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Monday, October 31, 2022

家庭からどんなプラごみがどれくらい集まる? リサイクル実証試験:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

 家庭からどんなプラスチックごみがどれくらい集まるのか、安定的に再利用できるのか。これらを確かめるため、埼玉県幸手市は11月から来年1月まで、家庭のプラごみを回収してリサイクルする実証試験に取り組む。他の市町村に広げられないかも探る。

 県は昨年、事業者や市町村、消費者団体などに呼びかけ、プラごみ削減とリサイクルの取り組みを始めた。実証試験は昨年の桶川市上尾市伊奈町に次いで幸手市が4カ所目だが、地域や品目などを限定せず幅広く集める方式を試みるのは幸手市が初めて。

 市役所本庁舎や保健福祉総合センター「ウェルス幸手」、5カ所の公民館、勤労福祉会館、市立図書館(本館)など12の公共施設に、回収ボックスを置き、各施設の開館時間内に市民に持ち込んでもらう。

 おおむね50センチ以下のバケツ、ちりとり、洗濯ハンガー、ごみ箱、洗面器、レジャーシートなど幅広いプラごみを受け入れる。資源有効利用促進法に基づく「プラマーク」が付いたプラスチック製の容器や包装、ペットボトル、金属以外の素材とプラスチックとの複合製品、電池が入っているもの、汚れているものなどは対象外。

 集まったプラごみは、市外の業者に買い取ってもらい、整形、加工して新たな製品の材料として活用してもらう。

 県によると、実証試験を通して、持ち込まれるプラごみの量や質、再利用に回せるものと回せないものの比率などを検証する。

 市は、通常はプラマーク付きの容器、包装以外のプラごみを不燃ごみとして収集しており、実証試験中もこうした通常の不燃ごみ収集を並行して続ける。県は、幸手市民はプラごみを可燃ごみと分けて出すことに慣れているとみて、市に実証試験を持ちかけた。

 市によると、昨年度の不燃ごみは656トン。破砕して埋め立てているが、処分場はあと数年でいっぱいになりそうだという。

 今年4月には「プラスチック資源循環促進法」が施行され、プラごみの分別収集やリサイクルに取り組むことが市町村の努力義務になった。市は何ができるかちょうど検討していて、県の実証試験の要請に応じることにしたという。

 県によると、県内ではすでに少なくとも加須、所沢など5市が、プラごみを分別収集してリサイクルに回している。(佐藤純)

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飛島で海ごみロボ合宿、狙いは「関係人口」増:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

 日本海に浮かぶ山形県唯一の離島・飛島(酒田市)で問題となっている、海岸に漂着するごみの数々。回収も大変だが、高低差のある道やごつごつした岩場から運び出すのも一苦労だ。この課題を技術の利用で解決しようと、自動運転や遠隔操作で動く運搬ロボットの「実験合宿」が行われた。

 合宿は10月15、16日にあり、研究者や機械メーカーの技術者、漂着ごみ問題に関心を持つ人など10人ほどが集まった。

 参加者はまず約1時間かけて、漁網や漁具、プラスチック製品、金属製品などを拾い、運搬ロボットの「荷物」となるごみを回収。20リットルのゴミ袋で51袋、重さ90キロ分をつくった。

 島西部の荒崎海岸に持ち込んだ、平地と傾斜地の両方で走れる1号機と、農業用ロボットをベースとした2号機に荷物を積んで実走。海岸部の岩場から、30度を超える傾斜が続く高低差50メートルの遊歩道を抜け、車の入れる高台まで、自動運転と遠距離操作で運んだ。

 仙台高専の園田潤教授は、実験を通じて、1号機の改良点と2号機の性能確認ができたと評価。今後、本土側の海岸でも実験し、来年5月に予定されている飛島クリーンアップ作戦に今回の2機を改良して投入するという。

 島の西側にあり、打ち寄せる漂着ごみが多い荒崎海岸の場合、ごみを回収する海岸から、トラックが入れる農道までは、高低差が50メートルほどある遊歩道が300メートル近く続く。

 毎年5月のクリーンアップ作戦でも、この距離を人力による「バケツリレー方式」で運んでおり、作業時間の約半分は搬出に費やされていた。コロナ禍後はクリーンアップへの参加に人数制限がかかっている。

 島の人口は174人で高齢化率は79・89%(いずれも9月末時点)。「限界集落」であり、島民だけでの作業は不可能で、省力化は緊急課題となっている。

 一方で、島に移り住んだU・Iターンの若者たちが中心となり、2020年10月には、離島が抱える諸問題を様々な技術を駆使して「楽しく」解決しようという「TECH ISLAND(テックアイランド)」プロジェクトを始めた。今回の合宿もその一環だ。

 「合宿」としたのは、「ロボット」や「海ごみ問題」といったキーワードから飛島に関心を持ってくれたり、来島してくれたりする「関係人口」を増やす狙いもあったからだ。

 実際、一般参加者5人のうち2人が初来島で、「新規開拓」に成功している。(鵜沼照都)

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eスポーツとごみ拾いの融合『eスポGOMI 2022 横浜大会』開催!ごみ拾いはスポーツだ!海洋ごみ問題にチーム対抗でアタック! - PR TIMES

10月8日開催の「eスポGOMI 2022 宗像大会」10月8日開催の「eスポGOMI 2022 宗像大会」

【イベント概要】
●3人1組のチームを結成
●制限時間内に規定エリアのごみを拾い、その質と量をポイントで競い合う
●ゲーム大会で勝利したチームは、その後のごみ拾いが有利になるアイテムを獲得できる
●開催エリア:神奈川県横浜市/横浜市役所アトリウム
日時 2022年11月13日(日)10時30分~13時00分 (受付開始 10時00分~)
会場 横浜市役所アトリウム
神奈川県横浜市中区本町6-50-10 横浜市役所アトリウム内1F
アクセス みなとみらい線「馬車道駅」直結、JR桜木町駅より徒歩約3分
YouTube配信 配信日時:2022年11月13日(日) 10:25〜13:00(開会式は10:30~)
配信URL:https://youtu.be/BhpzhIsKu1c
ゲームタイトル ぷよぷよeスポーツ
プログラム 受付開始    10時00分〜
開会式     10時30分〜
ごみ拾い前半戦 10時45分〜
ゲーム大会   11時15分〜
ごみ拾い後半戦 12時05分〜
閉会式     12時50分〜
終了      13時00分

●募集要項
3名のチームを結成し、下記のお申込みフォームよりエントリーしてください。
※参加料無料
※チームでも1名様でもお申込み可能です。チームでないお申込みの場合、
こちらでチームを組ませていただく場合があります。

▶ お申込みフォーム https://forms.gle/RDHumzgmgLWYRtJJA
▶ メールでも受付しております。 espogomi@gmail.com

【大会クレジット】
主催:一般社団法人ソーシャルスポーツファウンデーション
共催:日本財団 海と日本プロジェクト CHANGE FOR THE BLUE
制作:株式会社Engi
後援:横浜市資源循環局
特別協力:ルーデンス株式会社
協力:ヨコハマ経済新聞 他
運営:eスポGOMI開催委員会(日本スポGOMI連盟/株式会社Life Reversal Gaming./横濱OneMM)

【背景】
環境省の調べによると、世界では毎年少なくとも800万トンものプラスチックごみが海に流出しており、そのうち毎年2〜6万トンのプラスチックごみが日本から流出していると推計されています(2010年時点)。
海洋ごみの7〜8割は、雨が降った際に路上のごみが川や水路に流出する街ごみが原因ですが、一人一人のごみを減らす意識や行動がまだまだ低いのが現実です。
そこで我々は、より多くの方々にこの現状を知っていただき環境意識を向上させることを目的として、若い世代や新たなジャンルの方へのアプローチが期待できる『eスポGOMI』を開催しています。開催チームも年々増加傾向で、本プロジェクトへの関心度も高まっています。

【eスポGOMIとは ~「eスポーツ」と「スポGOMI」を掛け合わせた理由~】
eスポGOMIは、コンピューターゲームによる競技型スポーツ「eスポーツ」と、ごみ拾い活動にスポーツのエッセンスを加えた社会奉仕活動「スポGOMI」を組み合わせた取り組みです。「ゲームとごみ拾いを掛け合わせたら面白いのでは?」というアイデアをきっかけに誕生しました。

持続可能な社会を作るために定められた目標「SDGs」を実現するためには、世界中がひとつになり、あらゆるジャンルからのアプローチが必要です。そこで、「スポGOMI」に世界で話題の「eスポーツ」を掛け合わせることで、ゲームを趣味とする人々や子どもたちなど、新たなジャンルの方々へアプローチを図ろうと考えました。こうして『eスポGOMI』は、全く新しい形の環境保全活動として誕生したのです。

eスポGOMIの見どころは、ごみ拾い前半戦と後半戦の間のハーフタイムに行われる「ゲーム大会」です。宗像大会でも参加者全員がゲームタイトル『ぷよぷよeスポーツ』をプレイし、白熱したバトルが繰り広げられました。

また、本大会ではごみ拾いの質と量によって獲得できるポイントが勝敗へつながりますが、ゲーム大会で勝利したチームには後半戦のごみ拾いを有利に進められるアイテムが与えられます。

しかし、ゲーム大会で勝利したチームが必ず総合優勝を果たすかといえば、そうではありません。実際に宗像大会では、ゲーム大会で敗退しアイテムを獲得できなかったチームが、ごみ拾いの実力を発揮し総合優勝を飾っています。ゲーム大会での成績がその後のごみ拾いにどのような影響を与えるのか――。この点も「eスポGOMI」の見どころの一つといえるでしょう。

<団体概要>

団体名称:一般社団法人ソーシャルスポーツファウンデーション
URL:https://www.spogomi.or.jp/
活動内容:eスポGOMIに関するイベントの開催、及び運営に必要な業務。

CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環としてが2018年11月から推進しているプロジェクトです。産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
https://uminohi.jp/umigomi/

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
 

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Friday, October 28, 2022

「ごみゼロ」徹底 徳島県上勝町に視察者続々 - 日本経済新聞

ラジオNIKKEIの新番組「支局記者が語る地域再生」は、日本経済新聞の支局、支社記者が独自の取材に基づき、地域再生の「芽」を解説します。第1回は徳島支局の管野宏哉支局長が「ごみゼロ宣言の町」で知られる徳島県上勝町の取り組みをリポートします。

生ごみは町民が自宅で堆肥化し、その他のゴミも町で唯一の収集所に持ち込んで45種類に分別するという徹底ぶり。町の人口よりも多い、毎年2000人規模の視察者がオンラインを含めて訪れます。そのほか道路と線路の両方を走れる世界初の乗り物「デュアル・モード・ビークル」の話題を紹介します。

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Thursday, October 27, 2022

石垣ごみ11市最多 20年排出量1日1人1162㌘ - 八重山毎日オンライン

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巣ごもりで生活系増傾向

 2020年、石垣市で1日1人当たりのごみ排出量が、県内11市の中で最も多いことが、市の調査で分かった。11市平均869㌘に対し、石垣市は1162㌘と高水準。要因として市は、コロナ禍で外出の機会が減りテークアウトやデリバリーの需要が増えたと推測している。

 市環境課の調べによると、12~21年の10年間、生活系ごみ(家庭から排出されるごみ)と事業系ごみ(事業活動に伴うごみ)を合計したごみ排出量は毎年2万㌧を超えている。 

 20年、11市の中で石垣市に次いで1日1人当たりのごみ排出量が多いのは、宮古島市の924㌘。最少は南城市の760㌘。さらに石垣市は21年、前年を上回る1249㌘となっている。

 また、21年の年間排出量は2万2645㌧。このうち生活系1万4817㌧、事業系7828㌧。12年前後は生活系と事業系は約半分ずつの搬出量だったが、21年は生活系が6割以上を占めるまでに。

 市によると、事業系の約4割が観光に関連するごみ。コロナで20年から入域観光客数が減り、事業系ごみの量も比例しているが、家庭からのごみが増加傾向に。市は、コロナ緊急事態宣言などで自宅にいる時間が増えたことも要因につながったとみている。

 今後、改定作業中の石垣市一般廃棄物処理基本計画の検討委員会でさらに分析を行い、排出されたごみ量の削減、再利用方法などを探っていく。計画は今年度内の改定。

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

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Wednesday, October 26, 2022

海岸に流れ着くごみの実態を把握…漂着ゴミの調査 ペットボトルなど回収「生活ごみ非常に目立つ」|FNNプライムオンライン - FNNプライムオンライン

 石川県羽咋市の柴垣海岸で、県が漂着ごみの実態を把握するための調査を実施しました。

 県は、海岸に流れ着く漂着ごみの種類や量などの実態を把握するため、毎年調査を実施しています。

 27日は県と調査に協力している市の職員や大学生などが、およそ1時間半かけて羽咋市の柴垣海岸に流れ着いたペットボトルなどの漂着ごみを回収しました。

星稜大学 池田教授:
「カップ麺だったりペットボトルだったり、生活ごみが非常に目立つし、まずそういうものを作らなかったり使わなかったり(ゴミを)出さないということを気を付けなければだめだなということ。それをみんなで意識することも大事なのかなと思います」

 ごみは分類され、県は調査結果を11月中を目途に公表した上で、海ごみを減らすための対策を講じていくことにしています。

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宇都宮市のごみ施設、再開延期 2月に火災、壁の強度「よもやの懸念」|下野新聞 SOON - 下野新聞

クリーンパーク茂原

クリーンパーク茂原

 火災事故で稼働停止中の宇都宮市のごみ焼却施設「クリーンパーク茂原」について、佐藤栄一(さとうえいいち)市長は26日の定例記者会見で「予定していた10月末までの再開は見込めない」とし、11月以降にずれ込むことを明らかにした。火災が起きた「ごみピット」のコンクリート製壁の一部の強度に「懸念される箇所が確認された」ためだという。再開時期の見通しは立っていない。

 市は詳しい調査を専門家に依頼する予定で「11月のなるべく早い時期に調査が終了するように段取りをしている」という。調査の結果次第で、新たな対策が必要になる可能性がある。

 市のごみ焼却能力の7割を占めていた同施設は今年2月、ごみを一時的にため置くごみピットで火災が発生し、ごみを焼却炉に運ぶクレーンなどの設備が損傷した。

 今月下旬の再開を目指し復旧工事を進めていたが、市環境部によると、火災の影響を受けた壁の一部をくりぬいて調べる「コア抜き調査」で、北側の壁の2カ所の強度が懸念されることが21日に判明した。目視調査や打診調査では壁に問題はなかったという。

 佐藤市長は「最後の検査をクリアできれば再開できるというところで、よもやの懸念事項が出てきた。申し訳なく思っている」と述べ、引き続きごみ削減への協力を求めた。

 再開時期について佐藤市長は「(調査で)再開しても大丈夫という結論が出るかもしれないし、1~3カ月かかるかもしれないという予測はしているが、専門家の判断による。やってみないと分からない」と述べ、明言を避けた。

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Tuesday, October 25, 2022

修学旅行にSDGsを 海洋プラごみ回収、製品化 - 八重山毎日オンライン

ペットボトルを回収する帝塚山学院泉ヶ丘高校の生徒ら。あまりの多さに驚いていた=23日午前、平野海岸

ペットボトルを回収する帝塚山学院泉ヶ丘高校の生徒ら。あまりの多さに驚いていた=23日午前、平野海岸

3社提携、循環型プログラム造成

 石垣市から漂着ペットボトルを買い取って繊維に加工している豊島㈱=名古屋市=と地元でビーチクリーンツアーなど環境保全事業を行っている合同会社縄文企画(田中秀典代表)=石垣市=、㈱日本旅行の3社が教育旅行に利用できるSDGsにつながる学びのプログラム「Tourism for Tomorrow~八重山ビーチクリーンプロジェクト~」を造成し、大阪府内の高校を22日から2日間受け入れた。新しい形の教育旅行として注目されそうだ。

 八重山諸島の海洋ごみ問題について▽事前学習▽現地でのごみ回収活動の実践▽回収したごみを繊維加工して製品化したものを学生の手に戻す―という循環型プログラム。昨年に企画されたが、新型コロナウイルスの影響で実施できず、今回初めて実現した。

 帝塚山学院泉ヶ丘高校が「豊かな自然や伝統文化が残る八重山諸島でSDGsについての見識を深め、自分事として考える意識を養う」ことを目的に2022年度沖縄研修旅行にプログラムを取り入れた。2年生325人が海洋プラスチックごみが海や生物に与える影響や回収ごみのその後を事前に学び、現地を訪れた。

 星野海岸や平野海岸で清掃活動を行い、回収したごみの分別の仕方について指導を受けた。水の入ったペットボトルに海浜の砂を入れ、どれくらいのマイクロプラスチックが含まれているか確認した。

 石垣島最北端の平野海岸。冬場の北風をまともに受け、漂着ごみが大量に漂着する海岸では「ごみのないところを探すのが大変だった」「ごみ袋がすぐいっぱいになった」とテレビで見る白浜のビーチと違う現実に驚いていた。

 回収されたペットボトルは、豊島が繊維加工してポーチに仕上げ、来年に修学旅行を迎える生徒に届けることになっている。

 活動を終え、旅行生の岡蒼馬さんは「沖縄の美しい海が汚されているようで怒りとともに悲しい気分になった」、今井娃美さんは「ほとんどが外国のものだが、日本のものもあった。周りの国と協力して解決しなければならない問題だと思った」、中嶋紗希さんは「一人一人が環境を守るという意識を持たなければならないと思った」とそれぞれ感想。

 豊島広報の佐藤菜津紀さんは「生徒たちは現実を知って夢中でごみを拾っていた。『ナイスクリーン』『ありがとう』と声を掛け合い、コミュニケーションも生まれていた。生徒たちの意識が変わっていくのを目の当たりできて良かった」と話し、田中代表は「今回のプログラムは先進的な取り組みだと思う。これからもっと増えてほしい」と期待した。

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宗像でeスポーツとごみ拾いの一体型イベント 環境保全活動の一環で - 宗像経済新聞

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宗像でeスポーツとごみ拾いの一体型イベント 環境保全活動の一環で  宗像経済新聞
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生ごみ由来のキウイ×廃棄予定ビール!?バーテンダー世界王者が作る地球にやさしいSDGsカクテル第5弾!:時事ドットコム - 時事通信ニュース

[株式会社ニュー・オータニ]

ホテル内コンポストでフードロス実質ゼロ!約60年エコに取り組む老舗ホテルから、美味しくエシカルなご提案。


ホテルニューオータニ(東京)

サステナブルカクテルシリーズ第5弾『Re.Green』
https://www.newotani.co.jp/tokyo/restaurant/capri/green/

ホテルニューオータニ(東京)のメインバー「バーカプリ」では、ホテル館内の食品残渣(生ごみ)由来の有機堆肥で育てたキウイフルーツを使用した新作カクテル『Re.Green』を2022年12月6日(火)~2023年1月31日(火)までの期間限定で販売いたします。

世界チャンピオンが手掛ける、サステナブルカクテルシリーズ第5弾

世界最大級のバーテンダーコンペティション「ディアジオワールドクラス2019」で部門優勝、総合第5位を勝ち取った吉田 宏樹が、カクテルを通してSDGsに取り組む『サステナブルカクテルシリーズ』


シリーズ第5弾では、ホテル館内のレストランから出る食品残渣(食品廃棄物)由来の有機堆肥を
使用して栽培された"キウイフルーツ"を主役に、カクテルとしての美味しさを追求した新作をご用意いたします。

生ごみを"修復"し美味しいカクテルに!廃棄物から生まれた、キウイフルーツのカクテル『Re.Green』


ホテルニューオータニでは館内37店舗のレストラン&バーから1日約5トンの食品残渣が排出されますが、そのすべてを有機堆肥へと変えるコンポストプラントを1999年より館内地下に導入。契約農家の方々と連携することで循環型リサイクルシステムを構築し、生ごみの100%リサイクルを実現しています。


新作カクテル『Re.Green』はそのコンポストで生まれた有機堆肥育ちのグリーンキウイを使用し、ビタミンと食物繊維豊富な、環境と身体にも優しいエコ&ヘルシーカクテル。
キウイと合わせるのは、バーの営業で1日当たり約500ml余るビールを使用したオリジナルの「ビアスパイスシロップ」。ウイスキーをベースにグレープフルーツジュースやトニックウォーターを合わせ、ジューシィーで奥行きのある一杯に仕上げました。ウイスキーを使用しない微アルコールもご用意しておりますので、お酒の弱い方もお愉しみいただけます。

廃棄予定ビールをシロップにリユース!「ビアスパイスシロップ」でフードロス ストップ!


通常廃棄となるバーの営業で1日当たり約500ml余るビールに、シナモンやバニラ、クローブなどのスパイスと、レモンとライムの柑橘を加え煮沸しアルコールを飛ばします。
そこに砂糖を加え粗熱を冷ましてから冷蔵庫で寝かし、約1日冷やしたあとコーヒーフィルターで漉すと、甘味とスパイス特有の辛味を感じる「ビアスパイスシロップ」が出来上がります。
オリジナルのコーディアルを使用し、キウイのフルーティーな味わいに深さが加わった一杯に仕上げました。

「地球に良いことは巡り巡って人にも良いこと。環境、健康、人との繋がりをカクテルを通して作っていけたら」そんな吉田の想いが詰まったカクテルとともに、美味しくエシカルに、身近なところから自然にSDGsに触れてみてはいかがでしょうか。

バーカプリ マネージャー 吉田 宏樹(よしだ ひろき) プロフィール
2016年 第30回H.B.A. CLASSIC創作カクテルコンペティション チャンピオンシップ(総合優勝 グランプリ 観光庁長官賞)、2019年 ディアジオワールドクラス2019 ジョニーウォーカー部門優勝(総合第5位)。

サステナブルカクテルシリーズ第5弾『Re.Green』販売概要

https://www.newotani.co.jp/tokyo/restaurant/capri/green/

【料金】
『Re.Green(リ グリーン)』アルコール ¥2,500、微アルコール ¥2,000 ※サービス料別
【期間】
2022年12月6日(火)~2023年1月31日(火)
※仕入れ状況などにより、数量限定となる可能性がございます。
【提供店舗】
ホテルニューオータニ「バーカプリ」(東京都千代田区紀尾井町4-1 ザ・メイン ロビィ階)
【お問合せ】
Tel.03-3238-0035(バーカプリ 直通)

ホテルニューオータニのSDGsの取り組み


1479室、37のレストラン、33の宴会場、50を超える店舗、1万坪の日本庭園を備えるホテルニューオータニは、この紀尾井町を"1つの街”ととらえ、創業以来、循環型社会の実現に取り組んで参りました。
1964年開業時には、殺菌効果と優れた耐久性を持つヒバの木を使用した「木製受水槽」を導入。1991年には、1日約1,000トンにのぼる厨房排水をきれいな水にリサイクルする「中水造水プラント」、1999年には「コンポストプラント」を導入し、ホテル内でのエコシステムを確立しています。
今後も、「ご家族団欒から国際会議まで」お客さまのライフイベントを支える拠点として存在し続けるために、環境対策、フードロス削減、美味しく健康的な食体験の提供など、さまざまなSDGs活動を推進して参ります。

▼ホテルニューオータニのSDGsの取り組みについて詳しくはこちら
https://www.newotani.co.jp/tokyo/sdgs/

企業プレスリリース詳細へ (2022/10/25-19:16)

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ゴミ削減へ自動圧縮 「スマートごみ箱」県内4か所で運用開始|NHK 広島のニュース - nhk.or.jp

路上に捨てられるごみの量を減らそうと、県内の4か所にデジタル技術を活用して自動でごみを圧縮できる「スマートごみ箱」が設置されました。

デジタル技術を活用した「スマートごみ箱」は、中四国で初めて広島市と尾道市の4か所に設置され、25日は広島市西区の広場で発表会が開かれました。
このごみ箱は、ごみが一定の量になると上部に設置されたソーラーパネルで発電したエネルギーを使って自動で圧縮することができ、同じ大きさのごみ箱の5倍の、およそ600リットルのごみをためることができます。
通信機能も搭載されていてごみのたまり具合をリアルタイムで把握できるため、ごみの回収も効率的に行うことができて環境に優しいということです。
海洋プラスチックごみの7割あまりは路上で捨てられたごみが水路や河川を通じて排出されたものだということで、県はこうしたごみの軽減も期待できるとしています。
発表会に参加した湯崎知事は、「効果をしっかりと検証しながら、企業とも幅広く連携して海洋プラスチックごみの削減に向けて取り組んでいきたい」と話していました。
広島県は2050年までに瀬戸内海に流出する海洋プラスチックごみをゼロにすることを目指していて、今後、このごみ箱の周辺の路上に捨てられるごみの量を分析するなどして効果を検証するということです。

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楽天、「Go Green Together」の一環として「渋谷ごみゼロ大作戦」に協力し、物の循環と街の美化を目指す「渋谷リユースプロジェクト」を開始:時事ドットコム - 時事通信ニュース

[楽天グループ株式会社]

- 10月28日(金)から10月31日(月)までの期間、渋谷駅近くにリユースボックスを設置し回収した物を「楽天ラクマ」で販売 -

 楽天グループ株式会社(以下、楽天)は、楽天が推進する「Go Green Together」プロジェクトの一環として、「ハロウィンごみゼロ大作戦 in 渋谷 実行委員会(以下、実行委員会)」が主催する「渋谷ごみゼロ大作戦」(以下、本取り組み)に協力します。楽天と実行委員会は、10月28日(金)から10月31日(月)までの4日間、渋谷駅近くにリユースボックスを設置するなど、物の循環と街の美化を目指す「渋谷リユースプロジェクト」を実施します。楽天は2018年から本取り組みに協力し、今年で5回目となります。

 楽天は、今年創業25周年を迎えたことを機に、安心して暮らせる社会を次の世代へとつなぐために、環境に配慮した“グリーン”な未来を呼びかける「Go Green Together」プロジェクトを始動しました。グリーンな未来の実現には、循環経済を基軸としたビジネスの主流化、消費者のグリーンフレンドリーな選択の後押しが重要と考えられます。本プロジェクトは、楽天が提供するあらゆるサービスを通じて環境問題やサステナブル消費などを考えるきっかけを創出し、環境・社会・経済に配慮した持続可能な社会を目指すことを目的としています。

 「渋谷リユースプロジェクト」は、10月31日(月)のハロウィーン後に不用となったコスチュームなどを廃棄することなく必要とする人に繋ぐためにリユースを促進し、“グリーンフレンドリー”な消費の選択をユーザーに呼びかける取り組みです。

 「渋谷リユースプロジェクト」では、ハロウィーン時に不用品やごみを街に捨てないことなどのマナーについて、「楽天ラクマ」からユーザーへ呼びかけるほか、該当期間中には、不用になったコスチュームなどを回収する「リユースボックス」を渋谷駅近くに設置し、回収物をクリーニングした後、「楽天ラクマ」で販売する予定です。本取り組みによる売上金は渋谷区の清掃活動や美化活動に充てることで、廃棄される物の削減と街の美化を目指します。

■「渋谷ごみゼロ大作戦」について
「渋谷ごみゼロ大作戦」は、3R(リデュース・リユース・リサイクル)のコンセプトに、毎年ハロウィーン期間中、渋谷駅周辺を中心に資源やごみを回収するエコステーションの設置や、ボランティアによる清掃活動、ゴミを出さないための啓蒙など、「ハロウィンごみゼロ大作戦 in 渋谷 実行委員会」が主体となり、街の美化を目指す渋谷区が共催するプロジェクトです。例年ではハロウィーンの本番を迎える10月31日のみの活動でしたが、今年は初めて4日間の開催となります。

 楽天は、今後も「Go Green Together」プロジェクトならびに本特設サイトを通じて、グリーンな社会の実現を後押しする様々なコンテンツや施策を企画してまいります。

■「リユースボックス」概要
・実施内容:
 ・渋谷駅近くに不用になったコスチュームなどの不用品を回収する「リユースボックス」を設置
 ・回収された不用品は後日クリーニングし、楽天のフリマアプリ「楽天ラクマ」で販売
 ・売上金は2023年に実施する清掃活動や美化活動に充てる
・販売先URL(楽天ラクマ): https://fril.jp/shop/shibuya_upcycle ※11月頃出品予定
・「リユースボックス」設置日時:
 ・1日目: 2022年10月28日(金) 20:00頃~24:00頃
 ・2日目: 2022年10月29日(土) 20:00頃~24:00頃
 ・3日目: 2022年10月30日(日) 20:00頃~24:00頃
 ・4日目: 2022年10月31日(月) 20:00頃~翌8:00頃
 ※4日目のみ早朝まで活動
・「リユースボックス」設置場所: 1、宇田川交番前 / 2、ハチ公広場前※ハチ公広場前は31日のみ設置

【楽天ラクマについて】
「楽天ラクマ」は、2012年7月にサービスを開始した日本初のフリマアプリ「フリル」と、楽天で運営している「ラクマ」が2018年2月に統合して生まれました。繋ぐ力で物を棄てずに循環させる「循環の輪」を広げ、誰でも手軽に活躍できるECの世界を築くことにより、サーキュレーション市場の活性化を図り、循環型社会の実現に貢献することを目指しています。2022年5月時点で「楽天ラクマ」のアプリは3,500万ダウンロードを突破しました。

以 上

企業プレスリリース詳細へ (2022/10/25-14:16)

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Monday, October 24, 2022

ごみ分別、減量の大切さ理解 函南・西小で講座 再生利用の仕組みも|あなたの静岡新聞 - あなたの静岡新聞

 函南町は24日、ごみ分別出前講座を西小で開いた。ごみ焼却場での社会科見学を予定している4年生が受講し、事前学習としてごみの分別、減量の大切さを学んだ。

ごみの分別、減量の大切さを学んだ出前講座=函南町立西小(写真の一部を加工しています)
ごみの分別、減量の大切さを学んだ出前講座=函南町立西小(写真の一部を加工しています)


 町環境衛生課の職員が町民1人当たりが毎日出すごみと同じ重さのペットボトルを用意し、児童らは手に持ってごみの量を体感した。スチール缶は鉄製品に、新聞紙はチラシになるなど、分別によってごみが生まれ変わる仕組みも学び、リサイクルの重要性に触れた。ごみを減らすための目標として「食品ロスを出さないよう、もりもり食べる」「分別は2度、3度確認して正しく行う」などと意見を出し合った。
 職員は「おうちで家族とも話し合い、みんなで取り組んでほしい」と呼びかけた。

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プラごみを分別回収 那須塩原市できょうから実証事業 資源循環目指す:東京新聞 TOKYO Web - 東京新聞

新たに設ける回収スペースのイメージ(栃木県那須塩原市提供)

新たに設ける回収スペースのイメージ(栃木県那須塩原市提供)

 地域での資源循環を目指し、栃木県那須塩原市はプラスチックごみ分別回収の実証事業を二十五日から始める。新たな回収スペースを設け、主に可燃ごみとして回収していた製品プラスチックと容器包装プラスチックを分別回収する。集まったごみを分析して状態や材質、量などを検証し、分別品目やリサイクル方法を検討する。

 拠点は厚崎公民館で、対象は同公民館区の世帯。回収スペースは「エコナステーション」と名付け、回収箱は市ブランドキャラクター「みるひぃ」のイラストが入った木製たるなどで明るいイメージにする。

 製品プラスチックは文具、おもちゃ、使い捨てフォークやスプーンなど。容器包装プラスチックは既に分別回収しているペットボトルや白色トレーを除く有色トレーやパック、ラベルなど。実証事業は十一月末まで。

 環境省によるプラスチック資源循環のモデル形成支援事業で、全国で十二自治体、県内は同市のみの採択という。渡辺美知太郎市長は「公民館の地域活動などとも連携し、リサイクルのイメージが明るく前向きになるよう検討を進めたい」と話した。(小川直人)

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無人島へ行って…ごみ拾い活動をする理由 深刻な海ごみ問題「ポイ捨てしないで、ペットボトルが一番多い」|まいどなニュース - 神戸新聞社

ごみ拾いと言うと人目につく海水浴場で行われることが多い印象ですが、あえて誰もいない無人島を掃除する人が…。なぜ、”無人島のゴミ”なのか。その理由から、「海ごみ」を取り巻く状況と投稿者の広い視点が見えてきました。

やきさば(@YakisabaT)さんが船で向かうのは、愛媛県宇和島市の無人島「高島」。上陸する前に船の上から海岸を撮った写真にも漂着したゴミが写っています。2週間前にも清掃したばかりというやきさばさんですが、すでに大量のゴミがたまってしまい、毎回ショックを受けるそうです。

打ち上げられたゴミには、発泡スチロール製のバール(漁業用のうき)や、発泡スチロールとプラスチックのトレイ、ペットボトルなどプラスチック製のものが目立ちます。手で拾えるものばかりでなく、細かいマイクロプラスチックがたまっている場所もあり、やきさばさんはブロワー(送風機)で吹きとばし、網に集めます。

宇和島市のボランティア団体「Clean the coast(クリーン ザ コースト)」で海ごみ拾いに取り組むやきさばさんに、海ごみの現状や無人島での活動理由、そして清掃活動を続ける意義を話してもらいました。

「海岸清掃は『無人島なのに』とか、『海水浴場だから』なんて関係ありません」

――ごみ拾いのボランティアは、いつ頃、どんなきっかけで始めましたか。

「海ごみ拾いを始めたのは2020年の7月からになります。2018年に起こった西日本豪雨災害のボランティア活動で知り合った方に、海ごみ問題も深刻だと聞き、海岸清掃を共にするようになりました」

――ひと目に触れることの少ない無人島の海ごみを拾われるのは?

「海岸清掃は『無人島なのに』とか、『海水浴場だから』なんて関係ありません。地球規模で見ればほんの小さな小さなごみ処理にすぎませんが、この積み重ねが将来の地域のため、地球のためだと信じて活動しています」

――これまで掃除した場所を教えてください。

「釣り客の多く集まる九島(くしま)、みかんの産地として有名な旧吉田町にある砂浜、水産業が盛んな小池地区の海岸、夕陽がステキな下波(したば)、菰渕(こもぶち)の海岸、海はホントにキレイなのにゴミのせいで残念な由良半島の後(うしろ)地区、と今回の無人島の高島など、宇和島市全域の海岸線を活動場所としています」

「海のプラスチックごみが魚の量を超えるかもしれない」

――それぞれの場所で見つかるゴミには、どんな特徴がありますか。

「砂浜や海岸などは一般のプラスチックごみ(食品トレイや弁当の容器、梱包袋など)、消波ブロックには粗大ごみ(テレビや洗濯機、エアコンに自転車など)、人の入りにくい海岸は漂着ごみ(発泡スチロール製のバールや一般に使われる緩衝用の発泡ケース、ロープや網などの漁具)がよく見られます。発泡スチロールのバールは、岸壁や消波ブロックに波で打ちつけられて、粉々のマイクロプラスチックになり、30cmほど堆積している海岸もあります

ただ、どこの場所にでも言える事は、ペットボトルが何よりも多いです。街から流れてきたもの、近海や外国から流れ着いたもの、遊びに来て捨てて帰ったもの、ペットボトルを詰めたゴミ袋が毎回、沢山収集されます」

――ごみ拾いを継続して続けるのは大変だと思いますが…。

「このまま海ごみが増え続ければ、2050年までに海のプラスチックごみが魚の量を超えるだろうと言われています。大袈裟とかではなく、実際に海岸清掃をしていると本当にそうなるのではないかと感じています。次の世代にゴミで覆われた海を残したくない、宇和海や瀬戸内の美味しい魚をいつまでも食べ続けてほしいと願って行っています」

――ゴミを捨ててしまう人含めて、伝えたいことは?

「地球は皆さんの住む自宅です。街も海もゴミだらけだと、自宅がゴミだらけなのと同じだと思ってください。ごみ拾いしましょうとは言いませんが、まずポイ捨てしないでください。1人ひとりが適切にゴミを処理すれば、地球環境も改善され昨今の災害も減るかもしれません」

◇ ◇

環境省の「令和元年度海洋ごみ調査」によると、平成26年度から平成30年度まで国内10地点の漂着ごみを調査した結果、容積ベースでは自然物よりも人工物の割合が高い結果に。人工物の内容はプラスチック類の割合が高い地点が多かったとのこと(環境省「令和元年度海洋ごみ調査の結果について」より)。いかに考えなく、海にゴミを捨ててしまっている人がいることについて考えさせられます。

今までごみ拾いをした宇和島市の海岸や、宇和海や瀬戸内の魚についての語り口に、地元への強い想いをにじませるやきさばさん。同時に、海ごみ問題について地球全体を視野に考えて行動されています。人目に触れることのない無人島に打ち上げられたゴミも、ひとつにつながった海からきたことを思うと、無視することができないということなのでしょう。

やきさばさんが活動する「Clean the coast」は、ともに清掃に取り組むボランティアを随時募集。「興味を持たれた方は『宇和島市 Clean the coast』で検索をよろしくお願いします」とのことです。「宇和島市社会福祉協議会」や、「 宇和島 NPO センター」からも問い合わせることができます。

■やきさば(@YakisabaT)さんのTwitter https://twitter.com/YakisabaT

■社会福祉法人 宇和島市社会福祉協議会 宇和島市ボランティア・市民活動センター https://www.uwajima-shakyo.or.jp/local/volunteer.html
■特定非営利活動法人 宇和島 NPO センター 連携団体の紹介 https://uwajima-npo-center.jp/blogs/related-organizations

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・谷町邦子)

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神々の国で海洋ごみを拾うといいことあるかも!?神様に扮した鷹の爪団 吉田くんオリジナル”拾い箱”が誕生!稲佐の浜で設置式を実施しました - PR TIMES

拾い箱と制作を担当した出雲工業高校の生徒拾い箱と制作を担当した出雲工業高校の生徒

  • イベント概要
開催概要:稲佐の浜やその周辺地域で拾ったごみを入れる”拾い箱”の設置
日程:2022年10月17日(月)11時~12時
開催場所:出雲市大社町 稲佐の浜臨時駐車場
参加者:出雲市地域環境部、角健二次長、出雲工業高校 久屋宏 機械科長、機械科3年生6名、CHANGE FOR THE BLUE しまね実行委員会 事務局担当者、地元自治会関係者 ほか
制作:出雲工業高校 生徒。拾い箱の制作を担当。”箱”の側面に海洋ごみ削減に向け吉田くん風メッセージを考案し、掲載。
 
  • 「神々の国出雲 海ごみゼロプロジェクト」について
現在、出雲市と連携し「神々の国出雲 海ごみゼロプロジェクト」を実施しています。プロジェクトでは、海洋ごみ調査や、ごみを拾い入れる「拾い箱」制作と設置、日御碕観光ごみ拾いガイドツアーなど5本柱で様々なイベントを展開中です。”拾い箱”は、浜辺や路肩で拾ったごみを入れるごみ箱で、海洋ごみの削減に繋げようと、海と日本プロジェクトにより全国各地で設置が進んでいます。今回、出雲工業高校の生徒が制作を担当した”吉田君オリジナル拾い箱”は、島根県内にて初めて設置が実装されました。設置した高校生は自ら作った拾い箱で工夫した点を設置式に参加した地元自治会の参加者らに説明。「”拾い箱”の下の部分を見えるようにして、どんなごみが砂浜にあるのか観光客にも見てほしい」と話しました。

拾い箱は稲佐の浜の駐車場に設置され、砂浜には弁天島があり多くの観光客が訪れる拾い箱は稲佐の浜の駐車場に設置され、砂浜には弁天島があり多くの観光客が訪れる

  • 海洋ごみの回収、今後の設置計画

稲佐の浜やその周辺地域で拾ったごみを入れるのがこの”拾い箱”です。燃えるごみ、燃えないごみ、ペットボトル・缶にわけて投します。回収は出雲市が担当し、集まったごみは出雲市や出雲工業高校などで集計し、出雲の海洋ごみの分析に繋げます。出雲市とCHANGE FOR THE BLUE しまね実行委員会は今後、キララ多伎など市内に複数の設置を計画しています。設置式では出雲市地域環境部の角健二次長が「観光客を巻き込んだ海洋ごみの清掃活動を、きっかけに全国に発信していきたい」と意気込みを語りました。

写真左:”拾い箱”の側面には生徒が考案したメッセージ「拾ってごして、だんだん」  写真右:設置式に出席した出雲市環境政策課担当者、地元自治会担当者写真左:”拾い箱”の側面には生徒が考案したメッセージ「拾ってごして、だんだん」  写真右:設置式に出席した出雲市環境政策課担当者、地元自治会担当者


<団体概要>
団体名称:CHANGE FOR THE BLUE しまね実行委員会
URL:https://shimane.uminohi.jp/
活動内容:島根県内の海洋ごみ拾い活動や、ごみ拾いイベント、自治体や地元企業と連携した啓発活動など幅広く活動中です。

CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
https://uminohi.jp/umigomi/

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/

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Sunday, October 23, 2022

「心に残る自然体験が行動につながる」 プラごみ削減へ、環境活動家・露木さんが講演 豊岡 - 神戸新聞NEXT

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Saturday, October 22, 2022

有害ごみ(乾電池・蛍光管等)の収集について/長野県高森町 - 高森町

家庭で使用した乾電池、蛍光管、水銀使用品等の有害ごみの収集を行います。

事業所(農業含む 例:柿干し場の蛍光管、農業用機器の電池)で使用済みとなった有害ごみは、事業者自らの責任において適正に処分してください。

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Friday, October 21, 2022

不燃ごみに散弾実包か 伊賀南部クリーンセンターで発見 名張署が捜査 | 【伊賀タウン情報 YOU】 - YOU

【不燃ごみの中から見つかった散弾銃の実包とみられる物体(伊賀南部環境衛生組合提供)】

 三重県伊賀市奥鹿野のごみ処理場「伊賀南部クリーンセンター」で10月21日、不燃ごみの中から散弾銃の実包とみられる物体1個が見つかった。名張署が火薬類取締法違反の疑いで捜査している。

 施設を管理する伊賀南部環境衛生組合によると、同日午前11時10分ごろ、ごみ袋を展開検査していた業務委託先の三機化工建設の男性作業員が発見。大きさは長さ5・5センチ、直径2センチで、名張市内で19日に回収した不燃ごみに混入していたとみられる。

 同センターでは2020年2月にも、回収したごみの中から散弾銃の実包とみられる物体11個が見つかっていた。

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「粗大ごみ」収集の電子申請について | 大分県中津市 - 中津市

中津市の一般家庭から出る「粗大ごみ」の処理については、以下の3つの方法があります。

  • 方法1:直接自分で中津市クリーンプラザに持込む。
  • 方法2:中津市一般廃棄物収集運搬許可業者に委託する。
  • 方法3:市(中津市クリーンプラザ及び各支所)に電話で申し込む。(有料)

この中で、方法3の電話申し込みについて、電子申請が出来るようになりました。電子申請する場合は、以下のURLより操作を行ってください。

電子申請用URL https://logoform.jp/form/GEJZ/140080

 電子申請用QRコード 

市による「粗大ごみ」収集(電話申請、電子申請)は、色々な条件があります。

<粗大ごみ収集の条件>

  • 「粗大ごみ」の品目毎に手数料が発生します。
  • 取り壊しや引っ越しに伴う「粗大ごみ」は回収しません。
  • 玄関先まで「粗大ごみ」を出す必要があります。(屋内からの搬出作業は行いません)
  • 同時に回収する粗大ごみの数量は、5点までです。
  • 収集時の収集日・時間の指定はできません。など

詳細は、電話申請時や電子申請時に、ご確認をお願い致します。

お問い合わせは、中津市クリーンプラザ(TEL:24-5374)までお願いします。

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Thursday, October 20, 2022

石垣市 事業系ごみ、減量へ - 八重山毎日オンライン

グループワークで観光ごみの削減策について話し合う参加者ら=20日午後、石垣市役所

グループワークで観光ごみの削減策について話し合う参加者ら=20日午後、石垣市役所

観光事業者らが意見交換

 石垣市一般廃棄物処理基本計画を策定中の石垣市は20日午後、市役所で観光事業者らを対象に事業系ごみ(観光ごみ)減量に向けたワークショップを開催した。宿泊業、飲食業などから9人が参加し、ごみ排出量の削減や再利用方法について意見を交わした。集めた意見は、同計画を策定する検討委員会(委員長・大濵達也市商工会長)の中に落とし込んでいく。

 参加者は、石垣市のごみ処理の現状について説明を受けた後、グループワークで観光ごみの実態、解決策について話し合った。

 特に多かった指摘がバイキングなど料理からでる生ごみ。食品ロスを減らす取り組みは各事業所で実施しているが、顧客サービスの観点からトレー上の料理を切らすことはできない。そのため、一定量の生ごみは出てしまうという。

 対策として、家庭用のコンポストを業務用に拡大し、堆肥化を促進する提案があった。その際、行政による補助事業の適用も視野に入れる。また、食品ロスの実績に応じて市からインセンティブが出ると「各事業者でやる気にもつながる」と意見もあった。 

 ホテル内でのペットボトル削減策については、星野リゾートが導入している「ウォータージャグ設置」の声があった。施設数カ所にウォーターサーバーを設置し、専用のマイボトルを使って飲むシステム。

 保管期間3カ月を過ぎて処分対象になった宿泊客の忘れ物については「廃棄せずにリサイクル市のような場所で譲っては」というアイデアも出た。

 排出されたごみを再利用、再資源化することを共通認識とした。

 同計画は年度内に策定し、2023~32年の10カ年計画で運用していく。

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

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Wednesday, October 19, 2022

「ごみ」からできたメニューを提供する、LAのレストラン | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン - IDEAS FOR GOOD

米国サンフランシスコにオープンしたレストラン「Shuggie’s Trash Pie」。ここでは、提供されているメニューのすべてが、「廃棄食材」からつくられている。

そこにいるだけで気持ちが明るくなるような、緑と黄を基調にした、カラフルな店内。「food waste paradise(食品廃棄天国)」という標語を掲げるこのお店では、季節やその日手に入る食材によって変わるピザやサイドメニュー、ナチュラルワインが提供されている。料理には、規格外野菜から、流通にのらなかった魚、肉の切れ端まで、そのままでは「廃棄される運命の食材」が使用されているという。

レストランのオーナーは、KaylaとDavid。「不細工な」野菜をピクルスに加工し、販売する会社「Ugly Pickle Co.」を立ち上げた二人は、今回新たにShuggie’s Trash Pieを立ち上げた。ピクルスづくりの過程でさまざまな農家の人たちとかかわり、捨てられる大量の野菜を目にするなかで、レストランを立ち上げるに至ったという。

背景には、米国のおよそ4,000万人が十分な食事を手に入れられない一方で、全体の40%の食べ物が不揃いな見た目や過剰生産などを理由に廃棄されているなど、世界的に問題視される「食の不均衡」の課題がある。食品の廃棄は、気候変動にも大きく影響を与えており、気候変動に関する情報や視点を発信する団体「Project Drawdown」によると、食品廃棄による温室効果ガス排出は、全体の8%を占めているという(※1)

オランダの「Instock」やヘルシンキの「Nolla」、ロンドンの「Silo」のように、廃棄食材を使用したレストランも最近増えてきている。また日本でも、廃棄食材を利用した「もったいない食堂®︎」や「ハイキ」などの飲食店、KuradashiTABETEなどのサービスも数多く存在する。

「廃棄」という言葉からは、少しネガティブな印象を受ける人もいるかもしれないが、明るくポップな雰囲気で食品廃棄のメッセージを伝えるShuggie’s Trash Pieの取り組みからは、深刻さよりも「楽しさ」が伝わってくる。

今や、「食品廃棄や食品ロスを削減しよう。」という言葉は、多くの人にとって耳馴染みがあるものになったが、それでもつい、食品を無駄にしてしまう人も少なくないだろう。少し傷んでしまった野菜をどう調理していいかわからない……そんなとき、このレストランにあるメニューの一つ「Kakiage(かき揚げ)」のように、揚げてみたり、野菜をまとめて炒めてみたりして美味しく食べてみてはどうだろう。

食べ物一つ一つは、私たちと同じ生きた「命」。その命を無駄にしないクリエイティブな方法を、ぜひ考えてみたい。

※1 Project Drowdown- Reduced Food Waste

【関連記事】【欧州CE特集#7】クリエイティビティで食品ロスを解決。廃棄食材を使ったレストラン「Instock」
【関連記事】【欧州CE特集#13】フィンランドの廃棄物ゼロレストラン「Nolla」創業者が語る、ごみナシの秘訣
【関連記事】英国初の廃棄物ゼロレストラン「Silo」ロンドンでオープン
【参照サイト】Shuggie’s Trash Pie
【参照サイト】At this restaurant, everything on the menu is made from trash

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瀬戸内の海ごみを、陸のアクションで減らしていく。「オーシャンズX」とグリーンズが瀬戸内4県で仕掛ける“シチズンサイエンス”の可能性 - greenz.jp

海のごみって、どこからやってくるのだろう?
拾っても拾っても、ごみは増え続けていくけれど、どうしたら根本的に解決できるんだろう?

近年、海洋プラスチック問題が話題になり、ビーチクリーン活動もさかんになっています。でも、実はそれらの海ごみがどこからやってきたのかはよくわかっていないのが現状です。ニュースを見て、なんとなく「海外から漂流してきた」と認識していたり、そうした現実に無力感を感じたりする人も多いのではないでしょうか。

実際、日本海や太平洋のゴミは外洋からやってきたものも多いのですが、実は内海である瀬戸内海では、沿岸地域からのごみの流入が大部分を占めているといわれています。

つまり、瀬戸内海においては、自分たちでゴミの流入を防ぐことができれば、本当に、確かな実感を持って、海ごみを減らしていくことができるはず!

そんなビジョンのもと2021年に始まったのが、日本財団と瀬戸内海に面する4つの県(岡山、広島、愛媛、香川)のコラボレーションによる「瀬戸内オーシャンズX」です。そしてグリーンズもその一環として、岡山県で市民参加型の海ごみ対策を考えることに。

今回は、そのキックオフ記事として、グリーンズがいま企んでいることをご紹介したいと思います!

「世界の海を、瀬戸内から変えていく」

海ごみは増えつづける一方ですが、その多くは国境や市町村を越えて移動していくため、誰が回収するべきなのか、責任や役割分担が曖昧であることも、海ごみ問題のややこしいところです。

自分たちが住むまちの環境や景観を守るために、目の前のごみを拾う、言ってみれば対症療法的な活動はたくさんありますが、そもそも「ごみがない状況をつくる」という根本解決のためには、よりスケールの大きなアプローチが必要となります。

そこで「オーシャンズX」では、外からの海洋ごみの流入が少ないからこそ、自分たちごとになりやすい、そして、ごみが減少したときの成果を実感しやすい瀬戸内海を舞台に、行政、企業、地域、研究機関などさまざまなセクターを横断的につなぎ、海ごみゼロのための“瀬戸内モデル”を世界に拡げていくことを目指しています。

「オーシャンズX」の活動の柱となるのが、次の4つです。

AIや人工衛星など、最先端の研究機関による川ごみや海底ごみの「①調査研究」、企業と地域がつながり新たな価値を創造する「②企業・地域連携」、市民が主体となって海ごみについて学び、アクションを起こす「③啓発・教育・行動」、そして、実践事例の集約とガイドラインの作成を目指す「④政策形成」。

そのなかで、今回グリーンズが担当するのは「③啓発・教育・行動」の部分。キーワードとなるのが、記事のタイトルにもあった「シチズンサイエンス」です。

シチズンサイエンスって何だろう?

「シチズンサイエンス」とは、科学者と市民が協力して、プロジェクトを進めていく研究手法のこと。

銀河の写真を分類して新しい銀河を発見したり、絶滅危惧種のカエルを調査したり、数百年前の古い文献をテキスト化したり……天文学や生物学はもちろん、気象観測や考古学、人文学からアートまで、さまざまな分野で活用されています。

海外での広がりと比べて、日本ではあまり知られていませんが、NHKで「シチズンラボ」という番組がスタートするなど、これからますます注目が集まりそうな、何とも面白そうな分野なのです。

グリーンズでは、昨年度、「シチズンサイエンスの教室」と題して、「シチズンサイエンスを推進する社会システムの構築を目指して」という提言づくりに関わった大阪大学の中村征樹(なかむら・まさき)さんや、日本全国のナメクジの目撃情報を市民から募って研究している京都大学の宇高寛子(うだか・ひろこ)さんなど、さまざまな実践者にお話を伺ってきました。

「シチズンサイエンスの教室」の様子

それでは、どうして海ごみ対策のために、シチズンサイエンスが鍵となるのでしょうか? このプロジェクトに関わるNPOグリーンズ理事の兼松佳宏(かねまつ・よしひろ)は、次のように言います。

兼松 専門家の研究はとても有益ですが、どうしても難易度が高かったり、自分の暮らしと距離があったりしますよね。一方で、自分たちの興味・関心から問いを立てて、データを集めたり、その結果を専門家と一緒に分析したり、そうしたシチズンサイエンスを通じた学び合いでは、より社会的な課題を自分ごととして捉えやすくなるのではと考えているんです。

なるほど。学び合うコミュニティをつくり、一緒に調べていくプロセスそのものが、課題意識やビジョンの共有につながっていくのですね。

兼松 「シチズンサイエンスの教室」のなかで中村先生はシチズンサイエンスの可能性として、①科学研究の加速②社会との関連性の強化といった科学者目線に加えて、③市民のエンパワーメントを挙げていて。市民にとっても大きなメリットがあるんだな、と目からウロコでした。例えば、新しいルールを決めようとするときに、その進め方に違和感があったとすれば、対案を示すために根拠を自分たちで調査して、示していく“エビデンスベースの政策立案”にも、シチズンサイエンスを応用できます。

今回のテーマは海ごみ対策ですが、きっとまちづくりなどさまざまな分野に応用できるはず。僕たち自身も専門家ではないので、関わっていただく皆さんと一緒に、シチズンサイエンスを楽しんでいけるとうれしいです。

まずは、用水路のまち・岡山から

シチズンサイエンスの可能性は感じつつも、瀬戸内海の海ごみを減らすために何から始めたらよいのでしょう。

そのとっかかりとなるのが、日本財団による「瀬戸内4県(岡山・広島・香川・愛媛)の河川流域における海洋ごみの大規模発生源調査」です。

瀬戸内海沿いから流出するゴミの種別まで把握できるダッシュボード

この調査の目的は、「どこに(場所)/どのような(種類)/どれくらいの(量)」海洋ごみがあるのかだけでなく、「どこから(流入源)/なぜ(背景)」発生しているかを把握すること。その結果、瀬戸内4県といえども、それぞれに要因が異なることがわかってきました。

このなかでグリーンズが注目したのは、岡山県です。

岡山県には全国平均5倍以上の水路があるとされていますが、途中にある水門に多くのごみが溜まり、やがて海へと流出していることがわかってきました。

しかし農地の都市化や農家の高齢化によって、農業用水路の管理が手薄になっている現状もあり、「水路・水門の清掃管理を支える地域の仕組み」が求められているというのです。

水路・水門というユニークな特徴があり、課題も具体的。

そこでグリーンズが仕掛ける「海ごみ×シチズンサイエンス」プロジェクトの第一弾は、用水路のまち・岡山からはじめることにしました。

岡山の水路を見て、ヒントを見つけよう

実際に現場を見てみないことには、ということで、9月初旬、岡山県庁にグリーンズのメンバーが集まりました。

迎えてくれたのは、日本財団海洋事業部海洋環境チーム塩入同(しおいり・とも)さん。海洋ごみの研究者でありながら、オーシャンズXでは全体的なコーディネートを担当しています。

「ハレの国」をうたう岡山ですが、この日は朝から曇り時々大雨。そのおかげもあって、多くの水門が開かれていたことで、用水路の観察にはもってこいのお天気となりました。

塩入同(しおいり・とも)<写真中央>
笹川平和財団海洋政策研究所主任研究員。日本財団海洋事業部シニアオフィサー。
水産庁水産大学校(機関学科・船舶コース)卒業後、佐賀大学大学院農学研究科(有明海干潟専攻)修士課程修了。2000年より神奈川県庁にて技師として、砂浜保全・沿岸域管理・国有財産法務等を担当。2014年に日本大学大学院理工学研究科(海洋建築工学専攻)博士課程を修了。2018年G7環境・海洋・エネルギー大臣会合(カナダ・ハリファックス)政府派遣専門家。2011年より海洋政策研究財団(現笹川平和財団海洋政策研究所)研究員。

塩入さん 岡山市内の用水路は、岡山城や県庁のそばを流れる旭川から取水し、昔話『桃太郎』で”どんぶらこ”と桃が流れてきた川のモデルとされる笹ヶ瀬川に合流して、海側、児島湾へと流れていきます。

“上流”にあたるこのあたりにはごみはほとんどありませんが、少しずつ”下流”へと向かいながら、ごみがどのように増えていくのか見ていきましょう。

岡山県庁から見る岡山城と旭川

今回のルート

旭川から、西川緑道公園へ

繁華街を通る西川の途中にある取水口

旭川に架かる相生橋を出て、繁華街にある西川緑道公園の薬研堀橋という橋へ。ここには市内に流れていく最初の取水口のひとつがあります。

用水路の要所要所には水門があり、田植えの時期や大雨の時に開けられ、水量を調整しています。雨の影響か、まだ上流にあたるここの水門にも、すでに牛乳パックやペットボトルなど、これから“海ごみ”になっていくだろうごみが留まっていました。

塩入さん 岡山県には水路が4,000〜5,000kmぐらいあると言われているんですけど、歴史的に所有権が複雑で、水路や水門がどこに何基あるのか、行政も町内会もすべてを把握できているわけではないんです。まずは水路や水門の現状を把握することが対策の第一歩になりますね。

水路の上に架かる橋はゴミの集積場になっていて、そこからの家庭ゴミの流入もありそうです

西川から幹線道路、住宅街へ

遠目に見ても、水門の手前に大きなごみが溜まっているのがわかります

次に訪れたのは、笹ヶ瀬川までの中盤あたり。大きな量販店が建ち並ぶ幹線道路から少し入ったところにある水門は、ごみが溜まりやすいホットスポットになっていました。

塩入さん ごみはどんどん流れていくので、目の前から消えたら気にならなくなるかもしれませんが、実際はこういう場所に溜まっていきます。そうしたホットスポットを把握できれば、近くに清掃用の拠点をつくるといった対策を考えることができます。実際に水路に入ってごみを拾うことはハードルが高いですが、ホットスポットを見つけたらアプリで写真と位置情報をシェアするというのも、シチズンサイエンスになりそうですね。

奥に見えるのが、狭い水路からの合流地点。次々とごみが流れてきます

さらに下流へ行くと、住宅街に入ります。そこには、いくつもの水路が合流する池のような場所が。ちょうど大雨が降ったので、各地の水門が開けられたのか、ここにもかなりのごみが流れこんでいました。

塩入さん 農地が住宅地に変わったことで、用水路に関わる機会が減ってきていますし、地域コミュニティの高齢化もあって、“藻引き”と呼ばれる水路の清掃活動も減少傾向にあるようです。

みなさんごみは気になっているでしょうし、水路清掃をしたいと思っていると思うのですが、それを実際にできない理由があるはず。「どこにごみがある」といった数量的なデータだけでなく、住民の皆さんの気持ちを聞くなど、もっと生活に寄り添ったアプローチも必要だと思います。そのために、地域の未来を担う中高生にインタビュアーとして協力してもらうのも面白いかもしれません。

笹ヶ瀬川から、海へ

笹ヶ瀬川につながる最後の巨大な水門。ここも門が開かれ、多くのゴミが流れ出ていました

海ごみと用水路をめぐる旅も大詰め。いよいよ旭川から笹ヶ瀬川へと合流します。桃太郎の舞台になるほど地元の人たちにとって大切な川ですが、橋から川岸を望むと、やはり多くのごみが溜まっているのが見えました。

笹ヶ瀬川の様子

塩入さん ここまでの川幅となると、陸からは近づきにくく、一般の人による回収は難しくなります。そこで、今年の3月には、海上災害の専門家たちと一緒にボートを出して、一掃作戦を実行し、一日で約10トンのゴミを回収することができました。ただ、本来は、そこまで大掛かりな対策をしなくてもよい状況をつくっていく方が大切だと思います。

そう、そこにあったごみのほとんどは上流のどこかで流出し、水路を経て流れてきたもの。

ここまでの塩入さんの丁寧な解説を聞き、膨大なごみの量を実際に目の当たりにしたことで、塵も積もれば山となる、ひとつひとつの水門を清掃していくことの大きなインパクトも改めて実感できました。

笹ヶ瀬川から児玉湾へ。ごみはやがて瀬戸内海へと流れていきます

いざ、作戦会議!

実りの多かったスタディツアーを終えて、一行は岡山市内のミーティングルームへ。ここから、今年度の計画を立てていきます。

改めて背景を整理すると、岡山では、水路・水門の清掃管理を支える地域の仕組みが求められていました。

そして、そのために、市民参加型のシチズンサイエンスによって、水路から海へとごみが流入するメカニズムを明らかにしようと考えていましたが、もう少し地元の人たちの暮らしに寄り添った、清掃管理を担う流域コミュニティをサポートしていくが、とても重要な要素となりそう。

それぞれの気づきをシェアしていくなかで立ち上がってきたのは、次の2つのキーワードでした。

ひとつめは「海と陸をつなぐ流域意識」です。

ごみは上流から下流へと、そして海へとどんどん流れていきます。上流域では「ごみが見えなくなる」という“受益”がある一方で、“負担”は下流域に。そうした受益と負担の乖離を減らすためには、用水路の上流と下流、さらに海までの関係性をつなぎ直すこと=流域意識が大切になるのではないでしょうか。

そして、もうひとつは「コモンズとしての用水路復権」です。

江戸時代は庶民の暮らしを支え、明治時代以降は農業用に整備された用水路。言ってみれば”コモンズ”(共有資源)として欠かせない存在であった用水路も、宅地化が進んだ現在、暮らしと切り離されている実情があるのかもしれません。

とはいえ、ウェルビーイング×水路、学び×水路、観光×水路など、たくさんの資源があるはず。その価値を見直すことで、水路への関心が育まれ、美しく保つモチベーションも生まれるのではないでしょうか。

この場でも、いろんなアイデアが飛び交いました

ということで、こんなシチズンサイエンス決定

岡山の風景に欠かせない用水路こそ、海と陸をつなぐ象徴であり、21世紀の新たなコモンズだ! そんな仮説のもと、グリーンズとして仕掛けていこうと思っているのが、こちらの4つのプロジェクトです。

①上流と下流を把握する「桃型GPSフロート調査」

どこが上流で、どこが下流なの? 用水路の“流域”を把握するために、「岡山といえば桃!」ということで、アーティストや市民と一緒にデザインした桃型のフロートにGPSを搭載し、上流の1点から一斉に放流し、水が実際にどのように流れていくのかを調査します。

②上流と下流をバトンでつなぐ「プロギングリレー」

みなさんは、「プロギング」という言葉を聞いたことはありますか? スウェーデン語のゴミ拾い(PlockaUpp)とジョギング(Jogging)を組み合わせた話題のフィットネスです。この企画ではバトンやたすきを渡しながら、上流から下流の流域をつないでいくことで、ありそうでなかった用水路の流域意識を高めていくことを目指します。

③地元の中高生による「海と流域に関する人文地理学調査」

岡山市民の流域への意識、また、海への意識が、用水路のごみの分布とどのような相関関係にあるのか、人間と環境・地域との関係を考察する「人文地理学」の知見をいかして調査します。まちの未来を考えるには、未来を担う若者の力が必要! ということで、実際にアンケートを行う担い手として地元の中高生に協力いただき、地域について学ぶ機会にもできたらと考えています。

④“21世紀のコモンズ”を探す「用水路トレジャーハンティング」

21世紀に用水路が果たすべき役割とは? コモンズとしての用水路の価値を再発見するために、水路沿いのまちあるきやアイデアソンといったワークショップを開催。ウェルビーイング×水路、学び×水路、観光×水路など、新たな切り口から生まれたアイデアの実現をサポートしていきます。

雨の中おつかれさまでした!

はたして、シチズンサイエンスの力で海ごみを減らすことはできるのでしょうか。まちの人たちを巻き込む大きな実験は、はじまったばかり。

2022年10月29日(土)には、岡山市内でキックオフイベント「green drinks OKAYAMA」も開催する予定です。ぜひ遊びに来てください!

[partnered with 日本財団 海と日本プロジェクト]

(撮影:水本光)
(プロジェクト案イラスト:村崎由枝)
(撮影協力:TOGITOGI)
(共同執筆&編集:兼松佳宏)

– INFORMATION –

「環境」や「持続可能性」をテーマに、世界500都市以上で開催されている「green drinks」の岡山版「green drinks OKAYAMA」が、3年ぶりに復活!


第一回目のテーマは、「発掘!なんだかアートな岡山」。

実は、岡山には、アートな視点を持って活動している人がたくさんいて、気づけば暮らしのなかにアートが溶け込んでいたり、漂流物で制作された淀川テクニックの作品「宇野のチヌ」など、さまざまな社会課題と文化芸術をかけ合わせていたりします。

どんな人たちが、どんなことをしているの? そして、どんなことが起こってるの? まずは「なんだかアート」な岡山のいまを覗きつつ、アートの力で海の未来を守るヒントを探ってゆきたいと思います。

ゲストは、「文化芸術交流実験室」や、岡山県の文化芸術に関する人・コト・場所を紹介し化学反応を起こしていくサイト、「マイニングおかやま」を手掛ける大月ヒロ子さん(プログラムコーディネーター)と高田佳奈さん(岡山文化連盟主任)。

ゲストと来場者の距離が近いのもgreen drinksの魅力。飲み物を片手に、みんなでワイワイお話しましょう!

▼日時
10/29(土)19:00-21:30(18:30開場)

▼場所
蔭凉寺
岡山県岡山市北区中央町10−28
※駐車は近くのコインパーキングをご利用ください

お申し込みはこちら!

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からの記事と詳細 ( 瀬戸内の海ごみを、陸のアクションで減らしていく。「オーシャンズX」とグリーンズが瀬戸内4県で仕掛ける“シチズンサイエンス”の可能性 - greenz.jp )
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