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Monday, January 31, 2022

ごみ収集継続へ 清掃事務所のBCPを見直し 東京 江戸川区|NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB

感染力が強いオミクロン株が広がり、社会機能をどう維持していくのか。
東京・江戸川区の清掃事務所では、感染して出勤できなくなる職員が出てきていて、ごみ収集を途切れさせないために、BCP=事業継続計画を見直すなど、対応に追われています。

東京・江戸川区にある2つの清掃事務所では、今月、職員6人が新型コロナウイルスに感染し、同じ収集車に乗っていた職員も接触者として念のため休ませるなど、影響が出ています。
区はこれ以上、感染が拡大しても、ごみの収集を途切れさせないよう、BCP=事業継続計画の見直しを進めています。
具体的には、清掃事務所の1か所でクラスターが発生し、収集が難しくなった場合、ほかの事務所から応援職員を派遣し、カバーすることにしました。
どの車を応援に向かわせるかなど、具体的な手順の確認を行うとともに、事務所ごとの収集ルートや、注意事項が書かれた地図を事前に交換し、準備を急いでいます。
ごみの収集の際には、マスクやティッシュ、使用済みの検査キットが混ざっていることもあり、感染対策を徹底しながら対応にあたっているほか、収集車には3人が横並びで乗り込むので、どうしても密になってしまうため、冬でも窓をほぼ全開にしています。
江戸川区環境部の加山均参事は「オミクロン株の広がりで、世界では清掃事業が止まり、町が汚染されたケースが出た。清掃事業は、毎日、作業を確実に終えて、翌日につなげていかなければならない区民生活に密着した仕事で、こうした状況でも、何が何でも続けていくことが求められる。町の衛生を守るために強い使命感で収集にあたっていきたい」と話しています。

第5波が広がった去年8月には、東京・台東区で清掃事務所の職員19人が新型コロナウイルスに感染し、ほかにも29人が自宅待機になり、2週間、燃やさないごみの収集を休止せざるを得なくなりました。
その後、保健所の指導なども受けて感染対策を徹底してきましたが、オミクロン株が広がるなか、今月ふたたび清掃事務所の職員3人の感染が判明し、区は危機感を強めています。
マスクを外すことでリスクが高まる作業後の入浴では、密にならないように、浴場に人数制限を設けるなど、さらに対策を強化することになりました。
台東清掃事務所の曲山裕通所長は「オミクロン株の感染急拡大に驚くとともに、いつ職員が感染しても不思議ではない、どこからくるか分からないという怖さを感じている。区民の日常生活に密接に関わる業務なので、ごみ収集を止めるということは食い止めなければならず、改めて対策をきちんと行っていきたい」と話しています。

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