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Wednesday, November 9, 2022

網走市・生ごみ分別ルール変更案の実施を当面見送りに/変更案には最終処分場の延命効果乏しく批判多数 - こんどうけんじ(コンドウケンジ) | 選挙ドットコム - 自社

網走市・生ごみ分別ルール変更案の実施を当面見送りに/最終処分場の延命効果乏しく批判の声多数/堆肥化率はここ2ヶ月で急上昇/網走市議会文教民生委員会

網走市議会文教民生委員会が11月9日開かれ、前回の同委員会で市側が示した「生ごみからティッシュや割り箸などを抜いて埋立ごみとする分別ルール変更案」の実施を当面見送ることを表明しました。

この変更案については当初、市側は「11月に市民説明をして12月から実施」というあまりにも拙速なスケジュール感であったこともあり、市民の皆さんの意見を伺う廃棄物減量等推進懇話会でも「これだけのルール変更で効果があるのか」「あまりにも拙速」などの意見が出されて紛糾。

前回の文教民生委員会では私も「目指すべきは埋立最終処分場の延命。生ごみからティッシュや割り箸を抜いても埋め立てるのであれば結局のところ行き先は変わらず、埋立最終処分場の延命効果は乏しい。ルール変更をするのであればティッシュのリサイクル、割り箸の処理法、さらに課題となっている紙おむつの行き先などをトータルで組み立て最終処分場の延命に明確な効果が見通せる方法を確立したうえで半年程度の時間をかけて市民の皆さんに内容を伝達すべきだ」と指摘させていただいていました。

9日の文教民生委員会において、市側からは「9月、10月の堆肥化率が77%とこれまでの60%台から上がってきている。この状況が継続するのであれば、堆肥にならず最終処分場へ持ち込む『堆肥化残さ』の量も減少するので、当面推移を見守りたい」としてルール変更案の実施を見送るとの説明がありました。

堆肥化率が上がったことを額面通り受け止めれば「良いこと」ですし、急なルール変更で市民の皆さんに負担をかけることは避けられるので、この見送りは理解をするところです。

ただ、この間、集中的に生ごみの堆肥化に取り組まれている自治体、事業者さんのお話を伺ったり、現場を見せていただいていますが、網走においては、まだまだ堆肥化率を上げられると感じています。発酵槽に生ごみを入れる際の水分量の管理、発酵槽への空気の送り込み量、攪拌のタイミングや回数、温度管理など発酵の状況をきちんと管理することに加えて、ティッシュの混ぜ込み方や割り箸を砕いて副資材化するなど工夫の余地もあります。

生ごみ堆肥化率の更なる向上に向けた調査も引き続き行い、最終処分場の延命に向けて力を尽くしてまいります。

アーカイブはコチラです。
https://youtu.be/gx1NslzurLE

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#将来に負担を残さない未来志向の手法を

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