北海道放送(株)
「SDGs北海道から未来へウイーク」。最終日の今回は…8番「働きがいも経済成長も」です。 過酷な労働環境が問題となっている外国人技能実習生。そんな彼らに幸せにすると約束した、ある社長の思いです。 北広島に建設中の、北海道日本ハムファイターズの新球場です。 仮囲いの作業で汗を流すのは、ベトナムから来た技能実習生たち。 技能実習生たちを束ねるリーダー、タインさんです。日本に来て4年が経ちました。 「(日本語は難しいですか?)難しいです。(お上手ですよね)普通の会話は今はできる。ほとんどわかる」(タインさん) 「仕事中、わからないときはタインさん、全部教えてくれる。いい人」(トゥアンさん) 低賃金、長時間労働、そして失踪。技能実習生をめぐり、全国で人権問題となっている中、彼らの表情は…笑顔です。 「簡単です。きれいになりました」(クアンさん) 「社長とベトナムで約束した時は、お金貯めたいですと言って約束しているから。社長も幸せにするって約束しているから」(久健興業・山口健社長) 技能実習生たちを幸せにする…働き甲斐のある人間らしい仕事。SDGsの目標のヒントがここにあります。 「みんながここにいるということは、来れなかった子たちもいるからね。日本に来れない子たちいっぱいいるから。来たくても、待ってる子。当たり前だと思ったらだめだよ」(久健興業・山口健社長) ベトナム人の技能実習生に熱く語るのは、千歳の建設会社の山口健(やまぐち・たけし)社長です。 この会社では、ベトナム人技能実習生、24人が働いています。 「お金ほしい」(チュオンさん) 「家族のためです」(クアンさん) 技能実習生をめぐっては、長時間労働や低賃金、賃金未払いなど不当な労働が問題となっています。山口社長も当初、技能実習生を安い労働力と考えていました。 「4年前くらいに知り合いの社長さんに、外国人を使うのが流行っていて、安く使えますよということで、現地の子たちも全然、それでいいと教えられていたので、いざ来て、一緒に働いてみると、全然違いました。技術もそうですけど、お金を稼ぎたいという気持ちが強い。それに対してやる気だとか、きれいに作業するとか、すごく伝わる」(久健興業・山口健社長) 教えるのは仕事だけではありません。 週に1回、仕事が終わった後、日本人の従業員が日本語を教えています。厳しい指導ながらも、笑顔がこぼれます。山口社長自らも… 「上手だわ…上手!オーケー」(久健興業・山口健社長) 技能実習生たちの寮です。少しでも節約するために自炊は欠かせません。 技能実習生たちを束ねるリーダー、タインさん。妻や子どもをベトナムに残し、4年が経ちました。 「幸せになりたいと思った。お父さんと、お母さん、奥さんと、子供2人」「日本で何年か頑張って、お金ためて、帰っていい仕事したい」(タインさん) 新型コロナの影響で一時帰国することもできません。 「(帰りたいとは思わない?)帰りたいですよ。こども半年くらい。まだ小さいから」(タインさん) 「(子どもに)会いたいです。子どもが18歳、20歳になったら、結婚したら、新しい家建ててあげたい」(タインさん) 「幸せになってほしい」(久健興業・山口健社長) 山口社長が通っていた小学校です。技能実習生たちに共感する原体験がありました。 「小学校の時は、めちゃめちゃ貧乏だった。お金なくて、お金稼ぎたくて、チャンスつかみたくてくる気持ちと、若いときに僕がつらい思い、ひもじい思いしたというのは、僕も同じ気持ちわかってる。何ら変わりなく、ただ言葉が違うだけで、一緒にやっていければ全然問題ない。幸せにするって約束したので、それは約束を守ろうと思う」(久健興業・山口健社長) 約束を果たすため、ある計画を立てています。 「僕も幸せにしたいという気持ちがあるので、ベトナムで、うちの会社が向こうで仕事を取って、うちの会社から卒業していった子たちを現地採用できれば、幸せにしてあげるというゴールなのではと思う」 技能実習生たちの寮です。少しでも節約するために自炊は欠かせません。 実習生たちを束ねるリーダータインさん。妻や子どもをベトナムに残し、4年が経ちました。 「幸せになりたい。父、母、奥さん、子供2人」「自分が違うところ(日本)行ってからいい給料もらってるから頑張って何年かお金貯めて、向こう帰って、自分の仕事でやれるかなと」 新型コロナの影響で一時帰国することもできません。 「(帰りたいとは思わない?)帰りたいですよ。こども半年くらい。まだ小さいから」(タイン) 「(子どもに)会いたいです」「いつも自分で思ってる。家族のためとか、子どものためとか」「子供が18歳とか20歳になったら、結婚したら、新しい家建ててあげたい」 「幸せになってほしい」 山口社長が通っていた小学校です。技能実習生たちに共感する原体験がありました。 「小学校の時は、貧乏だった。あの子たちが来ることにあたって、お金なくて、稼ぎたくて、チャンスつかみたくてくる気持ちと、若いときに僕がつらい思い、ひもじい思いしたというのは同じ気持ちわかってる。何ら変わりなく、ただ言葉が違うだけで、一緒にやっていけたら問題ない。幸せにするって約束したので、それは約束を守ろうと思う」(久健興業・山口健社長) 約束を果たすため、ある計画を立てています。 「3年~5年の実習期間を終えて、ありがとうね、では悲しいんで、ベトナムで、うちの会社が向こうで仕事を取って、うちの会社から卒業していった子たちを現地採用できれば、幸せにしてあげるという約束は、そこでゴールなんじゃないかと思いますね」(久健興業・山口健社長) 4月30日(金)「今日ドキッ!」午後6時台
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