高田純一
近畿大付属和歌山中の3年生185人が22日、和歌山市の加太海水浴場で流れ着いた海洋プラスチックごみを調べ、回収した。生徒自身で考えた環境保護の取り組みで、1年生のときから市内の海岸で回収や調査を重ねてきた。
3年生はコロナ禍で、入学翌日から約2カ月の休校に。体育祭なども中止になるなか、何か課題に挑戦したいと目を向けたのが身近にある海だった。
生態系に影響を与える海洋プラスチックごみを5カ所の海岸で集めて調べ、データを環境団体に提供する「海チャレンジ」を計画。2020年10月の片男波を皮切りに、友ケ島など4カ所を調べてきた。
最後の調査地の加太でもプラスチック片や釣りの浮きなどが目に付き、生徒たちは目をこらして集めた。西川泰広さん(15)は3Dプリンターで自作した器具を持参した。細かい網目を備え、砂を入れてふるうとプラスチックが残って回収できるという。「軽くて小さなマイクロプラスチックを取り残したら生物に影響を与える」。前川茉里恵さん(14)は「学校は勉強するだけのイメージが強かったけど、こういう活動もできて自分の視野を広げられた」と話した。(高田純一)
からの記事と詳細 ( コロナ禍の環境保護、海洋ごみの調査と清掃、和歌山の中3生:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル )
https://ift.tt/szkZP2B
No comments:
Post a Comment