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Sunday, August 27, 2023

プラごみ汚染の実態、AIの「目」でキャッチせよ 国内で研究加速 - 毎日新聞

プラスチック容器や発泡スチロールが交ざった漂着ごみ=長崎県対馬市で2019年8月10日、津村豊和撮影
プラスチック容器や発泡スチロールが交ざった漂着ごみ=長崎県対馬市で2019年8月10日、津村豊和撮影

 プラスチックごみが適切に処分されず、道路などに散乱すると、雨水で流されて川や海の汚染につながる。環境汚染の解決に向け、AI(人工知能)を活用して市街地などのごみの分布を把握し、対策に生かそうという研究が国内で加速している。

環境に出たごみ、増減把握難しく

 「ここが特に(路上の)ごみが多いエリアです」。環境ベンチャー「ピリカ」(東京都)の小嶌不二夫社長がパソコン画面を指さした。映し出されていたのは、東京都内を500メートル四方ごとに区切り、それぞれのマス目を色分けした地図。ごみが多い地点は濃い赤やオレンジ色に表示されているのだという。

 地域の清掃活動などを後押ししようと、小嶌さんらは2011年からごみを拾った場所や量を記録、発信できるSNS(ネット交流サービス)を公開してきた。世界100カ国以上で使用され、これまで累計2億個以上が拾われたことが分かっているが、それでも小嶌さんは「本当にごみが減っているのか」と疑問を抱いてきた。環境中のごみ増減を把握する「ものさし」になる仕組みがなかったからだ。

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