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Friday, April 9, 2021

"プラごみ"集めて子どもが喜ぶ形に再利用…意外と身近な「SDGs」未来に資源を - FNNプライムオンライン

北海道文化放送

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 最近、耳にするようになった「SDGs」。持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標。なんだか難しそうですが、意外と身近にありました。

 4月7日から大丸札幌店で始まった「エコフリサイクルキャンペーン」。ここには不要になった服やバッグ、靴などが持ち込まれます。

 リユースされたりバイオエタノールなどに姿を変えて再利用されます。1点に付き1000円分の「ショッピングサポートチケット」ももらえます。 

 5年前から年に2回始めたところ、この店だけで4万点から5万3000点ものアイテムが集まりました。環境問題に取り組む機運が高まっています。

 そして今、世界的に問題になっているのが、環境に負荷をかける不要になったプラスチック製品です。

 市民:「私たちが子どもの頃にはこんなにプラスチック容器はなかった。孫がいるので未来を考えて再生できる容器のものを買うとか」

 環境省によると、日本の1人当たりの容器包装のプラスチックごみは、アメリカに次いで世界第2位。毎日使う洗剤の容器などもそのひとつです。

 客:「洗濯はすごくしています。一日3~4回は回します」

 客:「子どもが生まれてから(洗剤が)なくなるのが早い」 

 そこで、大手ドラッグストアの「サツドラ」で3月から始まったのが、洗剤などの日用品メーカー「P&G」の使用済み容器を回収して再生し、プラスチックごみを減らそうという取り組みです。

 「地球に敬意を払いたい」と2020年全道174店舗で初めて回収したところ、多くの容器が集まり、可愛らしい小さなバケツへ再生しました。

 2021年も続々と集まってくるプラスチック容器。店では意識の高まりを感じています。

 サツドラホールディングス 佐々木 明日翔さん:「昨年7月からレジ袋有料化が始まり、消費者に環境という意識が高まった。消費者の方が気軽に環境保全活動に参加できる機会が求められているようになってきている」

 参加は簡単です。使い終えた容器を回収BOXに入れるだけ。P&G製品を購入してLINEで応募すると、EZOポイントやコンサドーレ選手のサイン入りのオリジナル製品が抽選で手に入るチャンスも。

 2021年はこの企画に、サッカーJ1北海道コンサドーレ札幌が参加。プラスチック容器は子どもたちが喜ぶ形になります。

 北海道コンサドーレ札幌 河合 竜二 CRC:「P&Gの洗剤などの使い終わった空容器がフライングディスクに生まれ変わります。それをコンサドーレの地域貢献活動を通じて全道の小学校に寄贈します。こういった取り組みをきっかけに、サポーターの皆さんも一緒に地球にいいこと始めよう」

 不要な容器は大切な資源。未来を担う子どもたちにできること、始めてみませんか?

 大丸札幌店の回収は4月7日から13日まで。サツドラは4月いっぱいまでです。

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からの記事と詳細 ( "プラごみ"集めて子どもが喜ぶ形に再利用…意外と身近な「SDGs」未来に資源を - FNNプライムオンライン )
https://www.fnn.jp/articles/-/167716

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