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Sunday, March 19, 2023

ごみ集積所でコミュニティ醸成、大刀洗町がすべての小学校区で実施 - 日経BP

 福岡県大刀洗町は2023年度、「3R+C」と名付けたごみの減量化とコミュニティの活性化を推進する社会実験を全町で実施する。「3R+C」とはリデュース・リユース・リサイクルの3RにコミュニティのCを追加したもの。

 大刀洗町は、アミタグループと連携して、資源ごみ・生ごみの回収を行う「資源回収ステーション(MEGURU STATION)」を設置している。2022年1月に本郷校区の「ふれあいセンター」の一角にオープンしたのを皮切りに、2023年2月17日に菊池校区の「就業改善センター」内に4カ所目がオープンし、町内の4小学校区すべてに資源回収ステーションが設置されたことになる。2023年度は全町をカバーしての社会実験を継続実施する。

菊池校区の資源回収ステーション(出所:アミタホールディングス)

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菊池校区の資源回収ステーション(出所:アミタホールディングス)

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菊池校区の資源回収ステーション(出所:アミタホールディングス)

大刀洗町では小学校区すべてに資源回収ステーションを設置した(出所:アミタホールディングス)

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大刀洗町では小学校区すべてに資源回収ステーションを設置した(出所:アミタホールディングス)

 アミタグループ(アミタホールディングスおよびアミタ、本社・京都市)が展開する「MEGURU STATION」は、ごみ持ち込む資源回収ステーションを住民の憩いの場としても活用することで、地域内の資源循環や住民同士の交流を生みだすことを目指す仕組みだ。奈良県生駒市での同様の取り組みでは、ステーションに出向き交流することで、住民の健康への意識や幸福感の高まりや要支援・要介護リスクの低下につながるという調査結果も公表されている(関連記事)

 23年度の社会実験についての同町の委託料予算は91万円。資源回収ステーションの運営は、第1弾の本郷校区では有償ボランティアの協力を得ているが、以降に立ち上げた3校区では住民主体での運営となっている。本郷校区、大堰校区でのアンケート調査では「子どもが家で資源を分別する習慣がついた」「訪れると自然と人との交流が生まれ、お話できるのがとても楽しい」といった声が寄せられたという。

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