコーヒーの小袋、ストローなどを材料の一部に取り入れた環境にやさしいレンガを製造し、国内各地に供給する作業だ。
日ごろからリサイクルや環境問題への意識が高かったサブリナさんは5年前、インドネシアを悩ませている環境汚染や、大量の温室効果ガスを排出する首都ジャカルタの建設ブームへの対策として、使い捨てプラスチックを使ったレンガを作り出す、というアイデアを思いついた。
そこで、従来型のレンガを製造する実家の工場にあった機械を利用する形で、2018年に友人のノビタ・タンさんとともにグリーン建材のスタートアップ企業、レブリックスを立ち上げた。
アジアでは、より豊かになった人々が快適な生活を求めるとともに都市部の人口が急増し、インフラ整備や公共サービス、手頃な価格の住宅建設といった分野で、膨大な需要への対応を強く迫られている。
約1000万人を抱えるジャカルタでも、至る所で新しい鉄道やショッピングモール、複合レジャー施設、集合住宅、オフィスなどの建設現場に遭遇する。
一方で、住民と露天商が空き地を取り合い、市内の道路は渋滞することで知られ、定期的な洪水に見舞われる上に、息の詰まるような汚い空気が漂っている。
特にジャカルタの発展とともに追いつかなくなってきたのが、ごみ収集とリサイクルサービスだ。
ストローや菓子の包装などの使い捨てプラスチックは通常、とっくに満杯となっている埋立地に送られるか、非正規の収集業者によって燃やされるか、あるいは単純に市内の水路に捨てられてしまう。
そうした中でレブリックスは、2019年後半に使い捨てプラスチックを利用して業界基準を満たしたレンガ製造に成功。ごみと都市発展による環境汚染というインドネシアが抱える2つの課題に取り組むための突破口を切り開いた。
このレンガは、火山灰と山岳地帯の岩石、国内各地の家庭から寄付されたプラスチックごみにセメントを混ぜ合わせて造られる。従来のレンガと違って砂は含まれない。
供給先は、手頃な価格の住宅や貧困層向けの公衆衛生施設を建設する慈善団体など。サブリナさんによると、価格は相応の競争力を持つ水準に抑えられ、従来のレンガと同じぐらいの耐用性や強度を持ち、燃えないし濡れても滑らない。
レブリックスのウェブサイトには、1日当たり100平方メートル分の生産能力があると記されている。
ただ、同社の基礎的な製造技術や人手を要する機械のために生産量は限られ、レンガ需要よりも寄付されるプラスチックごみの方が多いという事態にもしばしば直面する、とサブリナさんは述べた。
それでもレブリックスはソーシャルメディアを使ってプラスチックごみの有効活用をアピールし、インドネシア政府との間では補助金付き住宅建設プロジェクトに同社のレンガを供給する方向で話し合いを進めている。
サブリナさんは「途上国として『開発するな』とは言えない。開発は続いていくだろう。だが、少なくともごみをリサイクルできれば、プラスに働く」と訴えた。
<建設セクターの責任>
建造物・建設セクターは世界全体のエネルギー関連の温室効果ガス排出量の約40%を占めており、各国にとってこれを減らすことは、気候変動対策として国際的に公約した目標を達成する上で重要になる、と業界の専門家らは述べている。
同セクターからの排出量の約半分が建設分野で、残りは建物が稼働した後の冷暖房や電力使用に由来する。
国連人間居住計画(ハビタット)の気候変動チームに属するリー・ラナルダー氏は、セメント生産だけでも世界の温室効果排出量の7%に相当すると説明。同セクターで消費された原材料の9%弱しかリサイクルないし再利用されない状況は「建設して廃棄する」という考え方につながると指摘する。
ラナルダー氏は「建造物と建設の業界は、気候変動問題やその対策を話し合う際に看過されてきた巨大な存在だ。気候危機を話題にする際に、このセクターへの現実的な対処がなされない限り、解決はできない」と言い切った。
ただ、数多くの事業者が乱立する業界を変革するのは簡単ではない。また、アジアの多くの開発事業者は利益や利便性を重視し、環境にやさしい設計や建材を導入すればコストが割高になるとの見方をしている、と専門家は解説する。
国連環境計画(UNEP)の建造物・建設専門家、ジョナサン・デュウィン氏は、環境にやさしい建材の使用は、ビルの種類によって3-5%のコスト増をもたらすと試算した。
もっとも同氏によると、ビルの運営コストが長期的には割安になるため、総合的なコストは決して大きく跳ね上がらず、環境対策を進めるほど、むしろコストは下がるだろうという。
循環型経済推進団体のニック・ジェフリーズ氏は「各国政府が環境にやさしい建造物への投資と開発拡大を約束すれば、建設労働者がそれに見合う技能を取得しようとする動機付けになる。将来、仕事が確実にあると分かるからだ」と述べた。
<建設業者は消極的>
UNEPのデュウィン氏は、業界として建設作業における新しい建材の利用を減らすことや、既存の建造物の寿命を延ばす努力の強化を推進すべきで、自然環境をうまく使った冷暖房効率の向上なども提言した。
もっとも現実は厳しい。ビクトリア大学ウェリントンで文化人類学講師を務めるイーライ・エリノフ氏は「環境にやさしいビルが少なからず建てられつつあるが、計画性が低く持続可能な原材料の割合も小さい上に、設計面でもあまり配慮がなされていないような大小さまざまのビル建設の方が圧倒的に多い」と語る。
ジャカルタでも、サブリナさんが話をした幾つかの大手業者は、環境問題よりもコストを重視する傾向がある。そうした業者は建材についても「お気に入り」の調達先を利用し、新しい建材はリスクがあると敬遠しがちだという。
しかし、サブリナさんはめげることなく、今年中にレブリックスの2番目の工場をインドネシア中部セントラルジャワに、3番目をバリ島で稼働させる計画だ。
来年には、各地の学校でプラスチックごみを認識してもらう授業を始めたいと考えている。
(Michael Taylor記者)
2023/08/20 9:30
ごみが一度に、しかも大量に排出される祭り会場。このようなごみは誰が収集・処理しているのでしょうか(筆者撮影)
新型コロナウイルスが蔓延した2020年以来、人が密集する「祭り」の開催は全国的に見合わされてきました。2023年5月から新型コロナの「5類感染症」への移行により「祭り」が再開され、「4年ぶりの開催」という言葉をよく耳にするようになりました。
祭りには多くの見物客が訪れ、そこではごみが一度にしかも大量に排出されます。このようなごみは誰が収集・処理しているのでしょうか。本稿では祭りの後のごみの行方をお伝えするとともに、今後私たちが祭りに行く際にはどんな点に注意してごみを排出したらいいのか、現場の声も併せてお伝えします。
祭りで生じるごみは、家庭から排出されるごみではないため「事業ごみ」として扱われ、祭りの主催者が処理・処分しなければならない。しかし、主催者自身が行うのは実際問題難しいため、民間の事業系廃棄物収集業者に委託する。地方自治体が祭りに協賛する場合には、自治体も協力して収集・処分することもある。
委託される事業系廃棄物収集業者に勤務する人によると、担当した都内で開催された祭りでは、次のような手順で収集・処分を行っていたという。
① ごみ対策スタッフとなり会場の複数個所にごみ箱を設置していく。その際には分別して排出してもらうよう複数のごみ箱を設置する。
② 祭りが始まると設置したごみ箱を見回り、ごみ箱が一杯になれば箱を取り替え、ごみをあらかじめ決めておいた場所に持っていき仮置きする。
③ 祭りの翌日早朝に仮置きしたごみを収集車で回収していく。
ごみが一度に、しかも大量に排出される祭り会場。このようなごみは誰が収集・処理しているのでしょうか(筆者撮影)
新型コロナウイルスが蔓延した2020年以来、人が密集する「祭り」の開催は全国的に見合わされてきました。2023年5月から新型コロナの「5類感染症」への移行により「祭り」が再開され、「4年ぶりの開催」という言葉をよく耳にするようになりました。
祭りには多くの見物客が訪れ、そこではごみが一度にしかも大量に排出されます。このようなごみは誰が収集・処理しているのでしょうか。本稿では祭りの後のごみの行方をお伝えするとともに、今後私たちが祭りに行く際にはどんな点に注意してごみを排出したらいいのか、現場の声も併せてお伝えします。
祭りで生じるごみは、家庭から排出されるごみではないため「事業ごみ」として扱われ、祭りの主催者が処理・処分しなければならない。しかし、主催者自身が行うのは実際問題難しいため、民間の事業系廃棄物収集業者に委託する。地方自治体が祭りに協賛する場合には、自治体も協力して収集・処分することもある。
委託される事業系廃棄物収集業者に勤務する人によると、担当した都内で開催された祭りでは、次のような手順で収集・処分を行っていたという。
① ごみ対策スタッフとなり会場の複数個所にごみ箱を設置していく。その際には分別して排出してもらうよう複数のごみ箱を設置する。
② 祭りが始まると設置したごみ箱を見回り、ごみ箱が一杯になれば箱を取り替え、ごみをあらかじめ決めておいた場所に持っていき仮置きする。
③ 祭りの翌日早朝に仮置きしたごみを収集車で回収していく。
このような流れのうち、どの部分を誰が担当するかはさまざまな事情により相違する。①②③のすべてを地元地方自治体が担う場合もあれば、事業系廃棄物の収集業者に委託する場合もある。
また、①と②を地元の自治会・町内会に依頼し、③のみ事業系廃棄物の収集業者に委託する場合もある。これらは祭りの規模、主催者・協賛の状況、協力事業会社の有無などといった要因により変わってくる。
なお、排出される可燃ごみは、清掃工場に搬入して焼却処理されていく。一方、ペットボトル・瓶・缶といった資源については、収集業者か中間処理業者で仕分けられた後、リサイクル業者に回されていく。
ここからは具体的な例を挙げてみてみる。
1、行政が協力する神楽坂まつりのごみ収集
「神楽坂通り商店会」が主催する神楽坂まつりには阿波踊りとほおずき市があり、翌日には一度に大量のごみが排出される。それらは、来年度からは事業系ごみとして処理することになるが、今年度まではコミュニティ活動で生じた「ボランティアごみ」として新宿区が収集している。通常の収集業務に影響が出るため、別途清掃車を用意して収集作業を行う。
神楽坂まつり阿波踊り大会(筆者撮影)
ごみには、可燃ごみ、不燃ごみ、資源が同時に出されることが多いため、いったん清掃センターに持ち帰り、清掃職員が分別している。筆者も以前仕分け作業を行わせていただいた経験があるが、一緒くたになったごみを分ける作業は臭いも生じるため、かなり過酷な作業環境となる。
神楽坂まつりほおずき市で排出されたごみ(筆者撮影)
私たちの見えないところで人々が黙々と働き、祭りの後片付けが行われている。
2、仙台七夕まつりの竹収集と環境局によるリサイクル
仙台七夕まつりで生じるごみからは「竹飾り」も排出される。可燃ごみは清掃工場で焼却するが、竹については仙台市環境局がリサイクルを行っている。
仙台七夕祭りで排出される竹(写真:仙台市環境局提供)
祭りの翌日早朝、主催の仙台七夕まつり協賛会(仙台商工会議所)からの依頼を受けた環境局がごみの収集作業を行う。主会場が中心部の商店街のアーケード内であるため、人通りが少ないうちに収集を実施する必要があることから、早朝6時からの収集作業となっている。
その他、各地元商店会などからも排出されるため、合計20カ所ほどの商店街を回って、清掃車3台とダンプ3台、約25名体制で収集を行っている。
収集した竹については、以前は紙へとリサイクルする「竹紙プロジェクト」を行っていたが、紙の市況が低迷し継続が難しくなって終了した。現在では剪定枝の受け入れを行っているリサイクル施設に搬入してチップ化し、ボイラー燃料へとリサイクルしている。2022年は3740㎏の竹をリサイクルした。
竹を収集する様子(写真:仙台市環境局提供)
祭りから生じるごみの一部をリサイクルに回してごみ減量へとつなげている。そのためにも多くの方々が裏で汗を流している。
3、町会の協力で行われる隅田川の花火大会のごみ収集
東京の夏の風物詩の1つと言われる隅田川の花火大会には過去最多の103万人を超える見物客が訪れた。見物客へは「ごみは持ち帰るように」とアナウンスされていたが、不法投棄への対策として、墨田区では、白鬚橋から両国橋あたりを中心に清掃ルートを設定し、集積所を用意するようにしていた。
そこでは、近隣町会の協力を得て、ごみ箱用の段ボールを事前に配付し、ルート上に設置してもらうとともに、町会の方々には自主警備という形でさまざまな場所に立ちながら、大会終了後、指定の場所にごみが集まるように対策を施していた。
当日深夜、その段ボールを区から委託を受けた民間の事業ごみ収集業者が収集して回わり、収集後、事業者の方で分別を行い処分していた。
大規模な花火大会の陰では、地元の自治会・町内会の方々の協力により祭りのごみの収集が行われている。その協力の背後には地元の皆さんの相当の理解が存在していることが容易に推察される。
大きな祭りであれ地元の自治会・町内会の小さな祭りであれ、一度に大量のごみが排出されてしまうため、仮置き場にはかなりの量のごみが積み上がり「ごみ山」ができる。それに便乗し、そのごみ山に祭りとは関係のないごみを排出する人々がいる。また、通常は排出してはならないごみを不法投棄する人々もいる。
阿佐谷七夕まつり(筆者撮影)
先日訪問した東京都杉並区阿佐谷の七夕まつりでは、店先でさまざまなフードやドリンクが販売されていた。そこから生じたごみは、事業系廃棄物の収集業者への委託が難しい小規模の店舗では、区が発行する「事業系有料ごみ処理券」を貼付して中杉通りや青梅街道等に11カ所設置された臨時集積所に排出するようになっていた。
祭りの後のごみ出し状況を確認したところ、有料ごみ処理券を貼付せずに排出しているごみも複数見受けられた。祭り中は収集車が商店街の中に入れないため、臨時集積所は商店街の中に居住する住民のごみの排出場所ともなっている。
そのため処理券が貼っていないごみは居住者が排出した可能性があるが、明らかに祭りの飲食店から出されたごみと判定できるものに処理券が貼付されていなかった。
中には「有料ごみ処理券」が貼付されていないごみも(筆者撮影)
また、個人の粗大ごみを便乗して排出するケースもある。知人の清掃職員の方によると、ひどい時にはテレビや冷蔵庫が排出されていたこともあったという。
杉並清掃事務所によると、今年度はビデオデッキが便乗ごみとして排出されていたとのことである。非日常の祭りのどさくさに紛れて無茶苦茶なことをする人々がいるのは非常に残念である。
祭りの後のごみ収集・処理においてポイントとなるのは、ごみがしっかりと分別されて排出されるかどうかである。
民間会社であろうが地方自治体であろうが、通常のごみ収集に見合うだけの人員体制で業務を行っているため、祭りごみの業務が追加で加わってくると、それを担うための十分な人員体制が構築できず、きめ細かな対応をするのは難しい。
大規模な祭りで一度に大量のごみが可燃ごみ・不燃ごみ・資源と一緒くたに混ざって排出されると、収集作業で作業員が不分別のごみを目にする限りは取り除けても、現実的には十分な対応ができないまま運搬・処理を進めていかざるを得ない。また、仮にするにしても場所的な制約もあり難しい。
よって、可燃ごみの中にペットボトルや瓶・缶が入れられていても、すべてを取り除くことは不可能であり、可燃・不燃・資源が混ざったまま清掃工場に搬入されているのが現実だ。
祭りのごみ収集についての実地調査や多くの関係者の方々からお話をお伺いしていくうちに、筆者は「祭り見物に行く人のごみ排出への協力」が必要であると痛感した。
まず、祭り見物に行く際には、極力ごみを出さない、会場に飲食物を持ち込む際には、持ち帰れるよう準備しておくようにする。一人ひとりのごみはわずかでも、多くの人々が排出するとかなりの量となり、それを誰かが収集してまわることになる。祭り会場で飲食できごみをその場で排出できるならば、分別ルールに従ってしっかりと排出することが必要だ。
ここ数年はコロナウイルスの蔓延防止で祭りが中止となっていたため、久々の祭りの開催は私たちをいっそう解放的にして平常心を失わせる。
しかし華やかな祭りの裏では、実に多くの人々がごみの収集・運搬、処理・処分に裏方として携わって汗を流してくれている。中にはボランティアで活動してくれている人もいる。これらの人々の存在に思考を巡らせながら華やかな祭りを見物して楽しい時間を過ごすのが必要ではないだろうか。
近年サッカー、野球、ラグビーなどの世界大会において、日本人観客がスタンドに落ちているごみ拾いをしていることが報道されていた。このようなムーブメントが祭りや花火大会でも起こればいいと願っている。
(藤井 誠一郎 : 立教大学コミュニティ福祉学部准教授)