2022年11月29日20時30分
【バンコク時事】タイ中部チョンブリ県の海岸で死んでいた絶滅危惧種アオウミガメの胃腸から、食べた餌やプラスチックなどのごみが2キロ以上詰まっているのが見つかった。ごみで胃腸が機能しなくなったのが死因とみられている。
アオウミガメは体重100キロ、体長96.5センチで推定20歳。27日に海岸に打ち上げられているのが発見された。解剖の結果、胃腸から海藻などの餌に加え、漁網やくぎ、針、ナイロンのひもなどが出てきた。
調査した海軍ウミガメ保護センターは「大量にのみ込んだ海洋ごみで胃腸が詰まり、餌が消化されなかったのが死につながったのは明白」と指摘している。同センターによると、死んだり傷ついたりして今年搬送されたカメなどの海洋生物のうち、6割はごみの被害を受けていた。
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