消火器は、必要に迫られるまでほったらかしにしがちな物の1つ。そして、いざ必要になった時には、本当の緊急事態である可能性が高いわけです。
消火器を使って火事を消そうとしたのに、正常に動かないことに気づく、などという状況には陥りたくないですよね。
つまり、消火器を所有するにあたっては、思っている以上にやるべきことがたくさんあるということです。
ペットなどと同じように、とまでは言いませんが、購入して流し台の下にしまい込んだら、あとは何年間も放置して良いわけではありません。
以下では、消火器の耐用年数と、買い替えのタイミングについて、知っておくべきことをお伝えしましょう。
消火器の耐用年数は?
消火器は傷みにくいように見えますが、寿命があります。悩ましいのは、消火器の実際の「年齢」をどうやって判別するかという点です。
一般的に消火器の耐用年数は10年程度ですが、現時点で何年目なのかを知ることは容易ではありません。
たまたま購入時期を覚えていたとしても、購入するまでに店で陳列されていた時間がどのくらいだったかまでは、(おそらく)わからないでしょう。
そこで、新しい消火器を購入すべきかどうか、もしくは、今所有している消火器を修理してもらうべきかどうかを判断するための方法をいくつか挙げておきます。
圧力計をチェックする
この作業は、毎月行うほうが良さそうです。幸い、この作業は簡単です。圧力計をただ見て、針が緑のエリアに収まっていれば問題ありません。
それ以外の場所を指していたら、修理または交換すべき時です。
一部の古いタイプの消火器には圧力計が付いていません。それ自体が、もう交換すべき時期であることを示していると考えて良いでしょう。
もしくは、消火器の診断をしてくれる専門業者に持ち込んでチェック(そしておそらく修理)してもらうこともできます。
それ以外の点検事項
「Real Simple」や「Hunker」のアドバイスによれば、お手持ちの消火器が下記に挙げるどれか1つにでも当てはまるようなら、専門業者に点検もしくは修理を依頼すべきです。
- ハンドルに、緩みまたはダメージがある
- ノズルにひび割れ、裂け目、折れ、またはゴミによる詰まりがある
- 圧力が低すぎる
- 安全ピンがない、またはシールがはがれている
- 過去に使用されたことがある
- 検査もしくは保守の記録が記載されている検査証ステッカーまたは品質表示タグが付いていない
新しく購入するより、古くなった消火器を修理してもらうほうが安くあがるかもしれませんが、サービス店に持ち込む往復の時間や交通費など、修理に伴うほかの費用も忘れてはいけません。
新しく購入することにした場合は、次に点検作業をする時に、不確かな推測を多少なりとも減らせるように、忘れずに購入日を(できれば複数の場所に)メモしておきましょう。
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Image: Shutterstock, モリタ宮田工業
Source: Hatsuta, Hunker, Real Simple
Elizabeth Yuko - Lifehacker US[原文]
からの記事と詳細 ( 消火器を買い替えるタイミングは? - ライフハッカー[日本版] )
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