静岡放送(SBS)
今週、県内のSDGsの取り組みを紹介しています。11月3日はみなさんもよく使うラップ、しかもエコなラップをご紹介します。いま世界で問題となっているプラスチックごみを減らせるかもしれない優れモノです。 静岡市に住む金沢朱美さん。エコなラップの愛用者です。 <金沢朱美さん>「(とってもエコなラップがあるそうですが?)こちらです。みつろうラップといいます。何回も洗って使えるというのが特徴になります」 みつろうラップ。「みつろう」とは、ミツバチが巣を作るとき分泌する「ろう」のことです。みつろうを布にしみこませてラップ代わりにします。オーストラリアのはちみつ農家が考えたとされるみつろうラップの最大の特徴は何度も使えるところ。地球にとても優しいキッチンアイテムです。 <金沢朱美さん>「朝作ったお弁当のおかずの残り物なんですけど、仮置きで蓋をして使っている」 日本でもプラスチックごみが問題となる中、このエコなラップがいま、注目を集めています。 <金沢朱美さん>「(このみつろうラップはどこで買ったんですか?)これ、自分で作ったんです。簡単に作れます。布も自分の好きな布を選んで作れるのがいいかなあと思ってお気に入りです」 多くの人が手作りするというみつろうラップ。どうやって作るのでしょうか。 <井手春希アナウンサー>「わたし作ったことないんですけど作れるものですか?」 <杉山亜希子さん>「どなたでもかんたんにお作りいただけます」 作り方を教えてもらうのが杉山亜希子さん。月に1回程度、ワークショップを開いて、多くの人にラップづくりを紹介しています。用意するのはベースとなる布。 <井手春希アナウンサー>「この生地にします。黄色の布で決まりです」 ここで、みつろうの出番です。 <井手春希アナウンサー>「お~」 <杉山亜希子さん>「ビーズ状になったみつろうをご用意しているんですけど」 ビーズ状のみつろうを布の真ん中に重ならないように広げます。次に低音から中温に温めたアイロンを上から当てます。 <杉山亜希子さん>「置くと蜜蝋に熱が伝わって、溶けるのが手の感覚でわかると思うんですよ」 <井手春希アナウンサー>「あ、溶けてる」 みつろうがすべて溶けたら、四隅も同じようにアイロンをあてて、布全体に染み込ませていきます。クッキングシートをはがして冷めるのを待ち、最後に好みの形に切ると。 <井手春希アナウンサー>「みつろうラップできました。すごく簡単でしたね」 出来上がったみつろうラップで野菜を包んでみました。 <杉山亜希子さん>「手の温度で柔らかくなるので、柔らかくしながら形に沿ってもらうとくるみやすいです」 ぴったり包むことができました。 <杉山亜希子さん>「ラップ一切れでも私が一枚減らすことによって地球がきれいになるんじゃないかなと思いますね。すごく簡単に作れて、簡単に使っていただけるので、多くの人に知ってもらえたら嬉しいなと思います」 地球にやさしいエコなラップがこれからのキッチンライフを大きく変えるかもしれません。
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