山梨県甲斐市など５市６町で構成する山梨西部広域環境組合は、「山梨西部広域環境組合ごみ処理施設整備に係るごみ処理方式検討支援業務及びＰＦＩ等導入可能性調査支援業務」「同環境影響評価書等作成支援業務」の２件を一般競争入札した結果、処理方式検討支援業務を８９０万円（税別）の中日本建設コンサルタント、評価書作成支援業務を６６００万円（同）の静環検査センターに決めた。
入札には、処理方式検討に４者、環境影響評価書作成に７者が参加した。
処理方式検討支援業務では、「ごみ処理施設整備基本構想」で抽出したごみ処理方式について、技術などの比較検討（メーカーヒアリング）やほかの自治体の処理方式の動向を整理した上で、最適なごみ処理方式を探る。施設整備・運営事業へのＰＦＩ導入の可能性も検討する。履行期限は２０２２年３月２５日。
評価書作成業務は、環境影響評価方法書、準備書、評価書、都市計画決定申請に必要な図面と関係書類を作成する。履行期限は２５年３月２５日。
新施設は、日量３６１ｔ（このうち災害廃棄物３４ｔ）を処理する焼却施設と日量２０ｔを処理する粗大ごみ処理施設で構成する。中央市浅利字沼久保地内の約６haに建設を予定している。
２２－２３年度に基本設計、２４－２５年度に造成設計・工事、２６－３０年度に詳細設計、建設工事を進め、３１年度の供用開始を目指す。建設費に３３７億円（税別）を見込む。
山梨西部広域環境組合は、山梨県の北西部から南西部にかけて立地する韮崎市、南アルプス市、北杜市、甲斐市、中央市、市川三郷町、早川町、身延町、南部町、富士川町、昭和町で構成する。
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