ごみ収集の有料化を検討していた福島市の木幡浩市長は、1日始まった定例の市議会で、当面、有料化を見送る方針を明らかにしました。
廃棄物問題を扱う福島市の審議会はことし2月、ごみの削減のため、収集の有料化を進めるべきだとする意見書を提出し、木幡市長は3月の定例市議会までに方針を決めるとしていました。
木幡市長は1日始まった定例市議会で、「物価高騰などの情勢を鑑み、慎重に判断すべきとの審議会の意見を踏まえ、当面、導入を見送る」と述べ、有料化を見送る方針を明らかにしました。
その上で「創意工夫をしながらごみの減量化のさらなる推進に努め、平行して審議会とともに有料化に関する検討を進めていく」と述べ、将来的な有料化には含みを残しました。
福島市は、1人あたりのごみの排出量が都道府県別で全国で2番目に多い福島県の中でも排出量が多くなっています。
廃棄物問題を扱う市の審議会の会長で、ごみ問題に詳しい福島大学の樋口良之教授は、経済の状況が落ち着いたら再び有料化について議論していく必要があるとした上で「私たちがごみを減らす努力をすれば、この議論をしなくて済む可能性もある。有料化の議論をきっかけに生活習慣を見直してほしい」と話しました。
からの記事と詳細 ( 福島市の木幡市長“ごみ収集の有料化 当面見送る方針”|NHK 福島県のニュース - nhk.or.jp )
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