高レベル放射性廃棄物「核のごみ」の最終処分場の選定を巡り、静岡県の川勝平太知事は24日、東京都の南東約2000キロにある日本最東端の南鳥島を候補地として検討するよう、小池百合子都知事に提案した。都道府県会館(東京)で開かれた関東地方知事会議の場での発言。小池知事は「まず国でしっかりと対応すると考えている」と述べるにとどめた。
川勝知事は対談した地質学者、平朝彦・東海大海洋研究所長の見解として「南鳥島は地球上で最も地質が安定している」と説明。「小池知事さんにおきましては、(候補地として)念頭に置いていただきたい」と述べた。
対談を掲載した静岡県の総合情報誌「ふじのくに」によると、平所長は「南鳥島は太平洋プレート上にある唯一の日本の領土。地震、火山活動がまず起きない。最適な核廃棄物処理方法だ」と語った。
政府は、原発の使用済み核燃料から出る核のごみを地下深くに埋める地層処分を計画し、北海道の二つの町村で調査を進めている。
南鳥島は小笠原村の一部で皇居ほどの広さ。防衛省や国土交通省の職員が駐在している。(三宅千智)
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