岐阜市、羽島市、羽島郡２町で構成する岐阜羽島衛生施設組合は１９日、羽島市福寿町平方に建設する次期ごみ処理施設の稼働開始を、基本計画から１年前倒しし、２０２７年度とする方針を明らかにした。羽島市が２１年度中に終える予定だった都市計画変更の手続きが、本年度末に完了する見通しとなったため。管理者の柴橋正直岐阜市長は「一日も早い稼働開始を目指して取り組む」と述べた。
岐阜市役所で同日開かれた組合議会で、柴橋市長が説明した。組合は今年８月に羽島市平方第二土地区画整理組合との間で用地取得に関する覚書を締結し、既に不動産鑑定士による鑑定評価に入った。加えて、組合は昨年度に実施したＰＦＩ等導入可能性調査の結果、コスト削減などの利点がある、民間事業者に施設の設計から建設、運営までを一括委託するＤＢＯ方式で推進することを決めており、仕様書に相当する要求水準書の作成などの手続きも２１年度内から本年度内に前倒しできる見通しとなった。
組合は早ければ２１年度にも事業者選定に入る方針。副管理者の松井聡羽島市長は「事業に対する市民の理解がスピードアップにつながった。より一層、迅速に進めたい」と述べた。
次期施設を巡っては、約１０年にわたり用地選定が難航。１６年に建設地が決まったが、岐阜市境川の施設は同年に稼働を停止。施設を持たない羽島市と羽島郡２町は処理を県外の業者に委託し、岐阜市南部は市内の他の施設で処理している。
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October 19, 2020 at 04:52PM
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岐阜、羽島郡市次期ごみ処理施設 ２７年度に稼働前倒し - 岐阜新聞
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