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Friday, January 13, 2023

ごみに混入、リチウム電池火災多発 石狩管内自治体、対策に苦慮:北海道新聞デジタル - 北海道新聞

 プラスチックごみなどに混入したリチウムイオン電池などの充電池が火災を起こすケースが後を絶たず、石狩管内の各自治体が対策に知恵を絞っている。千歳市はごみを破砕する機械に常時散水するようにしたほか、回収方法を変更した例も。各自治体は、対策の基本となるごみの分別の徹底を呼び掛ける。

千歳市の破砕処理場で昨年9月に起きた火災現場から見つかったリチウムイオン電池(同市提供)

千歳市の破砕処理場で昨年9月に起きた火災現場から見つかったリチウムイオン電池(同市提供)

■千歳市、破砕機に常時散水/北広島市、分類「有害」に変更

 リチウムイオン電池は、モバイルバッテリーやスマートフォンなど身近な製品に搭載されている。破損したり変形したりすると発火する恐れがある。北海道新聞が昨年11月に管内8市町村に行ったアンケートによると、充電池が原因と思われる火災は過去に6市で発生していた。

 千歳市では同8月以降、ごみの収集車や破砕処理場で計4件発生。うち1件は、「有害ごみ」のリチウムイオン電池が、プラスチック類などが対象の「燃やせないごみ」を処理する過程で発火したと思われる。けが人はなかったが、破砕機の一部が変形した。同市はこの事案を受け、破砕機に常時散水する機器を整備。ごみをぬらして火災を防ぐが「機械がさびやすくなる」と懸念する。

 札幌市では2021年度、プラスチック製容器包装ごみの選別場やリサイクル業者の工場で計19件、本年度も計13件の火災や発煙が起きた。

札幌の家電量販店などに設置しているリチウムイオン電池などの専用回収ボックス=札幌市中央区のCAVIN大阪屋

札幌の家電量販店などに設置しているリチウムイオン電池などの専用回収ボックス=札幌市中央区のCAVIN大阪屋



 対策として昨年10月から、小型家電の回収方法を無人の回収ボックス方式から手渡しに変更。リチウムイオン電池自体は市で収集しておらず、家電量販店など専用の回収ボックスがある協力店へ持ち込むよう案内している。...

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