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Saturday, September 5, 2020

太平洋や日本海、瀬戸内海より10倍も多い「プラごみ」…排出規制を考える時 - 読売新聞

 プラごみが砕けて5ミリ以下のMPに至る過程を知るにつけ、「自然っていやらしい」と思います。

 例えば、ポリ袋やペットボトルが路上に捨てられ、河川から海に出ます。それから、何日くらい海岸にとどまると思います?

 海岸に落ちているプラごみに数字を書き込み、3年半も追跡調査した研究者がいます。その調査結果によると、およそ半年です。いったん海岸から離れかけても、何度も波が押し戻すんです。

 プラスチックの強度は半年で半分に落ちると言われています。その間、紫外線にさらされ、波に洗われ、気温の変化などで傷んだプラごみは、急速に劣化が進み、さらに細かく砕けていきます。

 最終的にMPになるまでの時間はよく分かりません。ただ、さらに細かくなると、MPは浮力を失って沈み、海中の深いところを漂います。自然自身が、有害なプラごみを育んでいるようなものです。いやらしいと思いませんか?

 世界で年間数百万トンのプラごみが海に出ていますが、行方はほとんど分かりません。いわゆる「ミッシング(行方不明の)プラスチック」です。それを追いかけるのが僕らの仕事です。

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September 05, 2020 at 05:06PM
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