秋田市で24日、記録的大雨による浸水被害で出た災害ごみの戸別収集が始まった。浸水地域では、車が水没するなどして住民が自力で運べないごみが、道路や住宅前などに山積みとなっている。戸別収集が始まった地域では、住民から安堵(あんど)の声が上がった。
初日は楢山、仁井田、牛島の3地域を対象に実施。このうち牛島地区では、業者がトラックやごみ収集車に、たんすや家電、畳などを次々に積んでいった。
牛島南の加藤忠男さん(73)は、自宅車庫に置いていた畳や冷蔵庫、ストーブなどを収集してもらった。「重くて大きいごみは自家用車に入らず、運ぶことができなかった。水を吸った畳のにおいがきつかったので、収集してもらって本当にありがたい」と感謝していた。
同所の男性(71)は「近くのごみ集積所が災害ごみであふれていて気になっていた。片付いてよかった」と話した。
市は25日以降も、地域ごとに順次、戸別収集を進める。収集の当日は災害ごみであることが分かるようごみ袋に記入するなどし、敷地内の分かりやすい場所に、捨てない物とは明確に区別して出すよう呼びかけている。立ち会いの必要はない。収集しきれなかった場合は改めて日程を調整する。
市内では広面近隣公園と旧秋田空港跡地(新屋町)に災害ごみの仮置き場を開設していたが、同公園は受け入れ可能な容量に達したため、24日に閉鎖された。
災害ごみは市総合環境センター(河辺豊成)への持ち込みも可能。センターによると、一般車両による搬入は多い日で100台ほど。混雑により待ち時間が長くなる場合もあるという。
各地域の戸別収集の日程は次の通り。
▽25日=広面、手形、太平、横森、柳田、下北手▽26日=南通、中通、旭川、桜▽27日=東通、下新城、上新城▽28日=大住、茨島、卸町、河辺
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