海と日本プロジェクト広報事務局
2022年5月17日
CHANGE FOR THE BLUE in秋田県実行委員会は、桜の名所、仙北市角館町でごみ拾いする「角館さくらまつりおもてなしごみ拾い」を5月6日(金)、7日(土)に開催し、角館中学校の生徒89人と教員7人が参加しました。このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
イベント概要
・開催概要:桜の名所で知られる仙北市角館町で地域の観光資源を守る活動として、「角館さくらまつりおもてなしごみ拾い」を実施、地元角館中学校の生徒が海洋ごみ削減の取り組みとして参加しました。また、武家屋敷に合わせてデザインした拾い箱を製作して設置、拾ったごみを回収するごみ箱として利用を促した。
・日程:2022年5月6日(金)、7日(土)各日10:00~15:00
・開催場所:仙北市角館町(武家屋敷通り周辺)
・参加人数:角館中学校生徒89人、教員7人
・協力団体:仙北市観光課、仙北市立角館中学校
体育着姿のごみ拾い人
武家屋敷通りの多くの観光客が行き交う中、体育着姿にトングとごみ袋を持ってごみ拾いをする仙北市立角館中学校1年生89人が、地域の観光資源を守る活動と海洋ごみ削減を目的に「角館さくらまつりおもてなしごみ拾い」に参加しました。拾ったごみには食べ物のプラスチックケースや飲料缶、たばこの吸い殻などのごみが目立ちました。
また、観光客が利用する桜並木駐車場には、武家屋敷に合わせて黒を基調とした「拾い箱」を設置し、興味を持った観光客が拾ったごみを拾い箱に捨てていました。
ごみ拾いに参加した生徒は、全国から観光に訪れる観光客が、気持ちよく角館町の観光を楽しんで、毎年きれいな角館町に来てほしいと話しました。
黒い拾い箱に忍者?
この季節、多くの観光客が利用し県外ナンバーの車が目立つ駐車場に、黒い箱に波と忍者のシルエットが描かれた「拾い箱」を設置しました。駐車場から武家屋敷通りに向かう観光客は物珍しく足を止め、拾い箱の説明を聞き、早速拾ったごみの回収に利用いただき、海洋ごみに関心を持ってもらうきっかけとなったのではないかと思います。
また、内陸に位置し海と接していない仙北市角館町で、街ごみを減らすことが海洋ごみ削減に繋がることを学んだ角館中学校の生徒には、率先して街ごみを減らして海洋ごみを削減する活動を続けて欲しいと思います。
参加者の感想
(生徒A)自分たちの住む角館の街をきれいにして気持ちがいい。
(生徒B)海洋ごみの8割が陸からのごみが原因とは知りませんでした。街のごみを減らしたいと思います。
(教員A)来年も生徒の教育の一環として、おもてなしごみ拾いを実施したいと思います。
<団体概要>
団体名称:CHANGE FOR THE BLUE in秋田県実行委員会
URL:https://akita.uminohi.jp/
活動内容:海洋ごみ対策に向けた取り組みとして、街のごみ拾いを中心に行い、多くのごみ拾い参加者を獲得し、清掃活動やオリジナル企画などで、海ごみゼロのアクションを実施して、認知向上・意識向上を目指していく。
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
https://uminohi.jp/umigomi/
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
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