
東京の公益社団法人「小さな親切」運動本部は25日、捨てられて衰弱した子猫を保護して世話し、飼い主探しに尽力したり、野良猫の不妊・去勢手術につなげたなどとして、沖縄県の沖縄市諸見里自治会の知念花代子会長と書記の日向孝子さんに「『小さな親切』実行章」を贈った。 一昨年、地域の子どもたちが痩せこけたオスの子猫を自治会事務所に連れてきた。知念さんらは動物病院に連れて行き、子猫は一命を取り留めた。諸見里地域は以前、ヤマモモの産地として知られたことから、知念さんらは子猫に「もも」と名付け、自治会事務所で飼い始めた。子猫は目が見えないものの順調に回復、今では地域の子どもたちや高齢者にもかわいがられている。事務所が休みの日も知念さんと日向さんが交代で餌をあげているという。 今年4月には事務所の駐車場に子猫4匹が捨てられているのを知念さんが発見。ごみ袋の中の発泡スチロールケースで、氷水に漬かった状態だったという。2匹は死んでしまったが、生き残った2匹を約2カ月間世話し、飼い主を見つけて渡した。 また、公益財団法人どうぶつ基金の「さくらねこ無料不妊手術事業」を活用して市が自治会に配布しているチケットを使い、この2年間で約20匹の野良猫を不妊・去勢手術につなげた。知念さん、日向さんは自宅でも野良猫を引き取り、飼っているという。 2人の活動について市民から連絡を受けた、同本部の活動にボランティアで関わる行政書士の仲村正樹さん(71)=浦添市=が本部に申請し、今回の表彰となった。同日、仲村さんが自治会事務所を訪ねて「『小さな親切』実行章」を手渡した。 急用で欠席した日向さんの分も受け取った知念さんは、「ももが地域の猫として、これからもかわいがってもらえたらうれしい」と話した。仲村さんは「できる限り活動を続けてほしい」と激励した。
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