2023.10.27 (最終更新:2023.10.27)
Sponsored by 日本コカ・コーラ
日本コカ・コーラ株式会社では、2007年から「国際海岸クリーンアップ(International Coastal Cleanup : ICC)」の取り組みのひとつとして、全国各地の清掃活動に取り組んでいます。昨年10月に福岡市内の全4カ所で開催した際には、過去最大規模となる約550名が参加。今年は10月11日~26日の間に全国4カ所の工場周辺流域で清掃活動を実施しました。
さらに今年は、「リサイクルの日」でもある10月20日に、東京・渋谷の宮下パークで正しいリサイクル方法を学ぶ展示イベント「リサイクルボックスの中のぞいてみた」を開催しました。現代人が抱えるサスティナビリティー課題に向き合い、未来共創へ取り組める機会となった2つのイベントの様子をお伝えします。
社員と住民が一致団結!工場周辺流域の荒川沿いで集団ごみ拾い(埼玉県吉見町)
「国際海岸クリーンアップ(International Coastal Cleanup : ICC、以下ICC)」とは、アメリカの海洋自然保護団体「オーシャン・コンサバンシー(Ocean Conservancy)」が、1986年に始めた世界最大規模の海岸クリーンアップキャンペーンです。
世界中で同時期(9〜10月)に開催され、共通の清掃方法を用いて、クリーンアップを行います。清掃によって世界中から集められたデータは、ごみ問題や環境保全問題解決に活用されています。
日本では、2007年より清掃活動を継続しており、今年はコカ・コーラシステムにて工場周辺流域5カ所で実施しました。
今回レポートするのは、埼玉工場周辺流域でのクリーンアップキャンペーンです。日本コカ・コーラ株式会社とコカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社の従業員以外に、埼玉県吉見町の職員や、パートナー企業などから約100名が参加しました。
「海のない埼玉県」から発信する海洋ごみの清掃意義
埼玉県吉見町にある埼玉工場は、コカ・コーラ ボトラーズジャパンが1971年に創業したキャンニング(缶詰)工場です。それ以来、コカ・コーラは地域社会の持続可能な成長に貢献することを目標のひとつに据えて、事業を展開してきました。そして昨年4月には、地域社会との関係をさらに強化するため、吉見町と包括連携協定を結びました。
【包括連携に関する協定】
SDGs推進、防犯・防災、健康・スポーツなど、多岐にわたる分野において連携する協定。 連携第一弾は、使用済みペットボトルを新たなペットボトルへの再生、水平リサイクル※「ボトルtoボトル」事業における協働。吉見町内の集積所で回収された使用済みペットボトルを、粉砕・洗浄などの工程を経て、再原料化する。本事業にて再生されたPET原料は、吉見町に所在する「コカ・コーラ ボトラーズジャパン埼玉工場」をはじめ、当社各工場にてコカ・コーラ社製品の容器に使われる。 ※使用済みペットボトルを回収・リサイクル処理したうえでペットボトルとして再生し、飲料の容器として用いること。
清掃活動に参加したコカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス社長のカリン・ドラガン氏は、「今回の清掃活動をはじめとした地域社会の活動に積極的に参加することで、共に発展を目指していきたい」と語りました。
吉見町長の宮崎善雄さんは、「この地に、『サツキコカ・コーラキャニング』として工場が誕生してから52年が経ちます。吉見“村”だった時から共に成長してきたコカ・コーラと一緒に、今日という日を迎えられたことを大変うれしく思います。今後も、国際社会の一員としてできることを続けていきたいですね」と話しました。
埼玉県には海がないが、海洋ごみの中には街中で捨てられ、川をつたって海へ流れ出るものも多い。川や排水溝などを清掃することで、地域がきれいになり、海洋ごみの削減にもつながります。
今回の清掃活動に参加した従業員は「実際にポイ捨てされているごみの量に驚きました。ごみ拾いは集団ですると意外と楽しい。今後も定期的に清掃活動を行い、私たちの姿を見た人がポイ捨てをやめようと意識するきっかけになったらうれしいですね」と笑顔で話しました。
吉見町では、昨年の春から始まった同社との連携第一弾である、使用済みペットボトルを再利用する活動「ボトル to ボトル」が始動しています。町内の集積所から回収された全ての使用済みペットボトルが再原料化されて新たな容器に生まれ変わっています。海洋ごみが社会課題になっているいま、「“海なし県”の埼玉県で行うことに、大きな意味がある」と、町民に社会課題を身近に感じてもらうための啓発活動を続けていく予定です。
「ありえない!」の連続 宮下パークのリサイクルイベント(東京都渋谷区)
渋谷区の宮下パークでは、10月20日の「リサイクルの日」にちなんで、展示イベント「リサイクルボックスの中のぞいてみた」(期間:10月20~22日)を開催しました。
私たちがコンビニやスーパー、自動販売機などで購入しているペットボトルはリサイクル適性が高い商品です。日本では、再資源化のサイクルが整っているため、適切に回収すれば資源として何度でも循環利用できます。
しかし、自動販売機の横に設置されている多くの「リサイクルボックス」には、ペットボトル以外のごみや異物も一緒に捨てられているため、スムーズにリサイクルしにくいのが実情です。
そこで、自動販売機の横に設置されているボックスはただのゴミ箱ではなく、飲料容器専用の「リサイクルボックス」であると改めて知ってもらうために、実際にリサイクルボックス内から発見された「ありえないごみ」をパネル展示しました。
ビニール傘やガスボンベ、バッテリーや電気コードなど、リサイクルボックスの中には本来「ありえない」ものがたくさん捨てられている実態が、パネルから伝わります。サスティナビリティー推進部の田口美穂さんは「回収ボックスにゴミが捨てられると、ペットボトルの質や量が低下し、回収する人たちの安全にも関わる問題です。この課題をしっかり示し、消費者の方々にリサイクルボックスはゴミ箱ではないと理解してもらう機会にしたい」と話しました。
日本コカ・コーラ株式会社では、2030年までに国内のペットボトルを100%サスティナブル素材にするという目標を立てています。田口さんによると、2022年第一四半期時点の達成度は50%。街中に置かれた回収ボックスの質と量を高めていくことが、使用済みペットボトルのリサイクルを向上させるカギとなります。
イベントではパネル展示の他、ペットボトルのリサイクル過程の解説展示や、正しいリサイクル方法を学べる体験スペースを設置。参加者からは「自分もゴミ箱のように使っていたかもしれない。これからはリサイクルを意識したい」「外出先でもキャップやラベルを分別します」といった声が聞かれました。
コカ・コーラ公式YouTubeチャンネルでは、普段からペットボトルを収集しているゴミ収集業者たちによる、正しくリサイクルすることの重要性を伝える動画を公開しています。
今後も日本のコカ・コーラシステムは、ビジネスを通して様々な社会課題に変化をもたらし、豊かな未来の共創に取り組んでいきます。
日本コカ・コーラのサスティナビリティー活動はこちら
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