仙台市は新年度、スマートフォンやデジタルカメラなどに使われる「リチウムイオン電池」の定日収集を開始する。現在は市内の回収拠点に持ち込んでもらう方式だが、家庭ごみに混ぜて排出され、電池から出火する事故が後を絶たないため、回収体制を強化する。
市によると、対象はリチウムイオン電池を含む小型充電式電池(充電池)、モバイルバッテリー、加熱式たばこ、電子たばこなど。週1回、缶・瓶・ペットボトル・廃乾電池類と同じ曜日の収集を想定する。開始時期は決まっていない。
現在は家電量販店や電気店、ホームセンター、スーパーなどの協力店に持ち込むか、各区役所や環境事業所、リサイクルプラザなど13カ所に設置した回収ボックスに入れる必要がある。定日収集で市民の利便性を高め、回収量を増やす。
リチウムイオン電池は、外部から衝撃を受けると高熱を発し、出火する危険性がある。分別を怠り、家庭ごみなどに混ぜて排出すると、大きな火災につながる恐れが否定できない。
市内では昨年8月、走行中のごみ収集車が燃える事故があり、収集した家庭ごみ指定袋の中から焦げた充電池が見つかった。同様の事故は毎年数件は起きていて、収集車の損傷や作業の遅れを招いているという。
市廃棄物企画課の担当者は「リチウムイオン電池が普及し、分別に迷って家庭ごみやプラスチック製容器包装と一緒に捨ててしまうケースが増加した。定日収集への移行で分別が徹底され、出火リスクを低減できればいい」と説明する。
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