2021年5月31日 午後5時00分
住んでいる市町によってごみの分別区分が違うのはなぜ? 一般廃棄物処理法では、一般の家庭ごみの処理の担当は各市町の義務とされ、市町などが持つ処理施設の仕様や、利用する最終処分場の埋め立てなどの方法が異なるから―と福井県循環社会推進課は説明する。
各市町の処理施設によると、有害ガスの除去能力の違いや、高温焼却できるかどうかなどの違いがあるという。また、最終処分場の違いや埋め立て方法の差などでも分別方法が変わってくるとする。
■リチウム電池は注意、収集車内で発火恐れ
福井市環境政策課によると、ごみの分別で一番気をつけてほしいものの一つが「リチウムイオン電池」という。同市クリーンセンターは、スマートフォンやモバイルバッテリーの普及で身近になった一方、圧力が加わると発火するため、正しく回収されないと、ごみ収集車内や焼却施設内で発火する恐れがあるとしている。
また、同センターで燃やすごみの量は毎月約5千~6千トン(20年度)にもなるが、焼却後に炉内に残る陶器、ガラスなどの中で、特に金属類は「やっかいなものが多い」という。針金状の金属が絡まって焼却後のもえかすを仕分ける機械に絡まったり、機械を変形させてしまったりする恐れがあるためで、「職員が毎月、手作業でかき出している」と話す。燃え残る金属類は毎月約7トンになるという。
また残った化粧品などで、化粧品の成分によって燃やすと有害ガスが出る恐れがあるものもある。同センターでは「決まりに従って、分別できるごみは確実に分別に努めてほしい」と要望している。
からの記事と詳細 ( ポテチの袋は燃やせるゴミそれともプラごみ… 福井県の市町で分別区分に違い、なぜ - 福井新聞 )
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