世の中に生み出されて約100年ほどのマテリアルであるプラスチックは、20世紀の暮らしの便利さを支える発明として、爆発的に普及しました。しかし、プラスチック製品の過剰な利用による負の側面として、資源枯渇や海洋汚染をはじめとした、地球環境に様々な影響を与えていることが指摘されています。埋立地の減少の問題や、石油資源の枯渇・再利用化など、地球環境と持続性への配慮から、近年、プラスチックごみをどう捨てるのか、そしてどう分別するのかの議論が一層活発になっています。
そこで、ロフトワーク内の素材起点で企業のイノベーション創出に伴走する事業部であるMTRL(マテリアル)は、企業、スタートアップ、クリエイターとともに、プラスチックごみとの関係を考える試みをスタートします。
イベントでは、プラスチック資源の循環に様々なアプローチで切り込むゲストをお招きし、プラスチック資源の循環に向けたこれからについて、みなさんと対話・議論します。
10月25日に、第一回目のイベントを開催します。ゲストには脱プラならぬ“改プラ”を提唱し、素材の素材まで考える「BePLAYER®」と「RePLAYER®」というバイオマスとリサイクルのコミュニケーションブランドを運営・推進する三井化学株式会社の松永有理さん。そして、日常的なゴミの分別を極端に推し進めると、ある種のアーカイブになり情報になるという考え方から、東京ビエンナーレ2023にて「超分別ゴミ箱 2023 プロジェクト」を展示中のアーティストの藤幡正樹さんが登壇します。ゲストの活動から見えてくる、プラスチック資源の循環に関する様々なアプローチについて、検討していきます。
トークセッションのゲストの他にも、サーキュラーエコノミーの実現に向けて、自社の技術を活用し、資源循環の促進に向けた取り組みを行う企業やチームをお招きし、デモ展示やピッチセッションも開催します。
プラスチック資源の循環のこれからについて、本イベントを通じてみなさんと対話できるこの機会に、ぜひ奮ってご参加ください。
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イベント情報
「MTRL FUTURE SESSION vol.05 - Thinking plastic waste for the Future
プラスチック・ナイト 〜プラスチックごみの分別のデザインから私たちとごみの未来の関係を考える〜」
日時:2023年10月25日 (水)
会場:FabCafe Tokyo(東京都渋谷区道玄坂1丁目22−7 道玄坂ピアビル2階)
定員:60名
※申し込み多数の場合は、抽選とさせていただく場合がございます。
詳細&お申し込み:https://mtrl.com/event/mtrl-future-session-vol-5
スケジュール:
第1部 内覧会
16:00-17:00
内覧会ブース出展社:三井化学株式会社、藤幡正樹、株式会社マルイチ、株式会社ロフトワーク MTRL、and more…
第2部 TALK SESSION
17:30-19:30 トークイベント+懇親会
17:00-17:30 開場
17:30-17:40 イントロダクション
17:40-17:50 プロジェクト+「クイズ !プラスチック資源箱」のインプット
17:50-18:00 ピッチセッション(1-2企業様を予定しています/情報随時更新)
18:00-18:20 ゲストセッション 三井化学株式会社 グリーンケミカル事業推進室 松永有理 氏
18:20-18:40 ゲストセッション 藤幡正樹 氏
18:40-19:00 クロストーク モデレーター:小原和也 (株式会社ロフトワークMTRL事業責任者)
19:00-19:30 懇親会
三井化学株式会社 グリーンケミカル事業推進室
松永有理
神戸大学経営学部(環境経営)卒業後、2002年三井化学入社。営業・マーケティング・広報を経て、2021年4月ESG推進室にてバイオマス・リサイクル素材のブランディング活動をスタートさせ、2023年6月より現職。バイオマス・リサイクル素材のブランディング及びマーケティングを担当している。
また、2015年には組織横断的オープンラボラトリー「そざいの魅力ラボ(MOLp®)」を立ち上げ、B2B企業における新しいブランディング・PRの形を実践している。
PRSJ認定PRプランナー。MOLp®の活動を通して2018年グッドデザイン賞ベスト100、2018トレたま年間大賞(テレビ東京WBS)、Japan Branding Awards2021「Rising Stars」賞受賞。
アーティスト
藤幡正樹
アーティスト。80年代からメディア・アートの先駆者として活動。1996年には、日本人として初めてアルス・エレクトロニカ・ゴールデン・ニカ賞を受賞するなど、受賞多数。1989年より、慶應義塾大学にて、1998年からは東京藝術大学で教鞭をとり、2005年同大学大学院映像研究科の設立に貢献。2022年に柳井イニシアティブと全米日系博物館(JANM)との共催にて、日系人の強制収容をテーマとした「BeHere / 1942」展を実現。
PITCH-ピッチセッション
株式会社マルイチ (Webサイト:http://kk-maruichi.co.jp/)
プラスチック資源と私たちの関係性を考えるコミュニティの始動にあたって、MTRLでは「Resource quiz box 」というプラスチックの資源循環の具体的なアクションを実践・考えるためのプロダクトを開発しました。
「Resource quiz box-クイズ!プラスチック資源箱-」は、プラスチック資源を楽しく分別することを目指して制作された資源箱です。この資源箱にプラスチック資源を分別して捨てると、プラスチックの分別方法や社会的な課題に関する問題が出題されます。クイズを通してゲーム感覚で分別ルールを楽しく学び、プラスチックリサイクルへの意識を高めることができます。ごみ箱型の筐体も、リサイクル可能な資源であるダンボールだけで制作されました。「学び」という発見の中から、プラスチック資源との理想の向き合い方を考えるきっかけを創出します。
主催
株式会社ロフトワークのMTRL事業部は、東京と京都に展開する、「素材」をテーマとしたクリエイティブプラットフォーム。日々行われるイベントやプロジェクトを通して、クリエイターが実際に素材に「触れ」インスピレーションを得ることで、新たなクリエイティブが生まれる場を目指しています。
https://mtrl.com/
からの記事と詳細 ( プラスチックごみの分別のデザインを通じて、私たちとごみの関係を考えるイベントシリーズをスタート ... - PR TIMES )
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