東京都日野市は、クラシファイドサイト「ジモティー」を運営するジモティーと連携して、7月1日にリユース拠点「ジモティースポット日野」を開設した。リユースを促進することで粗大ごみ削減を目指す実証実験に取り組む。期間は2023年3月31日までの予定(状況に応じて延長の可能性あり)。
ジモティースポット日野では、家庭から粗大ごみとして排出される品物のうち、まだ使用できるものをリユース品として持ち込んでもらう。持ち込まれた品物は、ジモティーを通じてリユース品として有償または無償で販売・譲渡する仕組み。
持ち込み料は無料で、家具、家電、レジャー・スポーツ用品、子供用品、衣類など幅広く対応する。持ち込みは日野市民に限定し、事前予約が必要(衣類は予約不要)。破損したもの、汚れや臭いが目立つものなど、リユースが難しいと判断されるものは持ち込めない。
日野市によると、コロナ禍において、家の片付けやインターネットショッピング、テイクアウト商品の利用などによって、家庭から排出されるごみ量が増加している。特に、粗大ごみの収集申込件数の増加が顕著になっているという。
その一方で、粗大ごみの中には、新品または使用可能なものが多く排出されている。また、家具や家電などをリサイクルするために費用を掛けたとしても、素材自体をリサイクルすることは困難で、結果的に焼却などの廃棄処理しかできない現状もある。
こうした状況を受けて、ジモティーと連携してリユースを促進することで、ごみの減量および収集運搬経費削減の効果を検証する。実証実験は、リユース品として持込可能なもの、価格設定(有償譲渡の場合)、譲渡方法などを試行しながら実施する。
ジモティースポット日野は、日野市のリサイクル事務所が入っている施設内に設置する。この施設は、日野市が賃借している物件で、日野市が賃料を負担する。ジモティーは、人件費などの諸経費を負担し、売上を受け取る。
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