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Sunday, March 26, 2023

滋賀:ごみ分別誤ると火災の元:地域ニュース : 読売新聞 - 読売新聞オンライン

 大津市のごみ処理施設や委託業者の収集車で、ガスが残ったスプレー缶やリチウムイオン電池内蔵のモバイルバッテリーなどが原因とされる火災が相次いでいる。市は適正なごみの分別・排出を呼びかけている。

 2月10日午後1時頃、同市膳所上別保町の環境美化センターのリサイクル施設で、ごみをためるピット内から出火。5時間半にわたって燃え、ごみ処理がストップする事態となった。焼け跡から、焦げた携帯電話やスプレー缶が出てきた。缶に残っていた可燃性のガスや携帯電話に内蔵されたリチウムイオン電池に圧力がかかり、発火した可能性があるという。

 市によると、昨年10~11月、「燃やせないごみ」を集めるごみ収集車で、モバイルバッテリーやスプレー缶、ガスライターが原因とみられる火災や発煙が4件発生。うち1件は、車両に穴を開けて発火物を取り出さざるを得ず、廃車になった。市によると、「燃やせないごみ」の収集車の火災は2019年度に4件、20年度に3件、21年度に1件起きている。

 大津市では、スプレー缶は使い切り、穴を開けずに「かんの日」に、使い捨てライターは使い切ったうえで「燃やせるごみの日」に出す規定。リチウムイオン電池内蔵の小型家電は、電器店や販売店にある回収箱に出すよう求めている。

 市はごみの分別や排出方法を、携帯電話のアプリ「分けなび」や、市外からの転入時に配布するガイドブックで周知している。担当者は「施設や車両の火災は危険で、円滑なごみ処理を妨げる」として、市民に協力を呼びかけている。

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