住民からの感謝の手紙(上)に対し、作業員が返礼の手紙(下)を書いている(春日部市提供) |
家庭ごみが増える中で、収集業者は新型コロナウイルスへの感染リスクにさらされている。そんな作業員たちに、感謝の気持ちを伝える住民もいる。
「いつも本当にありがとうございます」−。四月二十一日、春日部市内のごみ集積所のダストボックスに、子どものような筆跡の手紙が張り付けてあるのを作業員が見つけた。
三十日には別の集積所でも手紙を発見。地元自治会が書いたとみられ、「緊急事態宣言下の今、いつもと変わらず、ごみ収集をありがとうございます」との言葉に、マスク二枚が添えられていた。
この地域の収集を担当する同市の「桐(きり)の樹(き)環境」の加治佐美雪社長(69)は「普段は当たり前と思われている仕事を、住民が見てくれていると励みになる」。ほかにも十カ所以上に手紙が張ってあったという。
加治佐さんによると、集積所には使用済みのマスクやティッシュが入ったごみ袋も多く、カラスが袋を破ってごみが散乱していることも。作業員はマスクと手袋を着用し、感染予防に注意を払っている。
「これまで以上に気を引き締めて作業に当たりたい」と加治佐さん。同社は受け取った手紙に「応援ありがとうございます」などと返礼を書き、一カ所ずつ張って回っている。(近藤統義)
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May 08, 2020 at 03:19PM
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新型コロナ>「ごみ収集ありがとう」 春日部市内の集積所に手紙:埼玉(TOKYO Web) - 東京新聞
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