県民1人が2018(平成30)年度に出したごみの量は1日当たり1029グラムに上り、3年連続で全国ワースト3位となったことが環境省のまとめで分かった。全国平均(918グラム)を大きく上回っていることに加え、本年度は新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛などの影響で家庭ごみの排出量が増加傾向にあり、県は対応を急いでいる。
県はごみ削減に関する教材を配布するなど対策を進め、18年度は前年度比で13グラム減少したが、抜本的な改善には至っていない。
県によると、本県のごみ排出量は震災と原発事故を機に増加し、12~15年度は全国ワースト1位だった。原発事故による避難区域に残されたごみや事業所の片付けで出たごみなどが原因とみられるが、排出量は高止まりしており、ごみの減量が長期的な課題となっている。14、15年度の市民1人1日当たりのごみ排出量が、10万人以上の都市の中で全国で最も多かった福島市は「紙類と生ごみが多く、リサイクル可能な紙類が可燃ごみに捨てられるケースも目立つ。ごみの減量は一人一人の取り組みがあってこそだと伝えたい」(ごみ減量推進課)と話す。
県は「このままの排出量が続けば、県内の一部市町村で導入されているごみ処理の有料化も検討していかなければならない」(一般廃棄物課)と懸念を示す。食べ物が無駄に捨てられる「食品ロス」の削減に向けた取り組みを継続するとともに、今秋をめどにごみ減量化の取り組みにポイントを付与するアプリを開発、県民の意識を高める計画だ。
県廃棄物処理計画(15年3月策定)では、本年度の目標として県民1人当たり1日935グラム以下の目標を掲げる。家庭ごみについても食べ残しをできるだけ減らし、正しく分別するよう呼び掛けているほか、ごみ袋をしっかり縛るなど正しい捨て方の周知を図り、収集作業員の新型コロナ感染防止にも努める。
リサイクル率も低く
18年度の本県のリサイクル率は全国ワースト2位の12.9%で、全国平均の19.9%を下回った。県は「排出量が多く、リサイクル率が低いのが本県の傾向。幼いころからの意識啓発として、ごみダイエットの教材づくりに力を入れたい」(一般廃棄物課)としている。
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June 20, 2020 at 04:37PM
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福島県「ごみ排出」全国ワースト3位 県民1人1日1029グラム - 福島民友
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