環境に負荷となるプラスチックごみの削減に取り組む企業が増えている。ペットボトル飲料のラベルをなくし、化粧品もエコ容器が浸透。日常の手間も省けて環境に優しい取り組みもできると、消費者も支持している。
水やお茶が入ったペットボトル。商品名や原材料が書かれたフィルム状のラベルはなく、すっきりした見た目だ。
アサヒ飲料(東京)は二〇一八年から、一部飲料を「ラベルレス」にした。「ラベルって要らないのでは?」との社員の声をきっかけに取り組みを開始。最初はインターネット通販のアマゾン限定で「おいしい水 天然水」を発売。担当する飯島宙子さん(50)は「飲む機会も箱買い需要も多く、中身が分かっている商品から始めた」と話す。
原材料情報などは箱に記載し、明記が必要なリサイクルマークはシールで対応。発売すると、捨てる際に分別する手間も減ったと歓迎の声が殺到。「家族ははがしてくれず全部私がやっていた。こんな商品を待っていた」との感想も届き、「“名もなき家事”の負担も減らせた、とうれしかった」と飯島さん。対象商品も「六条麦茶」など五種に拡大した。
業界団体のデータを基にしたアサヒの試算では、四人家族が一年間に消費するペットボトルは約八百本(六百ミリリットル換算)。全てラベルレスだと約一八一・六メートル分のラベルが減るという。
肌を保湿するクリーム。空になった容器の底を押すと内側だけポコッと外れ、新しいクリームが入った容器に簡単に詰め替えられた。
アテニア(横浜市)は一九九〇年代後半から、化粧水やクレンジングオイルなどの主力商品で、中身だけ詰め替えられる容器を採用してきた。クリームも高級感のある外側はそのままに、中身だけ繰り返し入れ替えられる。斎藤智子社長(45)は「容器を捨てる時に罪悪感を感じるとの声があった。それを小さな満足感や幸せに変えたかった」と話す。
容器は親指で楽に押し上げられるなど使いやすさにも配慮。同じ商品を使い続けるきっかけにもなり、顧客の七割超がエコ容器を選択するという。
「新しいことを始めて楽しいという実感を持てれば、環境への配慮も続けることができる」と斎藤社長は力を込める。
◆内閣府調査、9割「関心」
プラスチックごみ問題について、内閣府が昨年8〜9月に18歳以上の3000人に実施した調査(回収率約56%)によると、「非常に」(33.5%)、「ある程度」(55.5%)を合わせ9割が「関心がある」と回答した。
プラスチックを使った商品やサービスの中で過剰だと思うもの(複数回答)に関しては「お弁当で使う使い捨て小分け用容器や飾り」(50.3%)、「レジ袋」(50.1%)、「通販などで使用される包装、緩衝材」(45.8%)などが多く、「ペットボトルのラベル」も34.7%あった。
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February 25, 2020 at 12:03PM
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