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Thursday, June 24, 2021

札幌市で家庭ごみが増加 自宅で過ごす時間長くなった影響か|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp

札幌市では去年から「家庭ごみ」が増えていることをご存じでしょうか。長引く新型コロナウイルスの感染拡大で、自宅で過ごす時間が長くなっていることが原因として挙げられています。

札幌市によりますと、昨年度の▼家庭ごみの排出量は39万7386トンとおととしから3.7%増えた一方で、▼飲食店などから出る事業ごみの排出量は19万4430トンとおととしから11.2%減りました。
この原因について札幌市は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で外出自粛が長期化し、さらに企業のテレワークが進んだことで自宅で過ごす時間が増えたためだと見ています。
そうしたなか、問題となっているのが「分別」で、なかでもプラスチックでできた商品の正しい分別ができていないケースが多く見られるということです。
札幌市の循環型社会推進課の岡本俊幸課長がなかでも危険な例の1つとして挙げるのは電池を内蔵している「加熱式たばこ」の本体で、「本来、燃やせないごみだが、プラスチックでできているので容器包装プラスチックとして出す方がいる。工場で処理するときに中の電池から煙や火が出たりすることが全国的にも起きている」と指摘しました。
また、使用済みのマスクを「雑がみ」として出すのも間違いだと指摘し、「作業員が誤って触れないためにもポリ袋に入れてしっかり口をしばってから『燃やせるごみ』として出してほしい」と話していました。

一方、札幌市内の百貨店では、化粧品のプラスチック容器のリサイクルを進めようというキャンペーンが始まりました。
キャンペーンでは、使い終わった化粧品のプラスチック容器を回収していて、どんな小さな容器でも、1点につき、▼税込みで5500円の買い物をするごとに使える500円の買い物券が2枚と、▼オンラインショッピングで税込み5400円の買い物をしたときに使える500円のクーポンがもらえるということです。
キャンペーンを利用した札幌市の50代の女性は、「化粧品を買い替えるときにブランドで容器を回収してくれないかなと以前から思っていたのでその一環で利用しました」と話していました。
大丸札幌店の吉川幸助さんは、「エコ活動の第一歩としてこのリサイクルキャンペーンにお持ちいただいて、環境活動を考えるきっかけになればいいなと思っています」と話していました。

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