伊豆市伊豆の国市廃棄物処理施設組合は11日、伊豆市佐野に建設した新廃棄物処理施設「クリーンセンターいず」の竣工(しゅんこう)式を同所で開いた。両市の関係者ら約80人が出席し、構想開始から20年以上かかって完成した新施設の稼働を祝った。
両市が合併する前の旧町時代から構想が始まり、2015年に組合を設立した。19年9月に着工し、今月4日から正式稼働した。工事費は105億6100万円。
施設の敷地面積は約1万7千平方メートルで、地上4階、地下1階建て。1日最大82トンの処理能力がある。焼却時の熱を利用した発電システムや、臭気や排水を外部に出さない構造を採用し、周辺環境に配慮した。
式典で組合管理者の菊地豊伊豆市長と副管理者の山下正行伊豆の国市長が施工業者からの引き渡しとして鍵のレプリカを受け取った。菊地市長は「地域の皆さんが使いやすい施設になれば」と期待した。山下市長は「地元の方に受け入れてもらいありがたい」と感謝した。
出入り口の施設名の銘板は伊豆市の天城小6年生が書いた文字を使った。
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