石油価格の高騰などを受け、今年度に入り少なくとも県内の２３の市町村でごみ袋の販売価格が値上がりしたことが分かりました。
一部の市と村は、ごみ袋の販売価格を据え置くため、製造業者などの支援に乗り出しています。
ＮＨＫが県内の各市町村などに取材したところ、今年度に入り、ごみ袋の販売価格が値上がりしたのは、一部の地域にとどまっている長野市や松本市も含め、合わせて２３の市町村に上っています。
ごみ袋の値上がりは、原材料となる石油価格の高騰などが原因で、値上げ幅は地域や小売店によって異なりますが、中には２０％以上値上がりした自治体もあります。
こうした中、ごみ袋の販売価格を据え置くため、５つの市と村は、独自に製造業者などの支援に乗り出しています。
このうち、飯田市はことし１０月から市の手数料を除いたごみ袋の販売価格が５０％上がると見込まれたことから、市内の２つの製造業者に対し、来年３月末までの半年間、合わせて１３００万円余りの補助を行い、販売価格を据え置くことにしています。
飯田市環境課の岩崎克幸課長は「物価高のなかでもごみ袋の価格は市民生活に直結する。少しでも市民の助けになってほしい」と話しています。
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