堀川勝元
体が不自由な高齢者の世帯などを対象に、ふた付きの容器に専用のシールを貼れば、いつでも集積所に出せる制度を東京都多摩市が始めた。多摩市は高齢化が進む多摩ニュータウンを抱え、本人の代わりにごみを出す別居家族らの負担を軽減する狙いがあるという。
市によると、市域の6割を占める多摩ニュータウンでは、エレベーターのない団地の上層階に住んでいて自分ではごみ出しができない高齢者が少なくない。
市はこれまで一部の高齢者や身体障害者だけの世帯などについて、粗大ごみを運ぶサービスを提供していた。ただ通常のごみ出しを支援する仕組みはなく、高齢世帯を支える近隣家族から「仕事の都合で収集日の朝に手伝うのは難しい」などの声が上がっていた。
対象は要介護や要支援認定を受けている65歳以上の高齢者のみの世帯や、身体障害者手帳の交付を受けている人だけの世帯など。シールは、資源ごみの選別施設「エコプラザ多摩」に申請すればもらえる。出したごみは通常の収集日に回収される。同様の制度は、近隣では日野市や稲城市でも実施している。(堀川勝元)
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