唐津市呼子町の小川島にある小川中の全校生徒4人が、プラスチックごみを使ってクジラのタイルアートを制作した。作品は島がクジラ漁で栄えた歴史に由来するといい、大量のごみが漂着する島の現状に生徒たちは「作品を見た人に、ごみを減らしたいと思ってもらえれば」と話す。佐賀市と唐津市で巡回展示する。
3年の西岡沙笑さん、2年の川野芽依さん、1年の西岡秀真さん、前川大和さんの4人が取り組んだ。
4月から島に漂着するごみを収集したところ、大量のごみにさまざまな外国語が書かれていた。ごみを減らすことを島外に発信すべきと感じ、プラスチックごみでタイルアートをつくることにした。制作には環境保全に取り組むNPO法人「唐津Farm&Food」も協力した。
県内七つの離島、県庁、唐津市役所などにペットボトルキャップの回収箱を設置した。230キロ分を回収し、溶かしてタイルを成形。川野さんがクジラをデザインした。県庁での展示(23~27日)に合わせ、山口祥義知事に活動を報告した。山口知事は「海をいつまでも美しく 地球をずっと大切に 小川島から」とのメッセージを作品に寄せた。
西岡さんは「ごみは島外から漂着していた。ごみを減らそうというメッセージも島外に発信しなければいけないと思った。プラスチックごみでできたクジラを見て、環境のことを考えてもらえたらうれしい」と話した。31日から11月3日は県立美術館で、その後に唐津市役所での展示を予定している。(山口貴由)
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