千葉県内の浜辺清掃に、地域スポーツチームと触れ合うなどの楽しみの要素を織り交ぜたイベントを展開する「ごみ拾いクラブチーム ちばうみびと」が今春発足した。
日本財団が進める海洋ごみ削減プロジェクト「チェンジ・フォー・ザ・ブルー」の県実行委員会(事務局・千葉テレビ)が立ち上げた。昨年九〜十一月、実行委に参加する県内企業や団体、大学などに所属し、ボランティアなどで清掃活動に取り組んでいる代表者二十人が計五回のミーティングを重ね、多くの人がごみ拾いに参加しやすい仕組みづくりについてアイデアを出し合った。その中で、競技者や観戦者、クラブチームなどスポーツに関わる人を巻き込みながら交流の場をつくる計画が練られた。
年明けの二月十一日、県を拠点に活動するラグビーのクラブチーム「ビッグブルーズ」の選手を招き、千葉市美浜区の「幕張の浜」で試験的イベント「ちばうみびと大作戦」を開催。参加者二百五十人が選手とともにペットボトルや漂流ごみなど計百三十袋分を集めたほか、浜辺でラグビーのパス回しを体験するなどして交流を楽しんだ。
県実行委は「スポーツチームとのコラボで連帯感を創出できた」と手応えを語った。二〇二三年度は、多くの競技がシーズンオフとなる冬季などに年二回、同様のイベントを開く予定。「さまざまなチームに参加してもらい仲間を集めていきたい」としている。(中谷秀樹)
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