奈良市議会の12月定例会が30日、開会した。市は、総額14億7862万円の一般会計補正予算案を含む67議案と報告8件を提出した。会期は12月15日までで、5~7日に質疑がある。
市は補正予算案の中で、ごみ焼却施設・環境清美工場(左京5丁目)の焼却炉に新たな改修の必要が生じたとして、来年度までに最大1億2千万円を支出することを議会と約束する債務負担行為を提案した。
市によると、四つある炉のうち1号炉で、高温の排ガスを冷ます装置付近が劣化していると職員が11月2日の点検で発見した。ガス漏れの恐れや直ちに炉を停止する必要はないと判断し、予防的な改修を施すという。6月には別の炉(3号炉)の同じ箇所に穴が開く故障が起きた。このときは炉を停止し、ごみの一部を市外で処理する事態に陥った。
同工場は老朽化が著しく、主に2炉(3、4号炉)を3年間かけて大規模改修する最大140億円の債務負担行為が9月議会で可決されたばかり。
また市議会は30日、行財政改革や公共施設のあり方をテーマにした特別委員会の設置を決めた。市では公民館など複数施設の整理計画をめぐる混乱があり、議員らが集中的な審議の場を要望していた。(富岡万葉)
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