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Thursday, October 20, 2022

石垣市 事業系ごみ、減量へ - 八重山毎日オンライン

グループワークで観光ごみの削減策について話し合う参加者ら=20日午後、石垣市役所

グループワークで観光ごみの削減策について話し合う参加者ら=20日午後、石垣市役所

観光事業者らが意見交換

 石垣市一般廃棄物処理基本計画を策定中の石垣市は20日午後、市役所で観光事業者らを対象に事業系ごみ(観光ごみ)減量に向けたワークショップを開催した。宿泊業、飲食業などから9人が参加し、ごみ排出量の削減や再利用方法について意見を交わした。集めた意見は、同計画を策定する検討委員会(委員長・大濵達也市商工会長)の中に落とし込んでいく。

 参加者は、石垣市のごみ処理の現状について説明を受けた後、グループワークで観光ごみの実態、解決策について話し合った。

 特に多かった指摘がバイキングなど料理からでる生ごみ。食品ロスを減らす取り組みは各事業所で実施しているが、顧客サービスの観点からトレー上の料理を切らすことはできない。そのため、一定量の生ごみは出てしまうという。

 対策として、家庭用のコンポストを業務用に拡大し、堆肥化を促進する提案があった。その際、行政による補助事業の適用も視野に入れる。また、食品ロスの実績に応じて市からインセンティブが出ると「各事業者でやる気にもつながる」と意見もあった。 

 ホテル内でのペットボトル削減策については、星野リゾートが導入している「ウォータージャグ設置」の声があった。施設数カ所にウォーターサーバーを設置し、専用のマイボトルを使って飲むシステム。

 保管期間3カ月を過ぎて処分対象になった宿泊客の忘れ物については「廃棄せずにリサイクル市のような場所で譲っては」というアイデアも出た。

 排出されたごみを再利用、再資源化することを共通認識とした。

 同計画は年度内に策定し、2023~32年の10カ年計画で運用していく。

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