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Friday, January 19, 2024

資源ごみ収集所、市が常設へ 25年前に27分別スタート、自治会未加入者に対応 使用済み紙おむつリサイクルも全市域に拡大 ... - 南日本新聞

「志布志市循環センター」として整備されるあおぞら農協旧伊崎田出向所の敷地と建物=同市有明

「志布志市循環センター」として整備されるあおぞら農協旧伊崎田出向所の敷地と建物=同市有明

 鹿児島県志布志市は、常設の資源ごみステーション「志布志市循環センター」を、県道志布志福山線沿いにある同市有明のあおぞら農協旧伊崎田出向所に4月設置する。ペットボトル、プラスチックなど市民がごみを出しやすい環境を整え、持続可能な開発目標(SDGs)の取り組みや5R推進につなげるのが狙い。

 市民環境課によると、旧志布志町時代の約25年前に現在の27品目のごみ分別を開始。資源ごみは衛生自治会で月1回回収するが、未加入者対策などのためJR志布志駅近くのアピア前市営駐車場で第1.3土曜に集合収集してきた。しかし、駐車場の本来用途や、時間外の持ち込みがあることなどから、市が管理する常設の収集場所確保が長年の課題だった。

 今回、数年使われていなかったあおぞら農協の土地計4822平方メートルと建物3棟の購入を検討。2023年8月に地元へ説明し、市議会12月定例会で土地・建物購入を含む整備事業費2487万円の補正予算が可決された。

 センターでのごみ受け入れは日曜日を含む週3日午前8時~午後3時。倉庫(158平方メートル)にシャッターや間仕切りを設け、近くに学校があるため安全確保策として専用出入り口やロードミラーも整備する。事務所(331平方メートル)は今後、リユースショップを併設し、環境への理解を深める施設として活用する。なお、アピア前市営駐車場の集合収集は継続する。

 ■5R(ファイブアール)…ごみを減らすための五つの行動の英語の頭文字「R」を取ったキーワード。「Refuse(リフューズ、ごみになるものを断る)」「Reduce(リデュース、ごみを発生させない)」「Reuse(リユース、再使用)」「Repair(リペア、修理する)」「Recycle(リサイクル、再生利用する)」。5Rの実践により、環境負荷の少ない循環型社会実現につながるとされる。

◇紙おむつ回収専用袋は10枚100円

 志布志市は4月から、市内全域で使用済み紙おむつを資源ごみとして回収する。衛生自治会一般ごみステーションに設置する専用回収ボックスに専用袋へ入れて捨てる仕組み。市循環センターでも受け入れる。

 回収するのは、人の紙おむつや尿とりパッド、紙おむつを扱う際に出るウェットティッシュやビニール手袋。新聞紙やペット用紙おむつ・シート、生理用品は入れられない。専用袋は2月から10枚入り100円で販売。プライバシーに配慮し、名前を裏書きできる。

 市は2016年以降、そおリサイクルセンター、ユニ・チャーム、大崎町と協定を結び、使用済み紙おむつ再資源化に取り組んでいる。回収は大崎町は全域で実施、同市では19年から一部モデル地区で導入してきた。市民環境課は「異物の混入は再資源化の妨げになるので入れないよう気をつけてほしい」としている。

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