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Monday, October 16, 2023

瀬戸内に浮かぶ離島で漂着ごみを回収 香川・岡山両県民が協力:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

 香川県丸亀市の離島、手島で15日、岡山、香川両県の約170人が海岸に漂着したごみの回収をした。島では山陽学園中・高校(岡山市)の生徒たちが回収活動を続けており、今回は香川県側の住民らも初めて参加した。

 山陽学園中・高校の地歴部は、調査の結果、島の北側の海岸のごみが、岡山側から高梁川を経て瀬戸内海に流れ出したことがわかったとして、中国銀行の支援を受け、2015年ごろから毎年数回、島でごみの回収活動を続けてきた。

 今回の回収活動は、一般社団法人「みんなでびぜん」(岡山県備前市)が日本財団の助成を受けて主催。島の活性化に取り組んできた丸亀市を拠点とする団体「四国夢中人」など香川県側にも参加を呼びかけた。

 この日、参加者は、岡山側の約120人が児島観光港(倉敷市)から、香川側の約50人は丸亀港から、それぞれチャーター船で島の西側の海岸に上陸。漂着したペットボトルや空き缶、漁具などを拾い集めた。もう1隻チャーターされたフェリーには、丸亀市のごみ収集車3台が積まれ、集められたごみ約2トンは、参加者がリレーして収集車に搬入された。

 山陽学園高2年で地歴部長の福原琉奈さん(16)は「これまでは漁船で20人ぐらいで来ていたので、多くの人がごみを集めるのを見ると、やりがいを感じた」と話した。

 20人が暮らす手島の吉田文二・自治会長(73)は「ごみは島外から流れ着いたもので、この海岸のように島民が来るのが難しく、目に付きにくい場所にある。これほど多くの人たちが来てくれて、うれしく思う」と話した。(福家司)

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