イラストや音声でごみの分別を呼びかける新たなパネルが、廿日市市にある高速道路のサービスエリアに試験的に設置されています。
廿日市市にある山陽自動車道上り線の宮島サービスエリアでは、広島県や西日本高速道路中国支社などが、15日からおよそ1か月間、ごみの分別を呼びかけるパネルを既存の回収ボックスの上に試験的に設置しています。
パネルには、「かん・ビン・ペットボトルは右がわへ」などの文字が瀬戸内海のタコをイメージしたキャラクターのイラストや大きな矢印とともに記され、人が通るたびに「分別にご協力ください」などと音声で呼びかけます。
ペットボトルの投入口にはキャップやラベルを外して捨てる方法が英語や韓国語など多言語で表記されています。
西日本高速道路中国支社によりますと、県内のサービスエリアでは、外から持ち込まれたごみや分別されていないごみなどでごみ箱からあふれる事態が起きているということです。
福岡県から訪れていた30代の男性は「燃えるごみはこっちに捨てるんだなとすぐにわかりました。表示があった方が分別が進むと思います」と話していました。
県環境保全課の増田晶次さんは「今後の検証で効果が認められた場合は県内の市や町などに広く展開していきたい」と話していました。
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