「知ってた」「そりゃそうだろ」
そんなインターネット上の反応が目につくニュースだった。
原発の使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物「核のごみ」の最終処分をめぐり、10月末、「日本に適地はない」とする声明を地球科学の専門家有志が発表した。
地殻変動の激しい日本では、10万年にわたり地下に閉じ込める「地層処分」に向く場所は選べないとし、抜本的な見直しを求める内容だ。
確かに、日本が地震国、火山国であることは誰もが知っている。いくつものプレートがせめぎ合う場所であることも、今や常識といえる。
とはいえ、日本列島をよく知る人たちの言葉には重みがある。
声明は「地球科学を学ぶ者にとっては、容易に理解できること」とも言い、300人以上が賛同者に名を連ねた。
このタイミングで出したのは、北海道寿都町と神恵内村での文献調査が大詰めを迎え、長崎県の対馬市議会が調査受け入れを求める請願を採択、市長が拒否するなど、核のごみをめぐる動きが相次いでいるのを受けてのことだという。
「地学を専門とする私たちの責任で意見を示そうと取り組んできた。議論を喚起したい」と呼びかけ人の一人、赤井純治・新潟大名誉教授は記者会見で語った。
当日の記事では伝えきれなかった内容を紹介する。
「日本の地質条件を無視」「…
からの記事と詳細 ( 「日本に適地はない」核のごみ処分場 後世にとって最善の選択とは?:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル )
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