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Sunday, July 16, 2023

巣ごもり解けたら家庭ごみ減った? コロナ禍で2度延期した鹿児島市の「減量作戦」、目標まであと5g | 鹿児島のニュース - 南日本新聞

家庭ごみが捨てられるごみステーション=鹿児島市鴨池1丁目

家庭ごみが捨てられるごみステーション=鹿児島市鴨池1丁目

 鹿児島市民1人の1日当たりの家庭ごみ量は5月、過去最少の475グラムだった。市が目標とする470グラムまで残り5グラム。3月から一気に9グラム減っており、市は「新型コロナウイルスの影響で自粛していた外食や旅行の回復が後押ししたようだ」としている。

 市は2016年、15年度の570グラムから100グラム減らす取り組みを始めた。市民のリサイクル意識の向上を受けて順調に減ってきていたが、新型コロナ下の外出自粛でここ2年近くは横ばい状態だった。当初は21年3月としていた達成期限は2回延長され、現在は25年3月となっている。

 一方で、マスク着用が個人判断となった今年3月以降、家庭ごみの量は再び減り始めた。市は、外食や旅行をする人が徐々に増え、テイクアウトの容器や生ごみが減ったとみている。

 市によると、全国62中核市の1人1日当たりの家庭ごみ量は21年時点で、鹿児島市の目標と同じ470グラム。市は達成に向けて、古紙やペットボトルのリサイクル、生ごみの水切り、堆肥化などを呼びかけている。実現できなかった場合はごみ袋の有料化も検討策の一つとしており、市資源政策課の吉松豊課長は「まずは目標を達成させることが大事」と話している。

 市は本年度、もやせるごみに分類しているストローやスプーンを、プラスチック容器と一緒に回収する試験を一部地域で実施。リサイクルに活用できるかを検証する。

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