世界中で深刻となっている海洋プラスチックごみによる汚染の問題をめぐって、大阪市など日本の自治体とロシアの自治体が話し合う会議が行われ、各地の活動の成果を共有してプラスチックごみの問題に連携して対応することなどを確認しました。
会議は日本とロシアの地域交流年にあわせて企画され、日本から大阪市や山形県酒田市など５つの自治体が、ロシアからは第２の都市、サンクトペテルブルク市が参加してオンラインで行われました。
この中で大阪市の松井市長がビデオメッセージを通じて「国際的に重要なテーマで地域の交流ができることはすばらしい」と述べました。
そして、大阪市の担当者は学校の地区ごとにペットボトルの回収を進めるなど住民が主体となってプラスチックごみ削減に取り組む事業を紹介しました。
また、サンクトペテルブルク市の担当者は海洋プラスチックごみの問題は深刻になっているなどとしてロシア国内で法的な措置を強化する必要があると訴えました。
会議では最後に、飲料水のペットボトルの利用を抑えるため自分専用のボトルを持ち歩くなど市民レベルの取り組みの必要性を確認するとともに、各地の活動の成果を共有してプラスチックごみの問題に連携して対応することで一致しました。
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