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Wednesday, November 23, 2022

約550キロの漂着ゴミを回収し、ペットボトルごみをポーチに循環!豊島、縄文企画、日本旅行の3社が高校生と「SDGsを学ぶ修学旅行」を実施 - PR TIMES

当日は、石垣市の年間の漂着ゴミ処分量*1 の1/100にあたる約550キロの漂着ゴミを回収。回収したゴミの内、ペットボトルごみは「UpDRIFT」のしくみで糸へ生まれ変わっていきます。また本活動の記録として、参加した2年生たちがオリジナルデザインのポーチを製作。ポーチの一部にはUpDRIFTの糸が使用されています。*2
3社協同のこの取り組みを通して、環境問題を考える循環の輪が未来に拡がっていくことを目指しています。

*1…令和3年度の石垣市の漂着ゴミ処分量は約52トン(ペットボトルを除く)。そのうちの約8割がプラスチックごみ。
*2…在庫されているUpDRIFTの糸を使用。

 
  • 実施の様子
このたび、SDGsの貢献に取り組む3社は、未来を担う学生たちに環境問題について考えるきっかけ作りを提供したいという思いが一致し、本プロジェクトの始動に至りました。
第一回目の開催となる今回は、修学旅行期間中の大阪府帝塚山学院泉ヶ丘高等学校の高校2年生311名が石垣市の星野海岸にてビーチクリーンを実施し、2日間で石垣市の年間の漂着ゴミ処分量の1/100にあたる約550キロの漂着ゴミを回収できました。 (回収の内訳:プラスチックごみ450キロ、ペットボトルごみ100キロ)

生徒達はビーチに漂着している多くのゴミを目の当たりにしとても驚いていましたが、プログラム終盤では「1個でも多く拾いたい」「綺麗なビーチにしたい」と回収時間が終わっても一生懸命拾い続ける姿が見られました。中には「砂の中にあるマイクロプラスチックが集まってくる装置を将来開発できたらいいよね」と話をする生徒たちもおり、プログラムを通して考える・取り組むきっかけが生まれている様子が見られました。

本活動の記録として、参加した2年生たちがオリジナルデザインを施し、材料の一部に「UpDRIFT」の糸が使用されたポーチを製作します。また、今回回収されたゴミのうち、ペットボトルについては「UpDRIFT」のしくみを活用して繊維に生まれ変わります。自らの手で集めた漂着ペットボトルごみから生まれた繊維が、新しいアイテムへと生まれ変わっていくことを通して、環境問題を考えるきっかけに、そして循環の輪が未来に拡がっていくことを願っています。

帝塚山学院泉ヶ丘高等学校の 生徒が描き起こしたデザイン帝塚山学院泉ヶ丘高等学校の 生徒が描き起こしたデザイン

  近年の教育現場では、2013年の第37回ユネスコ総会において「持続可能な開発のための教育(ESD:Education for Sustainable Development) に関するグローバル・アクション・プログラム(GAP)」(2015-2019年)の採択を受け、気候変動や生物多様性の喪失、資源の枯渇など、様々な現代社会の問題を自らの問題として主体的に捉え、持続可能な社会を実現していくことを目指す学習・教育活動が行われてきました。さらに、国際社会全体の目標として「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」が2015年の国連サミットにて採択されたことで、問題の解決につながる新たな価値観や行動等の変容をもたらし、持続可能な社会を実現していくことを目指した学習・教育活動に取り組むことがより重要となっています。
参考:文部科学省HP(https://www.mext.go.jp/unesco/004/1339970.htm)

このような背景から、各社の強みを活かしたプロジェクトとして、未来を担う学生たちに向けて、環境問題を「じぶんゴト」として学べる機会を提供。 3社は今後も、この連携プログラムを通して、サステナブルな社会づくりに貢献してまいります。

▲10月22日(土)は複数名でチームに分かれてビーチに漂着したごみを回収しました。回収後は仕分け作業も行いましたが、様々な種類のごみが漂着していることに驚きの声があがっていました。▲10月22日(土)は複数名でチームに分かれてビーチに漂着したごみを回収しました。回収後は仕分け作業も行いましたが、様々な種類のごみが漂着していることに驚きの声があがっていました。

 

▲ビーチクリーン前(上)と後(下)▲ビーチクリーン前(上)と後(下)

 

▲10月23日(日)が雨天だったため、屋内にてビーチの砂に含まれるマイクロプラスチックを抽出するワークと事前にビーチで集めた実際の漂着ごみの仕分けにチャレンジするワークを行いました。▲10月23日(日)が雨天だったため、屋内にてビーチの砂に含まれるマイクロプラスチックを抽出するワークと事前にビーチで集めた実際の漂着ごみの仕分けにチャレンジするワークを行いました。

 
  • 『Tourism for Tomorrow ~八重山ビーチクリーンプロジェクト~』について
海にはすでに1億5000万トンのプラスチックが存在していると推測され、年間800万トンに及ぶ量の新たなプラスチックが海に流入していると言われています※1。このような現状の元、SDGsに貢献するプロジェクトに取り組む3社は協同で、未来を担う学生たちが環境問題を「じぶんゴト」できるコンテンツ作りを検討し、各社の強みを生かした連携で、2021年9月に本プログラムをスタートいたしました。若い世代が環境問題を学び、自らの活動を通して考える場を提供できる本プログラムは、高等学校の修学旅行や大学のサークル・ゼミ活動といった教育現場だけでなく、SDGsに関心のある企業取組、社員研修の一環としてもご利用いただけることを目指しています。
※1. McKinsey & Company and Ocean Conservancy (2015)、Neufeld,L.,et al.(2016)


1.事前学習
八重山諸島の海洋プラスチックごみが海や生き物に与える影響や回収された後どうなるのかなど、「ただ海洋ごみを拾う活動」だけで終わらせないために、事前に学習します。
 
2.石垣島でのビーチクリーン
実際に石垣島ビーチクリーン活動をします。ごみを減らし、出さない、捨てない選択を学びながら、石垣島の美しい海を守る活動を実践します。
 
3.リサイクルされたものでオンリーワンのアイテム作り
活動を通じて回収された漂着ゴミ等のうち、ペットボトルごみについては豊島が展開する「UpDRIFT」によって、繊維へ生まれ変わります。この繊維を使用し、学生たちがオリジナルのアパレルやバッグ製品を作成します。学生たちにとって、「美しい海を守るために行ったクリーンアップ活動で回収したゴミから、普段の生活で使うモノになる」という、これまでにないストーリーをもったモノ(製品)を手にする経験に繋がります。
 
4.自分の地域へフィードバック
自分たちの地域でできることはないか、ごみを減らし、出さない、捨てないためにはどうしていくかを
「じぶんゴト」として考え、議論します。

 

豊島株式会社が展開する、海・川・森に散乱するペットボトル等のゴミが原料となった繊維。「UpDRIFT」は、2020年6月に豊島が発表したSDGs宣言内の5つの使命のうちの「地球に優しい素材づくり」に貢献します。海・川・森のごみ問題に取り組みながら消費者の「欲しい」に寄り添った商品作りをし、使命の達成を目指します。

 
  • 協業企業

合同会社縄文企画
https://jomonkikaku.com/
《過去の豊かさに感謝し、共に未来を創造する》をスローガンに掲げ、ビーチクリーンツアー、アップサイクルワークショップを通して、環境問題を“ジブンゴト”かするきっかけ作りを行います。SDGs未来都市石垣市から世界に向けて新しいライフスタイルを提案。2023年にはラボ事業を開始予定、新たな八重山の観光体験を提供していきます。

株式会社日本旅行
https://www.nta.co.jp/
1905年創業、創業117年を迎える日本で最も歴史のある総合旅行会社です。
地域の活性化を目的に国が推進している「地方創生事業」の取組を受け、地域の交流人口拡大や経済発展に貢献すべく、「旅行」を基軸とし、交流に関するあらゆる分野をサポートしています。
2019年の日本旅行SDGs宣言に続き、2022年3月には契約のある宿泊施設で構成される日本旅行協定旅館ホテル連盟と『日本旅行×日旅連SDGs共同宣言』を締結し、ともにSDGs達成への取組みを共創することにより、地域課題の解決や各施設の取組みを促進し、地域の観光産業のさらなる発展に寄与することを宣言いたしました。
 

ライフスタイル提案商社
豊島株式会社

https://www.toyoshima.co.jp/
1841年創業。180年を超える実績を礎として、時代の変化に応じて事業領域を拡大。グローバルな原料手配から最終製品の企画・生産管理・納品まで、ファッション産業のサプライチェーンを総合的に担います。また持続可能なライフスタイルを提案する企業として、Society5.0の社会に向かってサステナブル素材や機能的な商品の開発を進めるとともに、テックベンチャーへの投資や提携を通じてインフォメーション・テクノロジーを活用したサービスの提供を進めて参ります。2019年より「MY WILL(マイ・ウィル)」をステートメントとし、当社の姿勢を打ち出しています。

 

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