熊日の「SNSこちら編集局」(S編)に40代のパート女性(熊本市東区)から「自宅からごみステーションまでの距離が片道500メートル、往復1キロあり、車で運ばないと重くて歩いてはいけない。市街地は自宅前にごみを出している場所もあり、同じ税金を払っているのに不公平では」との声が寄せられた。同市のごみステーションの現状を調べた。
市内には、地域で定められた場所と集合住宅専用を合わせ、約2万カ所のごみステーションがある。ステーションは「利用者が管理すること」が共通ルールで、市に設置の届け出を出した自治会などが管理している。
市ごみ減量推進課によると、新たにステーションを設置するにはいくつかの条件がある。戸建て住宅の場合は、燃やすごみ・紙・プラスチックは10戸以上、資源物・ペットボトル・埋め立てごみは20戸以上のまとまった戸数が必要だ。アパートなど共同住宅の場合は、いずれも6戸以上で設置できる。開設できる場所も決まっており、ごみ収集車が通り抜けできる幅4メートル以上の公道に面していることなどが条件だ。
一方、市街地の一部では、住宅の前に戸別にごみを出せる地域もある。同課は「道路や歩道が狭く、1戸のみのステーションを一部の地域で認めている。ただ、効率的な収集や景観上の観点から複数戸が原則」と強調する。
同課はステーションへの距離が遠くて困っている市民に対し、自治会への相談を呼びかける。「自治会が新設できる規定を知らない可能性もある。その場合は各区役所の総務企画課に相談してほしい」としている。(樋口琢郎)
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