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４月からＮＰＯ法人が運営を引き継ぐクルクル工房＝桑名市江場で |
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二〇一九年度末の廃止がすでに決まっていた桑名市のリサイクル推進施設（江場）が、四月一日から、民間の手で引き続き運営されることになった。
古新聞やアルミ缶、布類、小型家電などが持ち込まれる同施設は「クルクル工房」の愛称で市民に親しまれている。市が年間約五百万円で私有地を借り、〇一年から運営してきたが、公共施設を減らす方針に基づき、借地契約が満了するタイミングでの廃止を決定。建物を解体して敷地を地権者に返還するとともに、回収施設としての機能を市清掃センター（東汰上）に移す方針をいったん固めた。
だが、市中心部に近い現在地での事業継続を望む声は多く、桑名地域でまちづくりなどに取り組むＮＰＯ法人「かけはし桑愛（そうあい）」が救いの手をさしのべた。建物と愛称、休館日はそのままに運営を継承する。
回収品目は透明、茶色以外の瓶が対象外となる一方、羽毛布団と一定の条件を満たしたダウンジャケットが新たに加わる。ＮＰＯは回収物を再資源化業者などに売却し、利益から借地料を支払う。市は、確保していた建物の解体予算約二千万円を不執行とし、市清掃センターへの機能移転も取りやめた。
ＮＰＯは四月以降、資源ごみなどの回収業務のほか、農家に呼び掛けて朝市を開いたり、まだ使える衣服を格安で提供したりして、施設の魅力を高めたい考え。
平野勲代表理事は「元公務員が中心となって発足した経緯から、行政の知識や資格を持つメンバーも多く、相続などの相談会も開ければ。喜んでもらえることは何でもやり、多くの人が気軽に集える場にしたい」と意気込んでいる。施設で働く作業員も募集している。
（谷村卓哉）
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February 17, 2020 at 12:09PM
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ＮＰＯ法人がごみ回収引き継ぐ 桑名市が廃止決定「クルクル工房」 - 中日新聞
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