新潟県上越市は2024年2月5日まで、能登半島地震で発生した家庭の災害ごみを、同市東中島の市クリーンセンターで無料で受け入れている。瓦やブロック塀などの仮置き場も開設され、1月6日にはがれきを積んだトラックや自家用車が続々と訪れていた。
クリーンセンターには量が多く集積所に出せない燃やせるごみのほか、入口近くに設置した仮置き場にはブロック塀などのコンクリートがら、石塀や灯籠、瓦、土壁などの外壁を持ち込むことができる。自分で搬入できない場合は、市から許可を受けた運搬業者に依頼し、運搬費は自己負担する。
市生活環境課によると、仮置き場では受け入れを開始した5日は67件、6日午前は33件の利用があった。6日午後にも市民や依頼を受けた業者が訪れ、コンクリートがらや瓦など種類ごとに分別して置いて行った。
同市柿崎区の男性(50)は、自宅の庭で倒れた灯籠や屋根瓦を軽トラックで持ち込んだ。「春までそのままにしておこうかと思ったけれど、無料で引き取ってもらえるのは助かるので家族総出で積んできた。もう1往復分あるので頑張りたい」と話していた。
持ち込みは午前8時30分〜同11時30分、午後1時〜同4時30分で、事前にクリーンセンター(025-526-5111)へ連絡する。り災証明書がない市民も対象となるが、住所が分かる身分証、災害ごみと確認できる現場写真の提示などが必要。
割れた食器やガラスなどの燃やせないごみは上越マテリアル(下名柄)、飛田テック(中箱井)、ウエステックエナジー(東中島)に無料で持ち込める。事前に各処理施設に電話連絡する(7、8日はクリーンセンターに連絡)。
問い合わせは市生活環境課025-526-5111。
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