テレQ(TVQ九州放送)
中嶋空アナウンサー: そろそろ大掃除の計画を立てている方も多いと思います。こちらは2019年度の 北九州市の家庭ごみの収集量ですが、やはり大掃除で多くのごみを捨てるため12月は1年で一番多くなっています。そこで12月6日のの特捜Qチームは「大掃除シーズン目前正しいごみの捨て方とは?」 ここは北九州市のプラスチックリサイクル工場。北九州市内のプラごみすべてがここに集まってきます。その量は年間約8000トン。集められたプラごみは機械で袋を破り、人の手で資源化できるものとできないものに選別されます。しかし、中には危険なものが混ざっています。 日本資源流通 プラスチック事業部 森崎真光さん: こういった電池や(掃除機用)バッテリーあと最近多いのは、こういった電子タバコ、こういったものがよく流れてきますね。これらはちょっとした刺激で発火する危険があるんですよ。なので工場が火事になったり大変危険なものです。 電池には絶縁シートがありプラスとマイナスがくっつかないようになっていますが、外から強い力が加わると絶縁シートが破れショートしてしまいます。こちらの実験。電池に外から力が加わるとしばらくして発火します。先程の話にもあったようにプラごみの選別場が火事になったこともあるほど危険なんです。 日本資源流通 プラスチック事業部 森崎真光さん: (電子タバコ)のようなものは外観はプラスチックでできているので、プラスチック製容器用の袋に入れる方が多いのかなと思うが入れないでほしいですね。 北九州市内で電池をどのように捨てるか聞いたところ・・・ 北九州市民: *缶(ゴミ)!燃えるゴミで捨てていいんですか? 北九州市民: 缶と一緒に捨てます。同じです。廃品回収に捨てます。分別して捨てます。 岳田記者: 正解は燃えるゴミ。 北九州市民: へぇ~ 北九州市では、燃えるゴミとして捨てるのが正解なんです。電極同士がくっつき 発火する危険もあるのでセロテープなどで貼ってください。 木戸アナ: あんなに発火するのはこわい。電池はどのごみに分別されるか分からない方も多いのでは? 中嶋アナ: 電池は、リサイクルのため大手家電量販店などの回収ボックスに入れるのが望ましいです。さらにごみとして出す場合も自治体によって異なります。北九州市では可燃ごみですが福岡市は不燃ゴミ、久留米市は缶やガラスなどと一緒に資源ごみの日に出します。これは、自治体によって焼却工場の仕様が違うためこうしたバラツキが出ます。この機会に確認してください。他にも注意したい捨て方を聞いてきました。 北九州市の可燃物を処理する焼却工場です。 北九州市環境社会推進部 末吉明係長: 使用したマスクやティッシュを家庭ごみで出す際、収集運搬の業者さんの安全を守るためにきっちりくくって出していただきたい。 マスクやティッシュペーパーなどは比較的小さいため、回収する際にゴミ袋の隙間から出てしまうことが多いそうです。感染防止のためマスクなどを捨てる時は、別の小さな袋に入れ空気を抜いてから捨てることを北九州市は推奨しています。自治体によっては木の枝などゴミ袋に入らない長いものは回収しないところとこのように貼りつれば回収する市町村もあります。大掃除のシーズンを迎えますが、大前提として私たちが気をつけることはごみを減らすことです。 北九州市立大学 マネジメント研究科 松永裕己教授: ごみが減らないとまず燃やされてそこから出てきた灰は全部埋め立て処分場に行きます。新しく作ろうと思うとまた海を埋め立てないといけない、たぶんそこが一番の課題です。 まず、1人1人ができることとは? 北九州市立大学 マネジメント研究科 松永裕己教授: 問題は家庭ごみの中の半分ぐらいは生ごみなんですよ。生ごみの中に水分がたくさん含まれているので、水が含まれるとなかなか燃えなくて、燃料を使わないといけない。そうするとエネルギーも無駄ですし、CO2もたくさん出ますので、まずは水を切るということでしょうね。 木戸アナ: 当然、ごみを減らすことも大事で、特に生ごみ自体もそうだし水分を切ることですね。 中嶋アナ: はい。そのほかに食品ロスを減らすことも重要です。今回、主に取材した北九州市では、期限切れで処分される商品を減らそうと、購入した商品の割引シールを貼って送ると、賞品が当たるキャンペーンも12月15日まで実施しているんですよ。 では まとめです。正しい ごみの捨て方は、電池は回収ボックスか電極にシールを貼って捨てる。マスクは小さい袋にまとめて入れて、回収の際に指定ごみ袋から 出ないようにする。ことが分かりました。
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