米Microsoftは2月24日(現地時間)、Webブラウザから使用するワープロ「Word for the web」に、文書を自動的にPowerPointスライドに変換する機能を追加したと発表した。現在のところ、この機能はごく一部のユーザーしか使えないが、近いうちに「Office Insider」に参加しているユーザー全員が利用できるようにするとしている。
この機能は、Word for the webで開いたWordファイルをクラウドのAIで解析し、文章の要約部分からスライドに入れる文字を抽出してレイアウトするというもの。将来は必要に応じて画像やアイコン、動画の挿入、そしてフォントの使い分けにも対応する予定だ。
この機能を利用するには変換したいWordファイルを開いて、「File」(ファイル)メニューの「Transform」(変換)をクリックし、右側に現れる「Transform to PowerPoint presentation」(PowerPointプレゼンテーションに変換)をクリックする。その後に現れる画面で、スライドのデザインテーマを選択すれば、変換が始まる。変換完了後に「Open Presentation」(プレゼンテーションを開く)をクリックすれば、変換結果を「PowerPoint for the web」で確認できる。変換結果のファイルはOneDriveのルートフォルダに自動的に保存する。
現在のところこの機能は、英語で書かれた文書にしか対応しない。そして、「Internet Explorer」とAppleの「Safari」ブラウザでは使用できない。
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